見出し画像

極寒ふんどし一丁祭りで人類が滅ぶ

日曜の朝、コーヒーを飲みながら「シューイチ」を観ていた。
「極寒史」という見るからに寒そうなコーナーをやっていた。過去のテレビ放送のうち、極寒のなか行われた番組を特集したものらしい。
大雪の中ふんどし一丁で駆け回る祭りや、氷でできた椅子に座り、氷の皿に入れられたそうめんを早食いする祭りなど、かなりイカれた放送回が特集されていた。

人間はなんて一貫性のない生き物なのか。
絶え間のない技術発展を繰り返し、野生生物とは一線を画するほどの進化を遂げてきたかと思えば、突然極寒の地で裸になり、奇声を上げて辺りを駆け回るという訳のわからない行動をとる。生物として一貫性に欠けている。

この先人類が地球外生命体と遭遇したとして、彼らにその辺の行動をどう説明するつもりなのか。おそらく納得させることはできないだろう。
彼らの地球レポートには、「ニンゲンという高度な文明を持つ生き物が存在するが、彼らは極寒の環境でわざわざ衣服を脱ぎ捨てて駆け回るという理解不可能な面を持っている。」と書かれてしまうだろう。たちまち宇宙の笑い物にされる。宇宙生物の高度な会議とかがあったとしても、「あいつらはほら、裸で駆け回ったりするから...」という理由で人間だけ参加できないかもしれない。そうならないためにも、まず大雪ではしゃぐのはそろそろやめておいた方がいいのかもしれない。未来の人間の地位が危うい。ふんどし一丁祭りで人類が滅ぶ。


この記事が参加している募集

振り返りnote

今日の振り返り

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?