(開)運(行)動 🏃2


1のつづき


まずは形から ~やる気に肥料を~


「このヤル気ない私が、久しぶりにこれだけやる気になったのだから!」と、「いい傾向のわたくしには肥料をやる」がごとく、または「可愛い孫には甘々な祖父母」のごとく、「ヤル気になった私」に新しいウエアを買い与えようと「しまむら」に行ったのでした。

所狭しと並ぶ、ぎゅう詰めのスポーツウエアコーナーをつぶさに探したけれど、残念ながら、色も機能も価格もピンと来るウエアが無く。。。真冬装備で上下揃えると5000円ほど。そりゃナイキとかのブランドの一着よりは安いんでしょうけど。
私は「ピンと来ないときは買わない」をここ数年のモットーにしていて、なんだか出す気になれなかった。
「これと似たやつ、家にあったなあ」と、非常持ち出し袋に入れた、「あったか裏地のトレーニングパンツ」を思い出し、「新品で大してピンと来ないなら、大昔の物でもいいか!」となり、中に着るトレーナー700円(内ボア。かなりあったかそう。これはデザインも色も価格も気に入った)のみを購入。

「寒いから走りたくない」という事態になるのを絶対に避けたかったので、まずは服装から。
家から外に出たときに、「絶対に寒くない」装備を考えました。走ってから暑くなっても良いから、家出るときに寒くなくする。
靴下は二枚重ねにしたし、
一番上は「ユニクロ」の防水防風で透湿性のスウェットコート。
気に入ってた形のスプリングコートの代わりがどうしても見つからなくて、防寒機能重視で買ったやつ。まさかこんな場面で役に立つとは。
これでほんとうに寒い日でも「行きたくないなあ。」を防ぐことができる。

何年ぶりに走る…準備運動からの気付き

いつものお気に入りの公園で、軽く準備運動。
プールの前や、体育の時間にやったような普通のラジオ体操みたいなものです。
うわ、開脚の運動で既に固くて辛い。。(やっぱり股関節周り弱ってる!)
公園二周回ってから、まずは近くの回転寿司屋さんを目指しました。その先には、もうひとつ公園があるのですが、その手前でやめておく。
なまった体には無理させず、初日から飛ばしすぎないように、毎日続くように仕向けます。笑。

いやー、思ってたより苦しい。すぐ歩きたくなっちゃう。なまった生活してたから、ほんとに呼吸器弱ってた。
そこも、無理しない。所々歩いてもいい、ということにした。
習慣にする、続けることが目的だから。
弱ってる今は、あんまりスパルタだと続かない。

少し走っただけで、苦しい。苦しいんだけどね。
目的地の回転寿司についたあと、上がった息を整えるべく、駐車場をうろうろ歩いて。
持ってきたお水を飲んだあと、ただただ、ふくれたりしぼんだりする肺を感じて。。

「あれ?」「なんか、気持ちいい。」
…ここ数年感じなかった「運動する気持ちよさ」みたいなものを感じたんですよ。「生きてる感」というか。
ジワーッと全身の血管を、血が、氣が、巡ってるかんじ。
普段より、呼吸も深くなったのもあるのでしょう。

「あー、そうだった!思い出した!昔はこれを感じてたんだった!」という懐かしい感覚と、疲れと幸福感。

帰ってからもそれは続きました。
「ボーッとする」心地よいダルさ。何年ぶり?

終了後に、心理的効果

肉体面だけではなく、精神、心理面にも影響が。
普段、家に居る時に「家事、あれをやらなきゃ、これもやらなきゃ」とか「家のここが不満!」など、なんだか、アタフタ、グルグルとしていたのですね。
でも漠然と感じていた「家に居る時のフワフワした所在なさ、不安感」のようなものが、ジョギング後に、薄くなったのです。
なんと表現すればよいのか…。うまく言えませんが…。
「私は、ここに、居る!」
という感覚。「居て良い!」みたいな。
心が落ち着く。
文字通り「地に足がつく」みたいな感じなのです。

そして、「やりたいけど、なんとなく気後れしてやらずにいたこと」を「チャレンジしてみようかな?」という気になったことです。
他にも「やらなきゃいけない」と思っていたけど、手をつけずにいたことにも着手できるようになりました。

なぜか、不思議と、前向きになる。
動くことへの抵抗感、みたいなものが薄れるのですかね?

「運動」が「運」を「動かす」ってホントなんだな、って。


やっぱり、「第一チャクラ弱ってる」と「ちょっと走ってみようか」という私の直感は正しかった…。のかも。笑。

翌日の意外な所の筋肉痛


翌日。
想定してはいましたが、めちゃくちゃ筋肉痛になりまして。
痛くなったのは太ももやふくらはぎよりも、
「足のつけ根」。
腿と体の間のところ、鼠径部あたりですね。
筋肉で言うと「腸腰筋」というところ。
上半身と下半身をつなぐ、唯一の筋肉なんだそうです。また、足を上げる動作をする、重力に逆らう唯一の筋肉でもあるそう。
そういえば、最近、つまずくことが増えたなあと思ってた。

この腸腰筋、筋肉痛なんでもちろん痛いんですけどもね。痛いはずなのに、前よりも膝立ちとか普通に座ったりしてる時に、運動前よりも姿勢を保つのが楽なんですよ。
「固い」「開くの苦手」と思ってた股関節も心なしか開くようになった気がする。

ははーん。そうか!
今まで靴下が履きにくいのは「体が固くなってる」からだと思ってたんだけど、それだけではなくて、
「腸腰筋」という筋肉自体が弱ってたんだ!!
だから足を引き上げ辛かったのか!
てことは、このままジョギングで鍛えれば、靴下も、もっと楽にはけるようになる…!!(目標、低!)

ダメな自分のセルフイメージの書き換え


今回、ジョギングをやってみることで、何より、自分にとって良かったのは、今までの自分の
「出来ないセルフイメージ」である、

「また、三日坊主で続かないかも…」
「天候が悪くなったらやめちゃうかも」
「体調不良をきっかけにやらなくなりそう」
「もう、年で出来ないかも…」

というような、
「失敗経験」「不安」「怖さ」「不可能」
「自分への失望(←私の場合これ、特に。)」
たちを、オセロの黒を白にするが如く全てひっくり返して、
「やれば、出来る!(byティモンディ高岸)✊」という、自信にすることが出来たことです。
(この際だ。めちゃくちゃ自分を褒めまくってやろう🌹)

「出来ないことを決めているのは自分」
という考え方を、かなり以前から見聞きしてました。
でも、頭ではわかっていても、自分のものとしては使いこなせていなかった。
今回、自分が「出来ないと思ってる、出来ないと決めてる」ケースに、よーく、落とし込んでみたのです。

●「何故三日坊主になると思ってるのか?」
→前に続かなかったことがある。
●「天候が悪くなるとやめてしまうのではないか?」
→1、天候が良くなったらまた始めればいいのでは?
→2、天候が悪い日だけはやめてもいいのではないのか?
または、天候が悪い日だけやめたら何故いけないのか?
●「もう、年で出来ないかも…」
→まだ、やってみてないから、わからないのでは
→時間に遅れそうで、急いで駅に走るときには走れている。
→かなり高齢の人でも走っている人はいる。

そして、自分の場一番ネックになっていると思われる
●「自分への失望の怖さ」
=続かない挫折をまた繰り返して、自分に失望するのが怖い!
=だから、始めたくない!
(これがわかったのは大きい)

マイナスからのスタート


真冬に始めたことで、寒いのがなにより嫌いな私には、まずものすごい負の向かい風からのスタート。
(人により、最初の負荷が軽い方がいい人は、春や秋の良い季節に始めて下さい!でも、思い立ったが吉日!)
さらに二日目には「雨」。。笑。
が、「ここで雨を乗り越えて走れたら、今後悪天候の日でも走ることが出来る!」と、今までの私に無いような、謎にポジティブな思考パターンになり、走れてました。

乗り越えて。。人生を振り返り


そういえば…
思い起こせば、私の人生で前向き・エネルギッシュな時って、絶対運動してた感じなんだよね。
部活での運動にしろ、プライベートにしろ。
ボランティア活動してたときに、ただで手相見てくれた仲間のお兄さんにも「運動は続けた方が良い」って言われてたんだったわ。
色々と気づきも有り、知識も増え、肉体面だけではなく、精神面にも良い影響が出て、久しぶりにほくほくの私でした。

運動。=開運行動。
「運動がいい」なんて、昔から耳にタコが出来るほど聞いてきて、言われすぎて食傷ぎみだったけどさ。
始めてから、まだ4日だけどさ。
この思わぬ多方向にわたる効果。あなどれません。


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