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魂の男メシ リゾット編

【音声版】


待たせたな!
俺だ。

今日は、引きこもって自炊ばかりしている俺が、おすすめのレシピを紹介していくぜ。

料理は旨ければ何でも良い。見た目なんざただの飾りだ。そんな強い思いで、俺はいつも食材たちに向き合っている。

突然だが、アンタは白米か玄米どっちが好きだ?

ちなみに、俺は白米だ。

いつもなら「どっちもだ!」とドヤ顔で答える所だが、俺は自分に嘘はつきたくない。どう考えても白米のほうが好きだ。しかし、それでも俺はいつも白米ではなく玄米を食べる。

なぜかって?

俺はドMだからだ。っていうのは半分冗談半分本当だ。冗談ってのは玄米を食べるのは俺がMだからが理由ではないってことで、本当なのは俺はMだということだ。しかし、今回の俺のM論争は全く関係ない。すぐに忘れろ。白米と一緒に流し込んでくれや。玄米を日々食べる理由はただ1つ。

白米を最大限に楽しむためだ。


白米ってのは旨い。旨すぎる。だが、俺はある日思った。「こんなの毎日食うと頭が狂っちまう」ってな。旨いのに慣れる。慣れとは恐ろしいものだ。かつて人類史上最も狂った男はこんなことを言った。美人は3日で飽きる。だが、その気持ちは俺には全く分からない。美人を飽きるわけないだろと思ったさ。そして、なぜ分からないか考えてみたら、5秒で答えは出た。


俺の人生で美人が3日も隣にいたことなんてなかったからさ。

残酷な真実に気づいた俺は、涙ながらに白米を頬張ったさ。どんなに辛い日だろうと腹は空く。そして、白米を眺めながら思ったことがある。そう言えば、旨い白米を食べた日の感動を俺は忘れてしまったと。「白米はスイーツじゃねえか!」と思ったあの日が嘘のように、あの感動を俺は忘れていたんだ。

だから俺は決意した。
明日からは玄米を食べよう。

玄米も勿論最高だ。あの噛みごたえは白米にはどうしたって出せないし、栄養価も高い。だが、それでも純粋な味は白米が遥か上を行く。そして、毎日玄米ときどき白米。この生活をするだけで、俺の食の幸福度は一気に上がったんだ。たまに食べる白米の旨さたるや半端じゃないぜ。しばらく玄米生活を送った後、数カ月ぶりに白米を食べた際に思ったさ。「まるで白米だ!」ってね。白米はあくまで白米だ。ショートケーキとかに例える奴はどうかしてるぜ。

そして、また玄米を食べ続ける日々に戻った俺は、ある日リゾットが食べたいと思ったんだ。リゾットといや、実態はよく分からんが人気なのは知ってる謎の米料理だ。そして、恥ずかしながら俺は人生で一度もリゾットを食べたことがない。そして、その日は唐突にやって来た。

リゾート童貞ワイティー。
卒業の日だ。

1人で作ってる時点で「童貞を卒業した」と言えるのかは疑問だがな!童貞卒業ってのはあくまで共同作業だ。なら、俺がしたのはリゾットオ○ニーということになるのか?そんな一抹の不安を抱えながらリゾット作りに取り掛かることになっちまったぜ。ちなみに、以前にも料理noteを書いているので、ぜひそちらも見てくれ。


・きのこリゾット

□具材
玉ねぎ
ベーコン
しめじ
舞茸
ニンニク
生米 1合

□調味料
・チキンブイヨン(コンソメでも可)
・無塩バター 適当
・チーズ 適当
・塩胡椒 適当

□その他
・オリーブオイル 適当
・水 適当

今回はきのこリゾットだ。きのこにした理由は特にない。そこにたいそう立派なきのこがあったからだ。おっと下ネタじゃないぞ?あと「チキンブイヨンなんて家にないぜ!」って人は多いだろう。そりゃそうだ。かくいう俺もリゾットを作るまでチキンブイヨンなんて聞いたこともなかったさ。だから、コンソメでも代用可能だ。しかし、コンソメは塩が入ってるから分量には気をつけてくれ。あんまり塩っぱくなると大変だ。塩味は後から足せるからはじめは薄味にしとくのも悪くないぜ。そして、この材料を見ると「適当ばっかりじゃねえか!」と思うかもしれない。だが、料理なんて適当にやってナンボさ。鼻ほじりながら、時にケツを掻いてやるくらいが丁度良い。だが、手を洗うのは忘れるなよ!

それじゃあ具材切って炒めていこう。

①ベーコン、玉ねぎ、ニンニクをみじん切りにする
②しめじ、舞茸を手で適当に割く
③鍋にオリーブオイルをひき、塩胡椒をかけて①を炒める
④③がある程度炒まったら、②も加えて炒める
⑤生米を入れて、米にオイルを馴染ませる

きのこに包丁なんていらない。これは古来より幾人ものきのこ職人たちが言ってきたことだ。手で割いてやれ。きのこに包丁を使うような男が、女性を優しく扱えるわけがない。世の女性たちよ。男がどのようにきのこを弄くり回すのかきちんと確認するんだ。おっと、繰り返すが下ネタじゃないぞ?

玉ねぎ・ベーコン・しめじ・舞茸を炒めた後は、米に炒めたオイルをまとわせるんだ。生米は洗わずに鍋に入れろ。これが最大のポイントだ。米って洗うだろ?そして、米は最初の水を一番多く吸うんだよ。乾いたスポンジと同じさ。だから、米を洗ってしまったら、水を吸った状態になっちまう。それじゃダメだ。鍋には具材たちの旨味が移ったオイルがヌルヌルなわけさ。そいつを生米に最大限吸わせるのが大切なことさ。

さて、それじゃあ次は米を炊いていくぞ。

⑥適当にチキンブイヨンを温める(コンソメ汁でも可)
⑦⑥を鍋にぶち込む
⑧沸騰したら弱火にして、15分ほど蓋をして待機
⑨米が適当な硬さになれば、チーズをぶち込んで混ぜる

「チキンブイヨンなんてないわよ」というアンタは、コンソメをお湯に溶かしたもので代用してくれ。コンソメは塩っ気が強いから、入れすぎには注意してくれよな。塩なんてのは後からでも足せるんだ。だから、気持ち薄めにしても良いかもしれない。そして、ここまでの説明できっとアンタはこう思ってるはずだ。「丁度良い分量を教えてほしい」とな。

甘えるんじゃねえよ!

分量なんて俺は測らねえ。
己の勘しか信じねえ。


適当こそが最適なのさ。


それじゃ完成だ。
俺の魂のリゾットだ。

鶏とブロッコリーはオマケよ


リゾットは旨い。トロトロで最高だぜ。リゾットと言えば、小学生の時にコロコロコミックで読んだ漫画コロッケ!に登場したリゾットというキャラを思い出すぜ。

あのリゾットはとにかくイケメンだった。
そして、リゾットを食べる俺も勿論男前さ(白目)

・・・・・


それじゃあ次の男メシでまた会おう!

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