「言うとおりにしろ!」では解決しない
■ 学んだこと
第2章:「愚痴ももめごともチームにとってはよいこと」から
【「言うとおりにしろ!」では解決しない】を読みました。
◉ 「言うとおりにしろ!」では解決しない
人間が感情的になって他者と衝突するのは どんなときか、考えてみると
もっとも衝突が激しくなるのは、自分が大切にしている信念や価値観が棄損されそうなときだとありました。
たとえば、多くの子どもは「自由に、ずっとテレビを観ていたい」と思っています。
これは子どもにとっては信念です。
ところが、お母さんは「テレビばっかり観ちゃダメ」と命令します。
子どもの反発に対して「お母さんの言うとおりにしなさい!」と繰り返していても感情的な衝突が解消することはありません。
そうではなく、まず「なんでテレビが観たいの?」と優しく問いかけてみることが大事だとありました。
「なんでテレビが観たいの?」
「楽しいから」
「じゃあ、なんで楽しむことが大切なの?」
「ワクワクできるから」
「じゃあ、ワクワクできることって、テレビのほかにどんなことがあるの?」
「お父さんとお母さんと、外で遊ぶのはワクワクする」
「じゃあ、一緒に外に遊びに行こうよ」
仕事のチームでも同じことだとありました。
感情的な衝突を解消するには、マネジャーが本人の気づきを促して、
いかに建設的な選択肢を増やしてあげるかということが大切だと説かれていました。
■ 読んで考えたこと
たしかに「言うとおりにしろ!」では解決しないは、その通りだと思います。
本書では親から「テレビばっかり観ちゃダメ」が例にあがっていましたが、「勉強しなさい!」もよく親から言われるワードですよね。
勉強することで自分の将来の選択肢が広がる、ということが、子どもの頃はわからないので、そのメリットを教えて自発的に勉強させることが、良い見本だと思います。
一方、仕事でも本人の気づきを促すというのは、マネジャーが気づきをキャッチできないといけないので、
日頃からメンバーを気に留めて仕事ぶりをみていたり、話をよく聞いたり、興味を持って接することが大事なのだと思いました。
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