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テント泊しながら自転車で400km走ってみて気づいた30くらいのこと

ちょっと用事があるので、福岡まで来ました。

時間に余裕があるので、自転車で行ってみようかと思い、自転車で400km走りました。

しんどかったです(笑)今のところ、2度とやりません。

やってみたいと思ったことをやってみたいタチで、なんだかしんどそうなことに挑戦してみたい性分だから、一度やっておけば満足してしまいます。

今「やりたい」と思ったからやるし、次の「やりたい」はもう2度とこないかもしれないので、まだ朝夜はかなり冷えるかなと思って寝袋も新調しました。(これが大きな間違いではありました…)

今回は自転車旅の持ち物や注意点などを中心に、気づいた「30くらいのこと」を書いていきます。

自転車旅をしてみたい人、一人旅が好きな人、新しい挑戦がしてみたい人が、もしも自転車旅をする際に考えるきっかけになると嬉しいです。

最後にかかった金額も記載しています。

前提:旅の計画

だいたい瀬戸内から出発で、約400km。

自転車なら1日100kmちょいは行けそうなので、4日あればつけそうです。

初日→〜東広島(120km)
2日目→東広島〜周南(120km)
3日目→周南〜下関(115km)
4日目→下関〜博多(80km)

実際の旅路

途中道を間違えてたり、ちょっと高低差の少なそうな道を選んだりもしたので距離が延びましたが、ほぼイメージどおりの滞在場所、期間で進めました。

4日間非常にいい天気で、天候が崩れることがなかったのも大きかったです。

①自転車編

自転車の事前メンテナンスをしよう

結論からいうと、この旅で3回パンクしました。 

1回目が後輪のチューブに穴
2回目が後輪のタイヤに穴
3回目が前輪のチューブ、タイヤどちらともに穴

といった感じです。

7年目の自転車で、これまで一度もタイヤ交換をしてきませんでした。

タイヤがもう磨り減っていて、デコボコがないことにも気づかず、亀裂が入ってることにも気づかずでした。

そりゃあ長距離、パンクもします。

事前に自転車屋さんに行って、見てもらうほうが無難です。パンクして、お店が近くになかったときの絶望は計り知れません。

メンテナンス用品は不要

自転車旅には簡易の自転車のメンテナンス用品が必要だと言われますが、不要だと思いました。

そこまで山道を走っていない限り、町には2〜3軒くらい自転車屋さんがあります。

ぼくはたまたまですが、毎回パンクしてからすぐのところに自転車屋さんがありました。(1回目徒歩20分、2回目徒歩1分、3回目徒歩5分)

日本は素晴らしい。旅がしやすい国です。感謝。

ぼくが立ち寄った自転車屋さんたち。

おっちゃんが優しかった。お母さんも可愛かった。

すぐにタイヤ変えてくれた。気さくないい人。

ブレーキも調整してくれた、頼りになるお父さん。

その自転車でいいのか?

ぼくの自転車は、GIANTのESCAPE R3というモデルです。コスパ最強のクロスバイクと言われていて、6万円ほどですが非常に性能が高いです。

ただもっといい自転車はたくさんあります。20万とか30万とか。

果たしてこの自転車は、400kmを走るためのスペックを持ち合わせていたのか。確かにスペック的には十分ですが、最適かと言われたらそうではない。

ぼくは学生時代もずっと部活をしてきて、新卒では身体を動かす仕事をして、今もなお運動習慣があります。

だから乗り越えられたということは多分にあると思っていて、自転車旅をするなら自転車もしっかり選んだ方が良さそうです。

ぼくももし行くなら、これからもこの自転車で旅に出ようと思います。

②持ち物編

水筒は、ブリタ一択

水分補給は命ですが、自転車旅ではこれがかなり命取りになります。

ただ毎回ペットボトルを買っているとゴミが出るし、とにかくかさばるし邪魔です。お金もかかります。

なので、ブリタで浄水しながら水分補給がベスト。ぼくはコンビニの手洗い場や公園の水道で水を汲んでいました。ブリタは飲み口の前に浄水してくれるので綺麗な水を飲むことができます。

ブリタには水以外入れられないので、スポドリがいい人も、我慢して塩分タブレットを食べつつ、水分補給は水でいきましょう。

かさばらず、荷物を少しでも減らして快適な自転車旅を。

モバイルバッテリーはなくていい

あった方がいいです。

ただ、なくていいです。道中は基本マップのみで携帯は使いません。充電の減りもそこまで気になるほどではありませんでした。

ぼくの場合は基本PCを持ち歩いているので、PCから途中充電したりもしていましたが、昼ごはんはガストなど電源があるレストランに入ればいいし、夜はスタバで仕事ついでに充電して事足りていました。

旅の充電についても書いています。

PCを持っていない人は、モバイルバッテリーがあってもいいと思いますが、そこまで容量の大きいものでなくても大丈夫そうです。

仮に買うとしたら、PCも充電できるように30Wのモバイルバッテリーなら、これでいいかと。

塩分タブレットを常備

水筒のところでもちょっと説明しましたが、ブリタを持ち歩いて水分補給は水を飲むことにして、塩分補給は塩分タブレットにしましょう。

これは熱中症や体調を保つために必須です。

夏以外に店舗においていないことが多いので、事前にネットで準備しておいたほうがいいと思います。

ぼくは持っていくのを忘れたので、途中でイオンなど大型店舗内の薬局で手に入れることができました。

おすすめはこれですね。

ロキソニンを常備

初日の坂道を超えたせいか、膝が痛くなりすぎました。正直もうリタイアするしかないかなと諦めそうでした。

そこで思い出したのが部活の時、捻挫したらよく飲んでいたロキソニン(痛み止め)です。

これを飲めばなんとかなるかも!と思い、さっそくドラッグストアへ。

「当店は取り扱いがなくって…」と3軒見つからず。。

結局処方箋も取り扱っている薬局に入ると、ロキソプロフィンというロキソニンとほぼ同じ効果で安い痛み止めが手に入りました。

飲み始めて1時間ほど経つと、痛みもほとんど感じなくなり、ガンガン進むことができました。今回の旅を乗り越えられたのは本当にロキソニンのおかげです。

ただ痛みがある人はリタイアも勇気です。無理せず病院に行くなり、休むなりが賢明です。

補給食で、定期的にエネルギーを摂取する

自転車も十分にエネルギーを消費します。定期的にエネルギーを摂取しましよう。

おすすめの補給食は、みたらし団子です。

3本入り110円くらいで、1本120kcalくらいあるので、めちゃくちゃコスパいいです。

ぼくはみたらしとあんこを合計30本くらい食べたと思います。

朝、昼、夜はしっかり食べて、1時間〜2時間おきにエネルギー補給するイメージ。

和菓子はかなりコスパいいです。おにぎりとか、菓子パンとかでもいいと思います。和菓子の場合、塩分はタブレットで補給が手軽でいい感じです。

③身体編(対策)

ケツが痛すぎる

とにかくケツが痛すぎます。

長距離を走っているわけですからしょうがいないとは思うのですが、次第に痛みでサドルを漕げなくなって、結局ぜんぜん進めないから目的地にも辿りつけません。

だから、履いていたスパッツの中に直接タオルを挟み込みました。

これがめちゃくちゃ効果的。まったく痛みがなくなるわけではないですが、それでも漕げないなんてことはなくなります。

サドル自体を変える人もいるみたいですが、それよりもお尻に直接当たらないように守ってあげたほうがいいと思います。

自転車用のクッション付きのインナーを買っておくんだったなと反省です。

でも、正直ぼくは次もタオルでいくと思います(笑)

腰、背中への負担

ぼくはリュック一つに大きな寝袋をくくりつける形で背負って自転車に乗っていたので、とにかく腰背中への負担がすごかったです。

自転車旅をするほとんどの人が、自転車に取り付けるタイプの収納や荷台に乗せて持ち運んでいると思います。

しかも全然自転車用でも、旅にも最適なリュックではない重めのものだったので、余計にしんどかったです。

対策としては、なるべく腰を丸めて、背中が地面と平行になるようにして、その上にリュックが乗っている形で自転車を漕ぐことです。

ただこれは前を向くと首が上を向く形になり、結構しんどいので下を向いて漕ぐことになります。

ずっと前を見続けずに、定期的に確認する形で漕いでいましたが、危ないので推奨はできません。

傾斜を登っている最中なんかはかなり痛みがくるはずです。だからしんどくなったら休んで、腰を伸ばす。その繰り返しで少しずつ進んでいきましょう。

安全第一、健康第一です。

薬指、小指が痺れる

お尻への負担をなくすためにも、腰、背中への痛みを軽減するためにも、腕にもかなりの体重を乗せて支えることになります。

そうすると、手の母指球あたりを圧迫してしまいます。母指球も痛くなりますが、それよりも血が止まることによって、薬指と小指がビリビリと痺れてしまいます。

旅を終えた次の日もこの痺れが完全にはなくなっていません。ちょっと危ないですね。

これは片手ずつ定期的に手を離して、血を流してあげるしかないと思われます。

お気をつけて。

膝が痛い

ぼくは持病というか、膝の関節に古傷があるので、山を登ったりすると膝が痛みます。

今回もその痛みが出ました。

その理由が、上り坂を自転車を押して歩いたからです。

傾斜も漕いでのぼる時もありますが、あまりにしんどくなったり、角度が急になると降りて押して歩いていました。

そもそも自転車で負担をかけている上に、歩いたので余計に膝に来てしまったんだと思います。

加えて、最近は筋トレにハマっていて約10kgほど増量していました。増量前は毎日ランニングをしていましたが、ここ2ヶ月はランニングをストップしていました。

今回は苦肉の策でロキソニンで乗り越えましたが、ある程度の自転車でのトレーニング、ウォーキングやランニングもしておいたほうがよかったなと思います。

ロキソニンは最終手段です。トレーニングをしておきましょう。

日焼け対策を怠らない

日焼けは、シンプルに火傷です。紫外線を浴びることで体力も奪われる上に、皮膚呼吸がしづらくなるので体力回復にも良くないです。

頭がぼんやりしてしまって、余計にしんどくなります。

手足はもちろん長袖やUVカットのものを着用して日焼け対策をして、顔は帽子サングラスはもちろん、日焼け止めを必ず塗りましょう。

身のためです、自転車旅を楽しむためです。

サングラスをつけよう

目の日焼けは思ったよりも疲労につながります。また車のタイヤで飛ばされた小石や虫が目に入ることも防げるので必須アイテムですね。

ぼくはモンベルのUVカット効果のある山用のサングラスを着用していました。

手袋をつけよう

これも日焼け対策でもあり、転倒や木の枝に引っかかってしまった時などのの怪我防止です。

できればそのままスマホをいじれる手袋がいいと思います。今回使ったのは薄手のものです。

ヘルメットは努力義務

できれば。ヘルメットを被りましょう。

それ以上でも、以下でもありません。

ウェアは好きなものを着ればいい

ぼくはトレラン用のウェアを着用。

上はパタゴニアのインナーに、UNIQLOのUVカットジャンパーを羽織って、温度調整をしやすくしました。下はアンダーアーマーのロングスパッツに、パタゴニアのトレラン用のショーツ。靴下はユニクロの靴下2枚履きです。臭い対策と指先が冷えやすいからです。

天気が良かったこともありますが、朝から晩まで脱ぎ着することなく過ごせたので快適でした。

防寒着のためにUNIQLOのウルトラライトダウンを持っておくのはいいでしょう。安くて、軽くて、小さく収納できて、あったかいです。

ひとまずの雨を凌ぐために上だけでもレインウェアがあったほうがベターです。ぼくはトレラン用のレインウェア。

とはいえ雨だと視界も悪くなるし、滑りやすいし、体調も崩しやすくなるので、どこか暖かい室内か、テントを張って休みましょう。

晴耕雨読。雨の日も想定してゆとりを持った旅の計画で行けるといいですね。

④ドライブ編

定期的な休憩をしよう

30分から1時間に一度くらいは休憩してもいいと思います。

30分でも早ければ10kmくらい進めます。平均すると1時間で15kmくらいがだいたいです。

コンビニやスーパー、ドラッグストア、最悪歩道やちゃんと車を避けた危なくない道端でもいいです。

水を飲んで、塩分をとって、補給食も食べる。そうやって体をケアしながら進んでいくのが、進み続けるための得策だと学びました。

調子に乗りすぎず、頑張りすぎずが一番いいです。

気をつけながら車道を走れ

歩道を走るのは、しんどいです。

なぜかというと高低差があって、少しだけど上り下りが生まれたり、道と道を挟んだ多少の段差も走らなくてはいけません。

これが結構なストレスになるし、進みづらさも感じます。

できるだけ気をつけて、可能な限り端っこの車道を走りましょう。基本は白線内を走れるので、そこまで問題はなさそうです。

車道は段差も、地面も平らなのでとにかく進みやすい。国道などの大通りでは自転車や歩行者が入ってはいけない道路もあるので、看板はしっかり確認しましょう。

そういう時は側道を走って、また本線に戻る形になるので、ここは行っちゃいけないなと走ってるうちに自然と理解できてきました。

ギアを駆使して、登り坂を乗り越えろ

ぼくの自転車は、前輪3段階、後輪8段階までギアを調整できます。

初日はまったくわかっておらず、前輪は固定のギア2で、後輪を調整しながら登り坂も進んでいましたが、登り坂は前輪1にするだけでかなり負担が減り、自転車を降りて押して歩く回数も格段に減りました。

逆に下り坂だと前輪ギア2だと足が回りすぎて危なかったりするので、ギア3に入れたりもしていました。

ギアを駆使しましょう。ギアはあなたの味方です。

Googleマップを信じろ(時々ミスるけど)

Googleマップは、歩行者モードでルート検索します。

車モードだと、車しか走っちゃいけないルートを選ばれてしまうし、かなり迂回させられたりもするので、歩行者モードだと最短距離を提示してくれます。

時々電波が悪くなったり、方角が間違ったり、どっち左なのか、斜め左なのかわからなかったり、方向を教えてくれるアナウンスがギリギリだったりするので、活用に多少の難しさもありますが、基本は従っておいて問題ないしそれが一番有効です。

Googleマップを信じましょう。

自転車用のスマホホルダーをつけて、ご安全に。

ルートは短さよりも、高低差で判断

歩行者モードでルートを検索すると、累計の高低差が表示されます。

これがめちゃくちゃ大事。

100m登るか、登らないか。100m下れるか、下れないか。自転車旅にとって死活問題となります。

少し走行距離が伸びたとしても、個人的には高低差が1mでも少ないルートを選んでもらったほうが良さそうです。

登るな、走れ。です。

⑤テント泊編

準備、片付けの簡単なキャンプ用品を

テント泊をするとなると、毎回移動が伴う。

準備して、寝て。起きて、片付けて、また次に進む。ぼくらは一時的に遊牧民になる。

準備片付けが簡単であればあるほどいい。そこに体力を使っている余裕はない。

おすすめのテントは、ネイチャーハイク。3分で組み立てが可能。一人でも難なくできてしまう。自立式でかつしっかりと張っている。風も強くなかったのでペグで張る必要もなかった。

・耐水圧は4,000mm防水加工
・靴を置く程度のスペースの前室
・重さは1.6kg、横40cm、縦15cmのコンパクトサイズ
・フライシートとインナーテントの取り付けはバックル式で簡単に行える
・ポールには軽量・耐久性を備えた7001高強度アルミニウム。ポールにアルミY字ブラケットを設置することで高い耐風性・軽さを実現、素早く設営できる使い勝手
・インナーにはB3高密メッシュを加え、虫除け、風通りに最高。

スペック参照

キャンプや旅好きの先輩から教えてもらったテントだったが、やはり経験者の言葉を信じてよかったです。

自転車泊のテントなら、これ一択です。

テントの結露に気をつけろ

テント泊をすると、朝起きたら気温差でどうしても結露が起きてしまう。

これは初日からかなり悩まされた。干す時間もなければ、はたいても水は取りきれない。

拭くにしても、地面に置いて伸ばさないといけないから、どうせ地面の草の結露で濡れてしまう。

すべてを拭き取るのは不可能で、そのまま畳んでしまうしかない。

結果、めちゃくちゃ臭う。またテントを組み立てようと開くと、生乾き臭が止まらない。

これは結構しんどかった。結露が中にも若干染みるので、寝袋にも臭いが付着してしまった。

キャンプ用のドライタオルがひとまず必要不可欠。あとはもう耐えるしかないのかもしれない。

Amazonだとこれが評価良さそう。

とにかく睡眠の質を高く、大事なのはマットレス

マットレスをケチってはいけない。明日進むために、しっかり寝ることが一番大事。いいマットレスで寝て、疲労回復に努めよう。

シートゥサミットのマットレスは寝心地抜群。ぼくはこれで1ヶ月以上寝て過ごしていましたが、快眠。身体が痛くなることもまったくなかった。

収納しても少し大きくてかさばるのが難点ではあるけれど、それを上回る寝心地の良さ。

アイマスクと耳栓、必須

これは自転車旅に限らず、旅にますとだと思っていますが、睡眠の質を保って、元気に旅をするためにもアイマスクと耳栓を持っていってください。

特にテント泊は街灯や住居の電灯が明るかったり、夜が明けるとだいぶ明るくなるので早く目が覚めてしまったりします。

また外だと車の音や風がダイレクトにテントにあたるので、うるさく眠りづらかったりもします。

テント泊以外の旅でも、カプセルホテルに泊まったりすると隣の人がいびきがうるさかったりすることもあるので、アイマスクと耳栓は必要不可欠です。

アイマスクは安いもの。耳栓は使い捨てのもの(何回か使ったりしますが)で、十分です。

寝袋はマイナスまで耐えれたほうが無難

時期にもよりますが、3月はまだマイナス温度に耐えれる寝袋のほうが無難。

僕はコスパも良く、マイナス18度まで耐えられるコールマンのマミー型シュラフにしたが、これはちょっとオーバースペックの上に、何せデカすぎる。。

今回の旅の持ち物の一番の失敗で、リュックに括り付けていたから余計に腰、背中へ負担になってしまった。

しょうがない。気合いで乗り切った感。次はもう少し暖かい時期に行こう。

テント泊するなら住宅街の中の、周りが木など囲われたような公園

3回とも住宅街の中にある静かめな公園を選びました。周りには気が合ったり、囲いがあったり、迷惑のかからなそうな広めなところ。

手洗い場やトイレがあることも条件の一つです。

夜に設営して、朝早めに目覚めて、サクッと片して帰る。

夜に設営なので、ライトも持って行ったほうがいいです。

他の場所の候補としては、キャンプ場や道の駅なんかもいいでしょう。

Googleマップで調べるといろんな良さそうなところが写真付きで見れるのでおすすめです。ぼくもそうやって夜ご飯を食べながら探していました。

自転車旅の夜にキャンプ飯は不要

バーナーやフライパン、米を炊く用のメスティンも持っていますが、自転車旅中は身体を休めるのが最優先なので、調理はしないほうがいいと思います。

荷物もその分多くなり、身体的な負担も増して大変です。洗い物も大変。食料や食器も持ち運ばなくちゃいけない。

それこそ公園に泊まることにもなりかねないので、近隣の方に迷惑をかける可能性もあります。

せっかくならキャンプ飯を作りたい気持ちもわかります。でもそれはキャンプの時にして、自転車旅中は地元のご飯を楽しんだり、安く牛丼を食べたりするのがよかったです。

⑥自転車旅から感じたこと(メリット、デメリットなど)

費用は普通の旅よりやや抑えられるものの、意外とかかる

テント泊なので宿泊費を抑えられるのは確かです。交通費も大幅に減らせるでしょう。

ただ電車や車、バス、新幹線、飛行機などではないため進める距離が短くなる分、日数がシンプルに増えます。なので、食事の回数が増えるんですよね。ぼくみたいにパンクなどアクシデントがあると尚更です。

普通の旅行は観光とか食事がメインになりますが、自転車旅は、”移動”がメインです。

同じ旅といえど、まったく別物ですね。

観光が目的なら、サクッと行けるのが何よりコスパもタイパもいいと思います。

自転車旅でも観光は可能ですが、そもそも観光地って都市部のところにあるものありますが、結構田舎だったり山の方だったりも結構あるので目的地に行くこと自体が大変すぎます。

ぼくは広島駅も、宮島も、唐戸市場も、門司港も、そのほかいろんな観光地を素通りしてきました。(どれも行ったことがあるという理由ですが)

何がしたいか。その旅は何が目的なのか。

それを考えてみるほうが良さそうですね。

美味しい飯より、いい銭湯

ぼくは常々思っているのですが、美味しいご飯は「美味しいね」って言いながら大切な人と一緒に食べるものだと思っています。

一人で食べる美味しいものももちろんいいのですが、誰かと一緒に食べる美味しいご飯ほどいいものはないと個人的には思っています。

なので、今回は食事は栄養補給。その分、いい銭湯巡りになりましたね。前日の夜のルーティンは、次の目的地となる滞在場所の良さげな銭湯を探すこと。

いい銭湯が、この旅において思ったよりも大きな存在になりました。

味のある昔ながらの銭湯がぼくはそもそも好きみたいです。料金が安いこともあったり、ゆっくりお風呂に入れて旅の疲労を癒してくれるし、その場所での出会いにもなってくれました。

東広島の文化湯は同い年の双子の女の子たちが看板娘として頑張っていたり、たまたま一緒にお風呂に入っていた地元の中学生とお話しできたり。孤独な一人旅のちょっとしたアクセントであり、とても大事な思い出です。

下関の弁天湯は、とても親切で、「旅ですか?」と声をかけてもらって、シャンプーやタオルを貸してもらい、充電までさせてくれました。水風呂や健康湯もあり、交代浴をしながら1時間長湯して旅の疲れを癒せました。

美味しい飯よりも、いい銭湯。

これからもぼくの旅の行き先になってくれそうです。

旅は修行

あなたにとって、旅とは何でしょうか?

観光。食事。アクティビティ。景色。いろんな理由があるでしょう。

ただぼくにとっては、旅とは修行だと気がつきました。

自分と向き合う時間であり、自分を試す経験です。

目的は観光にも、食事にもありません。

もしくは誰かに会いにいくことです。今回も福岡に友達に会いにいくことが目的でした。その中でも他のたくさんの人たちと出会うことができました。

ありがたいなと思います。

旅は修行であり、出会いも与えてくれます。

だから、やめられない。これからも旅を続けていきたいなと思います。自転車旅は続けるかわかりませんが(笑)

ぼくは基本持ち物を極力減らす生活をしているので、ここに書き記していない持ち物も記事に紹介しています。

合わせて参照してみてください。

今月の末からは北海道に3週間ほど行きます。次はおてつたびです。

また旅に出て、また書きます。

3泊4日自転車旅に実際にかかった金額

【1日目】
補給食みたらし団子 117円
パンク修理 1,300円
昼食親子丼 464円
補給食みたらし団子+プロテイン 328円
タイヤ交換 5,500円
補給食みたらし団子×2 330円
スタバ 480円
夕食すき家 720円
スーパー銭湯 700円
コインランドリー 800円
【2日目】
朝食松屋 500円
補給食みたらし団子+プロテイン 444円
薬ロキソニン 508円
昼食やよい軒 980円
補給食みたらし団子 349円
塩分タブレット 213円
文化湯 450円
夕食中華 1,450円
コインランドリー 600円
【3日目】
朝食松屋 570円
補給食プロテイン+みたらし団子541円
弁天湯 450円
夕飯すき家 870円
コインランドリー 500円
スタバ 500円
【4日目】
朝食すき家 630円
補給食みたらし団子+プロテイン300円
昼食ガスト800円
タイヤ交換 7,800円
補給食みたらし団子+プロテイン314円
波葉の湯 1,150円
夕飯吉野家 795円
コインランドリー 1,700円
スタバ 500円

合計 31,303円
内訳
食費 10,353円
銭湯代 2,750円
コインランドリー代 3,600円
自転車修理代 14,600円

別途今回の自転車旅用に購入したメイン持ち物代
合計31,580円

テント11,000円
寝袋 7,500円
マットレス 13,000円
小説80円

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