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失敗の本質

書名:失敗の本質
出版社: 中央公論新社
発行日: 1991年8月1日
読了日:2023年1月2日
ページ数:413ページ

自己革新組織とは、環境に対して自らの目標と構造を主体的に変えることのできる組織

適応力のある組織は、環境を利用してたえず組織内に変異、緊張、危機感を発生させている。あるいはこの原則を、組織は進化するためには、それ自体をたえず不均衡状態にしておかなければならない、といってもよいだろう。

完全な均衡状態にあるということは、適応の最終状態であって組織の死を意味する。

適応は適応能力を締め出す


均衡がずれた組織では、組織の構成要素間の相互作用が活発になり、組織のなかに多様性が生み出される。

適応する事は非常に大切だけれども
それに甘んじていると、次の環境変化に適応できなくなってしまうという事ですね。

この”適応は適応能力を締め出す”という表現に
この本の全てが詰まっていると思いました。

変化に対して、人や組織は適応しようとするが
適応できた時(=目標達成・成功している時)こそ
気をつけなければいけない、戒めなければいけない

大事な事を学んだ一冊


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