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欧米人の為のシャネル

こんにちは。

今日は売りたくないものをご紹介。

10年ほど前、アメリカのアンティークショップで1940年代頃のシャネルを見かけました。

それが今回紹介したい、

❛❛ADAPTATION CHANEL❜❜

洋服好きなので見かけたとき、個人的に惹かれましたが。。。

お高くて所有をしたいなんて考えもしませんでした。

このADAPTATIONが付くシャネルは、1930~40年代の戦後直後までにココシャネルのライセンスでアメリカ人用に作られたものになります。

アメリカの企業がココシャネル許可のもと、国内の百貨店へ卸すように製作。

今では普通の事ですが、この当時はシャネル含む高級ブティックは裕福なお嬢様や紳士の為に仕立てることが多い時代。

色んなブランドが増えたこと、戦争が人々を貧困にしたことによりさまざまなブティックも苦しくなっていきます。

その当時からこだわりの強かったシャネルは生産数を制限し、素材も自身が納得するものでという事を引き換えにライセンスの許可をしたとのこと。

※様々な説ありです。

でもブランドイメージを保つ。とはこういったことだなと。

苦しいからこそこだわりを捨てたらいけないのかもしれません。

だからこそ、今もシャネルは永遠に人々のの憧れなのかもしれないですよね。

今回この子に出会えたのは、連絡を取ってるバイヤーさんから、

倒産するブティックのオーナーが持ってるシャネルがあなたには必要だろうという連絡の元、買うことに。。

アメリカ人って何なんでしょうね。

買いますか?じゃなくて、あなたには必要だと。

そのオーナーの母親が実際着て大切にしていたもののようです。

正直このタイミングで買うのかとかなり悩みましたが、、、デザインもココシャネルの得意とするシルエットだしと思い奮発購入。

でも買ってよかったと思っています。

人気の80年代頃のシャネルより、本人が生存していた時代が好き。

今のファッションビジネスは個人的に疲れてしまっていて、昔のものに触れるとそうだよねと思う事が多いです。

ライバルというのが多すぎるんだと思いますが、高く見せるのも安く見せるのも自分次第。

それは古着やヴィンテージの世界も同様かと。

1930年代頃のシャネルはもう気づいていたんだろうと、素材を触ってそう思います。

シャネルの販売はしてないですが、その時代を乗り越えてきたアイテムをぜひオンラインショップにてご覧くださいませ。

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