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【発達凸凹子育て】不登校と発達性トラウマと発達性トラウマ障害

ここ最近、
娘の元気がないなぁと感じていて
最近の行動を振り返ってみた記録です。


ゴールデンウィーク前の5月1日
久しぶりに登校をした時に、芸術鑑賞会があった。
鑑賞会の中身は和太鼓の演奏。娘は気分が悪くなったようで保健室で休んでいた。助けを求められたことと、逃げ場があったことにホッとした。


その後、家でゆっくりしていても元気がない、調子が良くない。だから機嫌も良くないし、ごはんも小食だし、何よりも溢れ出る元気がない。

ストレス物質が分泌され続けていて、休まっていない感じだ。なぜ気分が悪くなったのか。を考えてみると、保育園時代の節分行事に心当たりがある。


娘は一歳の頃に保育園に預けていて、そこでの節分行事でトラウマ体験をしたことがある。とうじのことを「asd傾向が強い子どもという」仮説を立てて振り返ってみたら、いまの症状は「発達性トラウマ障害」に相当するのでは?と気づいた。


asd傾向があると【ネガティブな記憶が残りやすい】という記憶の特性を持っていて気をつけなければいけないところだ。その記憶から不安がどんどん膨れ上がり恐怖をつくりあげていく。場面かんもくなどもasdの症状のひとつと言われている。

5歳ごろからは、恐怖症や分離不安が出やすくなり、年齢によって出てくる不安症の症状は、研究で明らかにされている。



・娘の節分の行動のおさらい
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1歳の節分で和太鼓の音がドーンドーンと鳴り響き、鬼が現れる演出があった。赤ちゃんはみんな泣き叫んでいたし、その恐怖におも漏らしをてしまった子もいた。

2歳の節分で、また同じ恐怖を味わうことになる。一年前にお漏らしをした子の反応は覚えていない。

年少の節分にも同じ演出があった。緊張からか、おもちゃが貸せなくてお友達と大きなケンカになった。節分の日はお休みしたいと言っていた。

年中では、節分行事の演出は無くなったから、鬼はでてこないこと太鼓も鳴らないことを伝えていた。節分の日は休んだが、2月の登園時にはパニックを起こし、動物のように前庭を裸足で逃げ回った。

年長、節分にはもう参加しないと伝えて休んだ。
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・なぜここまで恐怖を抱いたのか。

①和太鼓の音の記憶
和太鼓の音は、驚愕反応を引き起こしトラウマになりやすいと言われている


② asd傾向が強い脳タイプであること
ネガティブな記憶が感情とセットで残りやすい
視覚優位であること


③普段の生活でしつけの教育が根付いている
asd傾向が強めのタイプにしつけをするとどうなるのかを先生たちが知らない


これらの内的要因と外的要因が根本的な原因のひとつで、もう一つは、それに気づかずストレスがかかる環境下に晒し続けたこと。これによって、健全な発達が阻害されていたと考える。


この発達性トラウマは、生後三年間に起こると定義されていて、それがショック・トラウマを含む、心理的トラウマと発達性トラウマを区別する基準になっている。

※研究者や臨床家によっては、生後三年ではなく、人生の最初の四、五年であるとする者もいてバラつきがある。


およそトラウマ的であるとされる体験は、健全な発達を阻害する。たとえば、家庭内で深刻な虐待を体験した子どもは、健全な家庭環境に恵まれた子どもと比べて、脳が小さく、運動能力の発達が遅く、IQが低いと報告されている。

五歳で重大なトラウマを体験した子どもは、発達に遅れをきたし、もっと幼い子どものように振る舞うようになったりもする。



・発達性トラウマを引き起こすのはどういう状況?

ケイン、テレール『レジリエンスを育む』
岩崎学術出版社

上記では、乳幼児期の孤立無援体験を「発達性トラウマ」だと説明されています。

その内容は、虐待や機能不全家庭が例にあげられ、出来事を指しつつも後遺症(不安定あるいは混乱した愛着パターン)まで射程にいれている。だけれども、明確な診断基準がないため漠然とした概念のみです。


発達性トラウマを簡単に説明すると「幼い頃悪いことが起こり、本来ならそこにいて助け船を出し世話をしてくれるはずの人がおらず、その状況を切り抜けるために手を貸してくれる人もいなかった」ということ。

娘の場合は、これが保育園で頻繁に起こっていて、発達性トラウマ障害に発展してしまっていたということではないか。

例えば、登園時に人形を持って行ったときに、娘にとっては心の支えとなる人形だが、先生たちにとっては「他のみんな」が欲しがる邪魔なものになる。だから、持ってこないように注意をされる。(情報の手渡し方で印象はいくらでも変わるが、この時は残念だった。)


ある時は、お迎えの時間を先生に求められ、「何時?なんじなん?!お母さんに自分で言って!」と、先生から返答を矢継ぎ早に、そして強く催促されていて、泣きながら答えていた。私は見ていて辛かったが当時は仕事を選んでいた。この時は子どもが返事をすることに時間がかかることが、まだ分からなかったときだった。


ある日は、助けてくれる人がいるのかを確かめるために、靴を持って。と先生に伝えると、自分で持っていきよ。と言われ誰も助けてくれないという漠然とした記憶が溜まっていき、学習性無力感を感じ、保育園は心の支えを失う怖い場所となっていった。


こうして、少しの暗がりがある場所を通れなくなり、人も怖くなり娘はクラスの部屋に入ることができなくなった。と考えるとツジツマが合ってくる。

過保護だとか、しつけが出来ていないとか、そう言う問題ではなく、自律神経に異常をきたしている異常な状態だと言うことを知って欲しい。


娘は、発達性トラウマ障害の中核症状を満たしていた。

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「発達性トラウマ障害」は「発達性トラウマ」と異なり、虐待や育児放棄を受けた子どもたちのトラウマ後遺症に適切な診断名を付与するために作られた、診断名および診断基準(病態の特徴)を指します。

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「発達性トラウマ障害」の中核症状は、
「再体験症状・悪夢・解離性フラッシュバック」
これらを引き起こす刺激に対する「持続的回避」、
睡眠障害・攻撃性・集中困難・警戒心・驚愕反応など「覚醒度と反応性の著しい変化」のうち2つ以上を満たすことになっている。

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ストレス物質が分泌されつづけて、生理的心理的社会的な機能不全に陥ってしまう。

戦うか逃げるか凍りつくかで生きてたら、そりゃもう大変だから自律神経系の調整が必要になる。


・どうやって回復させる?

発達性トラウマからの適応障害ならば、
回復するように対応をすればいい。

まずは、ホッとする空間が必要だから、
日常生活の中では、
肯定10:否定0で過ごすことを徹底する。

褒めることと、肯定することは
違います。

優しいふれあい、スキンシップ
表情、声と言った非言語情報
相手の存在を受容するありようで
接していくことがとっても重要。

私はアロマが使いやすいから
娘が4歳の頃から使っています。

アロマを使ったり
夜寝る前にスキンシップをする
ラブラブ時間をとったり

今日よかったことを
伝えあうお話しタイムを作ったり

毎日娘が望む方法で
睡眠に入るようにしています。

遅くても、21時半までには
眠ってくれているのでハナマルです。


興奮して、
なかなか寝つけない時もあったし
寝室に来たらテンションが上がって
寝る時間が遅くなることもあります。

それはもう、
ホルモンや自律神経の仕業だから
子どもを怒っても意味がないし
それどころか、
ダメージのほうが大きいです。

asd傾向があって
不安症や恐怖症があるお子さんは
赤ちゃんの頃から敏感で
ママが育てづらさを感じることが
おおくあります。

私が幼児期におすすめしたいのは、
かわいい、かわいいと言って
チヤホヤして育てることです。


だけど、めちゃくちゃ
ハードルが高くなってしまうのが
発達凸凹子育てです。


これまでの発達凸凹の子育て経験から
zoomで相談に乗ることができます。

ただ、時間は有限であって、
パソコンを使用している間に娘は
ゲームをしたりYouTubeを見て待つので
有料で時間制限ありとなります。
(時間は30分〜40分程度)

もし、ご相談したい。
よしだと話してみたい。
と言う方がいらっしゃいましたら
お話し券を購入ください。


よしだと話す価値(金額)は
あなたがお選びください。

どれを選ぶかは
あなたの自由です。

北海道にシマエナガを
見に行っておいで!の
「お気持ち」を上乗せして
くださっても嬉しいです。


金額が低いからと言って
恨むこともありませんし、
適当に話すなどもありません。

そこは、よしだの人柄を見て
ご安心いただければと思います。

よければ、
この機会によしだの価値観に
触れてみてくださいね😊

◾️ははとむすめ


あなたからのサポートは、おうちでわが子の発達支援を頑張るママたちへの支援や動物への支援、私が支援したいと思った記事へのサポートという形で、誰かに還元されます。時々、私のコーヒーが少しだけグレードアップすることがあります。