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失敗の山から見つけた明るい未来

風の時代の今、私達は将来に生きていく人々に確かな自信と安心を発信し続けなければならない。そのためにわが6歳の息子に約束する。君が大人になった時にきっと明るく楽しい社会になっていることを。

今の大人が生きてきたこの半世紀の時代は、一言で「競争社会」だった。子供から大人まで競争という言葉をキーワードにあらゆることが成り立っていた。結果的に現在の富を作り、ある意味で安全で豊かな社会を築くことができた。しかしその富を所有したり消費したり様々な経済活動を通しても心の安住を維持することは難しく、逆に益々未来に対する不安が増幅し続けている。

さて、この現実は一体どういう事なのだろうか。息子が成長し世の中の仕組みを理解し始めた時にその理由を説明できるのだろうか。今を生きている大人達は未来の子供達に何をしてあげられるのだろうか。そう考え感じた時に教育というジャンルに飛び込む決断をした。

なぜ教育なのか。私は昨年まで30年以上エンジニアという専門分野で仕事をしてきた。そこでいろいろと失敗し学んだ。そしてこれから新しい時代にはジェネラリストが必要だと実感した。文系理系という型にこだわらず子供の頃から自分の好きな事を伸ばせる環境が必要ではないかと感じた。そのような環境で育った子供達が大人になって、人それぞれの個性を尊重し平和な日常を創造してくれることに期待する。

では、その理想に向けて何から始めるべきか。今までの経験や知識をどのように活かしていくか。振り返ると私は失敗の山を長い時間をかけて築き上げてきた。30歳の頃には家庭を持ち子供にも恵まれたがその生活は長くは続かなかった。当時はなり振り構わず仕事に没頭していた。ただ人生とは不思議なもので50歳を過ぎて息子を授かり、いまは新たな家庭で何気ない幸せな日常を過ごしている。だからこそ未来に対して前向きな問い掛けができるのだと思う。

2023年現在、社会は様々な課題を多く抱えている。情報量も膨大で人間一人では処理することは不可能だ。そこで人工知能やブロックチェーンなど新しいテクノロジーが人の代わりとなって活躍しようとしている。しかし未来の子供達には、古くから伝わる日本の文化や美徳、家族と一緒にいられる時間を大切にしてもらいたい。最先端の知識だけでなく経済やお金についても知ってもらいたい。そのためにメタバース寺子屋を贈ろうと思う。

#未来のためにできること

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