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【高校生Teeの映画館】No.25 ワンダー 君は太陽  [あらすじ,見どころ,感想]

皆さんこんにちは、愛知県で高校生をやっているTeeです。

昨日の投稿にスキしてくれた方、ありがとうございました!!!

僕は、自分のMacBookを持っていて、いつもそれでnoteを書いています。で、2つ上に大学生の兄がいるんですが、兄はオンライン授業をするのに1番必要なパソコンをもっていません。なので、週に何回か僕のところに借りに来るんです。僕が使っている時に限って、「授業だから、無いとやばいから」と持っていってしまって、そのせいで記事が書き終わらないことが最近増えてきました。

「ちょっと借りるだけ」とか言いながら、何個もアプリダウンロードして、教材も保存しまくって、もはや中身だけなら兄のパソコンになってます。さすがに、僕もイライラして「いつまで使うん!」ってキレたんですよね。

そしたら、今日の朝、僕の机に1000円札が置いてあったんです。そのお金について兄に尋ねたら、ひとこと「あと何回か借りるから。1000円欲しいだろ?これで貸して」って。。。

え?え?え?いつそんなん覚えたん?昔はあんなに可愛がってくれてたのに…いつから金で弟を使うようになってしまったの?ねぇ?お兄ちゃん?(笑)

まぁ、とりあえず、1000円ありがとう!弟はお金があれば動くよ♡

(前振りが長くなってすみません😓)


それではいきましょう!



今日紹介するのは、2017年公開のコメディドラマ映画『ワンダー君は太陽』です。これは、以前紹介した『はじまりのうた』を僕に教えてくれた友達が勧めてきた作品です。観終わってから言っときました。「もっと早く教えて欲しかった」って。物語は、遺伝子の疾患で顔が変形して生まれてきた男の子が、周りの家族や友達をどんどん変えていくというもの。では、問います『本当の強さって何ですか?』

ぜひ、最後まで読んでいただけると嬉しいです。

【監督】スティーヴン・チョボスキー 【時間】113分


《あらすじ》

10歳のオギーはスターウォーズが大好きで、宇宙飛行士になる夢を持った普通の男の子。ただひとつ普通と違うのは、遺伝子の疾患により人とは異なる顔を持って生まれてきたこと。オギーはこれまで27回もの手術をしてきました。

オギーが街に出れば顔をジロジロと見られることも多く、いじめを心配した両親はオギーを学校へは行かず、母のイザベルが先生となり自宅学習をしてきました。イザベルはオギーが5年生となる夏、新入生が多い中等部というキリの良さを鑑みて、彼を初めて小学校へ通わすことを決意します。

緊張でいっぱいのオギーはイザベルに連れられて、夏休みの間に校長へ挨拶するために学校へ行きます。出迎えた校長は自身の名前から準えて「お尻校長だ」と自己紹介し、オギーはリラックスします。寛大な校長は楽しい学校行事を説明してくれますが、彼の計らいで校内は同級生が案内することに。オギーにまた緊張が走ります。案内を担当したのは、如何にも金持ちそうなジュリアン、穏やかそうなジャック、キッズモデルでチャラいシャーロット。案内の途中、ズケズケとした物言いのジュリアンに対しオギーは利発に対応しますが、やはり内心は傷ついていました。

帰宅して元気のないオギーを父のネート、姉のヴィアも心配します。それでもオギーは自ら「学校へ行きたい」と意思を示しました。


《注意》これより先はネタバレになります。






オギーは外出する際は人目を避けて、お気に入りのNASA仕様のヘルメットを装着しています。今日もこれを被り登校しました。心配でたまらない家族は総出で付き添い、それぞれオギーに魂の籠ったエールを送りました。家族の応援をもらったオギーでしたが、そこに自分が想像していた楽しい学校生活はありませんでした。一身に向けられる視線、指さしてくる子、「あれ見て」の声。それでもオギーは力強くに耐え続けます。

オギーのクラスには学校を案内してくれたあの3人がいました。しかし、それ以外のクラスメイトは皆不思議そうな顔でオギーを見つめます。担任はブラウン先生。先生は最初のホームルームで「“正しいこと”と“親切なこと”選ぶなら“親切なこと”を」という格言を新たな教え子に唱えます。

しかし、結局この日、オギーには誰も近づきませんでした。ドッヂボールでは男子生徒から一斉に標的にされ、ジュリアンには何度も意地悪な言葉を投げかけられました。傷心のオギーは、家に帰ってもヘルメットを被ったまま…。そして「何故僕は醜いの?」と泣きながら訴えるのでした。

果たして、オギーの学校生活は上手くいくのでしょうか。


《見どころとポイント》

⚫︎登場人物たちの物語

この作品で描かれているのはオギーだけではありません。

キーマンとなってくる登場人物の視点で過去をプレイバックして、主人公とは違う捉え方ができるようになっています。

《ヴィア》

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姉のヴィア。伝子疾患を抱えるオギーを中心に回る家族の中で、両親からは“世界一手のかからない子”と呼ばれている姉のヴィアは、本当は自分にも注目してほしいのに口に出すことができません。

オギーが学校に通い始めた日は、ヴィアにとって高校の初日でもありました。数週間前から連絡が途絶えていた幼なじみで大親友のミランダとようやく学校で顔を合わせると、ミランダは髪を染めて変身し、新しい友だちを作っていたのです。

それには深いわけがありました。


《ミランダ》

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ヴィアの親友のミランダ。小さな頃からヴィアの家族と仲良くしていて、オギーを実の弟のように可愛がっていました。

高校で友達が出来なかったヴィアが唯一頼りにしていた存在だったのですが、ミランダがサマー合宿に参加して以来、見た目も中身も変わって、冷たい対応をされるようになります。

そして、ヴィアが新しい居場所を見つけた時、ミランダはなぜかオギーに電話をかけるのです。


《ジャック》

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ジャックは、夏休みに学校を案内してくれた3人のうちの1人で、オギーの初めての友達。彼は周りの目を気にせず、オギーと昼食を食べ、放課後にはオギーの家で遊ぶような仲になっていきます。

しかし、あるハロウィンの日、仮装をしたオギーがウキウキしながら教室に入ると、ジャックが友達と衝撃の会話をしているのです。

そして、ジャックがオギーと仲良くする真の理由が明かされるのです。


⚫︎スターウォーズ!?

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監督のスティーヴン・チョボスキーさんが、ディズニーやルーカスフィルムとの繋がりがあったことから、所々にスターウォーズ関連のシーンがあります。箇条書でまとめてみます。

・主人公のオギーが大のスターウォーズファン
・オギーの髪型がパダワンの三つ編み
・父とライトセーバーで遊ぶ
・ジャックとライトセーバーで遊ぶ
・自分をチューバッカに例える
・ジュリアンにダース・シディアスに例えられる

軽くあげただけでも、こんなにあるんです。僕が見逃していたら、もっとあります。

えっ!そこで出てくるの!?って思うシーンもあります。子供たちの物語を楽しみながら、こういったところにも注目してみるとより楽しめると思います。


⚫︎舞台に上がっているのは・・・

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客席の人々はスタンディングオベーションで、舞台に向かって笑顔で拍手を送っています。これは一体・・・。最後まで瞬き厳禁ですよ!!!


《高校生なりのまとめ》

さて、世界で大ヒットした『ワンダー君は太陽』を紹介してきましたが、どんな印象を持ったでしょうか。

僕からはとりあえず観て下さいとしか言えません。とりあえず観てください(笑)
観て、ダイレクトに感じてください!


作品としての主人公はオギーですが、僕が作品を観て思ったのは、定番かもしれないですが「皆んなが人生の主人公なんだなぁ〜」ということ。そして、そんな彼らの中心に居るように描かれたのがオギーだということ。登場する人々が、色々と考えたり、悩んだり、感じたり、怒ったり、それぞれが主人公たる描き方でそれぞれの物語があったので、オギーだけでなく周りの人間に感情移入する事ができ、違う視点から感じられるものが沢山ありました。

オギーは、良い意味でも、悪い意味でも、皆んなの中心で大きな影響を与える存在。太陽系から、太陽が消えれば周りの惑星は死んでいきます。自分を邪魔者だと思っていたオギーはいつのまにかみんなの中心にいて、みんなを照らす無くてはならない存在になっていったんですね。

太陽の輝きに勝るものはありませんが、そんなオギーの輝きに負けないくらい、登場人物たちは各々で影響を与え、与えられながらも「自分の行動」を貫いていたので、本当に強いと思いました。

冒頭で聞いた「本当の強さとは何か?」という問い。あなたはこの答えが分かりますか?腕相撲に絶対負けないこと?違う。誰よりも強いパンチが打てること?違う。弱い者をいじめること?絶対に違う。

その答えが、この『ワンダー 君は太陽』という名の教科書に太字で載っています。その答えを知るだけで、生き方が大きく変わると思います。



【予告はこちら】


親切に最後まで読んで下さり、ありがとうございました。

次回もお楽しみに!



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