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無意識を意識化する

今回は意図的に人生を前進させるコツについてです。

それは「認めたくないこと」を「認める」ことです。

自分の中に認められないことがあることに気づいてる方は案外少ないです。自分にとって都合が悪い感情や事実を無かったことにするのは、自己防衛反応の一つで当たり前の反応です。意図的に自らが意識をコントロールして思い出さないようにしている場合もありますが、これは大人だから出来ることです。子どものときに「悲しみ、惨めさ、寂しさ、嫌い、憎しみ、恥の感覚、怒り」を否定されずに育つと、癒し方や感情との向き合い方を自然と覚えます。この感情が悪いと否定されて育つと感情の抑圧が起きます。もしもお子さんが傷ついて嫌な感情を抱いたときでも、否定せずにその感情に寄り添って下さい。寄り添う人がいることで癒されて、自分以外の他者に寄り添える大人になります。

大人でも子供でも「悲しみ、惨めさ、寂しさ、嫌い、憎しみ、恥の感覚、怒り」などあまり自分自身でも受け入れ難い出来事が繰り返し起きたとき、親や信頼できる人に癒やされることでその感情はいつの間にか消えていきます。嫌な出来事が起きても、こうして誰かに癒やされることで次第に自分でも癒すことを身につけていくのですが、癒されるべきときに癒されずにいると「抑圧」現象が起きます。「抑圧」は解消されずに心の傷を圧縮して自己の内側に溜め込んでしまいます。

嫌な出来事が繰り返し起きて、その都度心の傷を癒せないでいるといつの間にか

「そんなはずはない」

と事実も傷ついている自分自身をも無視する状態が起きます。そうなると気づかないだけで、自己の内側の心の傷は相変わらず蓄積されるし、自分にとっての嫌な現象のデータを間違えて自己のデータとして収集するので自分を傷つける状況から逃げないばかりか、自分で傷つく選択をしがちです。

頑張っても頑張っても、何故か自分の内側が痛い。楽しいことをしているはずなのに、本当は楽しくない。もしかしたら自分は感情が鈍いのかも....

これは恋愛などにもありがちですが、本当はそれほど好きではないのに寂しさから「嫌い」な感情を抑えてパートナーシップを解消しないケースも多いです。傷を深める関係はどんなに頑張っても愛の関係には昇華せず、嫌われて終わるのがオチです。

感情は人間には必ずあるもので、それは生きている証です。どんな感情であっても自己の内側から湧き上がっているものを否定するのは生き方を否定することと同様です。ポジティブな感情のみならず、ネガティブな感情でも一旦は向き合う必要があります。子供の時にこのネガティブな感情を否定されると、大人になる過程で否定しながら成長します。否定は抑圧で自己の事実を曲げていることになるので、自分の本当に望んだ人生から外れてしまいます。

もしも今人生を進めたいと感じているのなら、

何かを抑圧していないか、
自分にとって都合の悪いことを無かったことにしていないか、
向き合うべきことから逃げていないか、
その気持ちは本当に自分の気持ちなのか、

先入観を捨てて、正しさを捨てて内側に光を当てて下さい。


認めたくないことを認めたときに、自分の内側が大きく成長していると感じる人は多いです。
そして軽くなる....

私どもはこれを「自分の内側と外側を真っ直ぐに繋げる」と呼んでいますが、自分の中に隠し事がなくなると人生は前進して幸福度は向上します。

 Live the life you love
Love the life you live

自己理解セミナーでは心理学的な解説も含んでいます。


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