「100日後に死ぬワニ」と電通の件

最近、イラつくことが多くないですか。僕の場合、まあ、政治ですね。とくに政治です。いやほぼ政治です。ツイッターも以前は無意識にしょっちゅうみていたのですが、安倍やら麻生やらの発言がムカつくので、ここ最近はあまり見ないようにしていたのです。でも「100日後に死ぬワニ」だけは毎日、更新を楽しみにしていました。

作者を詳しく存じ上げないのですが、毎回の4コマには「音」がなく静かで、空虚な哀しみが滲んでいました。とくに悲しいエピソードの回ではなくても。これは「100日後に死んでしまう」という前提があるから感じたのではなく、作者のパーソナリティな部分ではないかと個人的には推察しております。また日数(回数)が進んでくると、この回はこの回の伏線になっているなどと、リプ欄で様々な人が推察していて、それもなるほどなーと感心しながら楽しんでおりました。

で、ワニはつい先日(3月20日)100回目を迎え、フィナーレを飾った。ワニは死にました。そしてそのすぐ後(ちょい前?)に、書籍化やグッズ化が告知されたのでした。それに対して、直後に公開されたYouTubeの動画のクレジットや書籍の版元の取引先企業などから「ワニ」はもともと「電通」が絡んでいたのではないかと憶測が立ち、ワニ炎上。

「電通案件で萎えた」とか「純粋に楽しみにしていたのに裏切られた」とかネガティブな意見が大半を占めるようですが、僕はこれに対して疑問しかありません。。。仮に電通が最初から絡んでいたことが事実だとして、それの何がいけないのか。

純粋に楽しませてもらったことにまず感謝したほうがよくないですか?あなた何か損しました?お金払って見てたんですか?見てくれてって一回でも強制されたのですか?勝手に楽しみにして、なにも損してないのに、「電通」のネガティブイメージだけで、グッズ化とか、書籍化が告知されて、叩くって、それワニ作者に対するただの嫉妬ですよね。自分が評価されないことが悔しいだけですよね。
たぶん、叩いている人は命削ってモノをつくったことがない人。
もしくは、自分が作ったモノを見栄もプライドもかなぐり捨てて、買ってください!って頭を下げたことがない人のどちらかだと思うんですよね。

むしろ、グッズ化や書籍化によって才能溢れるワニの作者にお金が入って、次の創作活動にそのお金を使ってもらうことを、純粋に応援してあげるのが筋というか普通だと思うんですけど?

こんなに叩かれたら、作者の人やる気無くすよ。。。まじ、かわいそう。

あとですね、これは断言しますけどね(おれなんかが断言しても仕方ないですが)、ワニの最初の回から電通やら代理店が絡んでいるというのは100%ないです。作者本人も否定されているのでそれが真実だとは思いますが。先にも言いましたけど、「孤独で空虚な作風」っていうのは、個人の中の深い深い部分を掘り出さないと出てこないものだと個人的には思うわけで。

代理店の賢くて小狡い大人たちが集まってあーだこーだ議論を重ねてこういう漫画はつくれないと思いませんか。グッツや書籍、YouTube動画は、確かに、企業や代理店が絡んでいるようですが、ワニが話題になってから飛びついただけで、それで作者にお金が入って、作者が潤うなら、よくないですか?なんどもいいますけど。あなた、本当にモノを創ったことがありますか?頭を下げたことありますか?


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