見出し画像

『自分に語りかける時も敬語で』(秋田道夫 著)

snsのXで、すごく気になる投稿を見掛け、本も出ているとのことで、本を購入してみました。
プロダクトデザインをしている秋田道夫氏の本で、必ずしもデザインに関する内容というは訳ではなく、筆者の日々感じている生活と生き方についてなんかも呟きも沢山含まれていました。

「デザインの質は知識の量に比例する。」
「つまるところ「機嫌良く」につきます。」
「仕事の質を一定にするには情緒の安定が欠かせません。」

亀倉雄策や原研哉、佐藤可士和とか、デザイナーの書いた著作物というある種のジャンルがあるような気がしますが、この著者もそうした感じの文章の系譜にあると感じました。

スマートにまとめられたキラーフレーズ…
コピーライターの人とかが書く言葉ともまた違った言葉の使い方をしているような…そんなことを感じるような文章でした。

一冊の本の中に、縦組や横組の文字組みされたものが混在する不思議な本でした。
多少、こうしたsnsやブログをまとめた本にありがちなイージーな本作りという気もしないではないですが…
Xでバズったものを、本にするというのはわりとあるとは思いますが、この本は言葉がより腑に落ちる形で入ってくることを目指した文字組みを狙っていると感じたりしました。

この記事が参加している募集

推薦図書

読書感想文

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?