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”学び”のすゝめ

最近、精神疾患を経験している方からこんな質問がありました。

「私が心理学などの専門的なことを勉強しても良いと思いますか?」

質問の意図に興味が湧いたため、この質問をされた理由を伺うと

「専門職の人達が私たちが学ぶことを良いとは思っていない感じがする」

ということでした。

この回答を聴いたとき、同様の質問を何年も前から繰り返しされることがあったことを思い出しました。

そして、この問いに対する僕の回答はいつでも、もちろん

「ぜひ勉強してみてください!」です。

なぜ勉強、学びが良いのか今回は簡単に触れてみたいと思います!


学びを勧める理由は主に3つあります。

①自分で自分の行動を選択する大切さ
②学びにはポジティブ感情が溢れている
③他者と学ぶことの素晴らしさ

①については「自分で行動を選択することはウェルビーイングと自己成長の基礎となる」と言われるため、とても大きなポイントです。
外からの影響ではなく、内から湧いてくる”やってみたい”という気持ちはぜひ大切にしてください。

②については学ぶことによって”楽しさ”、”興味”、”インスピレーション”、”満足感”、”達成感”など多くのポジティブ感情を得ることができます。
さらに、自分からやってみたいと思って始めることなのでモチベーションも変わりますよね。

①でもウェルビーイングに触れましたが、もちろん②もウェルビーイング、生活の豊かさに繋がります。
以前の記事で、メンタルヘルスはウェルビーイングの状態であり、その状態の1つは”Feeling good(良い感じ)”の感覚だと触れました。

どの分野でもそうですが、学びに最終地点はない、いわゆる無極だと思いますので「学びは生涯にわたってポジティブ感情が得られる、人生を豊かにするもの」だと考えられます。

そして③です。学びは自分ひとりでするものだけではありませんよね。

「他者から学ぼうとする姿勢」も大切です。
もちろん年齢、学歴、職業、肩書き、資格、年収などは関係ありません。

お互いを尊重し合いながら話すことでひとりでは辿り着くことが難しいであろう洞察が得られることもあります。
自分が持っている知識や情報をシェアして、周囲からも共有してもらう中で新たな学びを得て、お互いを認め合い貢献し合う過程でも良い感情が得られます。
ポジティブな感情が蔓延しているとても良い環境ですね。


このように学びを考えてみるとウェルビーイングにとても良い影響があることがわかりますね。
ウェルビーイングのモデルの1つであるPERMAに目を向けてみても、学びはポジティブ感情(P)、エンゲージメント・没頭(E)、良い関係性(R)、意味・意義(M)、達成(A)のすべてを満たすことにも気づきます。

これを学ばないといけない、というものはありません。
また、学ぶことにその人の背景などは関係ありません。

自分が興味のある分野から始めて学びを深めてみてはいかがでしょうか?

きっとウェルビーイングに良い影響がありますよ!

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