人の性格を決めている要素の半分は、日々の生活環境や出会ってきた人、見聞きしてきた言葉などの「体験」によって、後天的に変化をして行きます。

そしてもう半分は生まれながらにして備わっている、所謂「パーソナリティ」と言われる、先天的で不変のものになります。

この「パーソナリティ」は、生を受けた瞬間から、その生を閉じるまで、一生変わらずにその人を司り続けます。

「自分が嫌い」や「自分には価値がない」と思っている人が、本当の幸せを感じるようになるためには、まずこの「自分のパーソナリティ」を理解することが必要になります。

自尊心の低さを感じている人は、まずは自分が持って生まれた素質を知る事、そしてそれを許し、受け入れ、愛するというプロセスが重要なのです。

そして、自分の素質を知るためには、「自分の好きな事や得意な事」を知る事と、「自分が嫌いな事や苦手な事」を知って行く必要がありますが、まずは先に「自分が嫌いな事や苦手な事」を受け入れられるようにならない限りは、好きな事や得意な事で本当の輝きを発揮する事は難しいでしょう。

あなたがこれまで、一所懸命に努力をしたけど、どうしても達成できなかった事はなんでしょうか？

とても合理的で、メリットしか感じなかったはずなのに、なぜか続けられなかった事はどのような事でしたか？

表面的にはできるようになった事でも、自分の中ではなんだかモヤモヤし続けている事はなんでしょうか？

ちなみに僕が苦手な事は、人を笑わせる事、英会話、報連相、電話やメールの返信、ToDoリストの完遂、イベントなどのリーダーシップなど、今の社会で求められているような事が、壊滅的にダメです。
どうしてもできない物もあれば、表面的にはできていても、そこには自分を貶めてしまう程のストレスが伴ってしまう物もあります。

どうしてもできない事は、できなくていい。
どうしてもやりたくない事は、やらなくてもいい。

そうやってひとつずつ、自分の苦手だった素質に白旗をあげてきました。

ひとつずつ「許して行く」事で、心がどんどん楽になって行くのを実感します。

体に重りつけたまま水に入ると、体は沈んだままですが、その重りを外して行くと少しずつ体がスーと浮いてくるでしょう。
ちょうどそのような感覚で。

重り（苦手）を外す（許す）事で、あなたの体は勝手に太陽の光に近づきます。

そして、自分の好きな事や心地よい事が、自分の生活に自然と組み込まれくるようになります。

気をつけていただきたいのは、誰かが言ったメリットや、常識的な考えと言った、自分以外のモノサシでは決して見ないと言う事を心がけてください。

「自分の苦手を認める事」「自分の好きを認める事」、それこそが本当の「正直」になり、自分を信頼する「自信」になります。

自信を持つ事とは、決して鼻息を荒くして体を力ませる事ではありません。
自分を知り、許し、受け入れ、認め、愛する事です。
穏やかで温かい物です。

そのような自信を持ち続ける事で、自分の個性やパーソナリティがあなたの生活や環境を作るようになり、それが「自立」や「自律」になります。

自分の好きな環境で自律して生きる事は本当に幸せです。

自分の生まれ持った素質を認め、愛して下さい。

今日も素敵な人生をお過ごしください。

鈴木天尋

===

今回の記事がお役に立てたのなら【♡スキ】を押していただけると嬉しいです。
記事のシェアも大歓迎です。

また、この内容に共感してくれそうなご家族やお知り合いがいましたら、このnoteを紹介していただけると嬉しいです。

ご相談やご質問は、1番下の「クリエイターへのお問い合わせ」からお願いします。
※ご相談の内容は個人情報を伏せた上で、note 内にて掲載させて頂く場合がございます。掲載がNGの場合はその旨もご連絡ください。