「ファーストマン」(実写映画)の感想

視聴環境:ネット配信

【内容】
月面着陸に参加した現実のNASAの宇宙飛行士の物語。
「ララランド」に出演していたライアン・ゴズリング主演。


【感想】
宇宙船というものの頼りなさと、どうしょうもない孤独、そして絶望…
宇宙船内に紛れ込んだハエや、脆い宇宙船をカタカタという音響によって、リアリティある現実として表現していたのが印象的でした。
社会的にも非難轟々の中、現実の月面着陸が如何に絶望的との言える企みであったのか…

たまたまここ最近観た映画が、
「ノマドランド」、
「アメリカン・スナイパー」、
「アメリカン・ファクトリー」と、
アメリカについて描いた映画だったりしていたことに気がつきました。
まだ新しい国としてのアメリカ…
グローバル経済の先頭を走る国としてのアメリカ…
多民族国家としてのアメリカ…
テクノロジーで世界の最先端を突き進むアメリカ…
たかだか映画を観た数時間で、何がわかるのかとも思いますが、優れた映画は沢山のものを与えてくれるんだと思いました。
今の社会、今の時代で、伝えるべきものがあり、それを巨大なお金や手間を、才能を注ぎ込んで映画という巨大産業に注ぎ込むことで、大きな影響を与えていく。
昔は地域の共同体や、宗教、或いは国家が担っていたものを産業化、エンターテイメント化して共有していく。
そのことがグローバル化の下地にもなり、時代の空気にもなり、世界のあり方を少しずつ変えていく。
色々と思い、考えさせられた映画でした。

https://www.google.co.jp/amp/s/eiga.com/amp/movie/88164/

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