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頭で立つ(YOGAをすること⑪)

ぼくは小さい頃、運動神経があまりよくなかった。だから、体育の時間の跳び箱やマット運動が苦手だった。逆立ちなどは全く出来なかった。いま、ぼくは通っているヨガスタジオで頭立ちのポーズを習っている。ヨガを始めてから柔軟性が増し、体幹も付き、いろいろなポーズが出来るようになっているが、逆立ち系のポーズはぼくにとって高い高い壁、険しい山、千尋の谷なのである。

シルシアーサナ 頭立ちのポーズ

ヨガのポーズの王様と呼ばる。
全身に血流が巡り汚血のつまりを解消、老廃物を除去。内臓のポジションを整え骨盤が上がる。脳内の血行を良くし頭をスッキリさせる。バランス感覚、集中力、記憶力や知的能力が増す。老化の進行を遅くする。

昔、ぼくが小さい頃、暴れはっちゃくというドラマがテレビでやっていた。はっちゃく少年は困難に遭遇すると「閃け閃け」と唱えながら逆立ちをしていたことをおもいだす。

いいことずくめの頭立ちだが、怪我には気を付けなければならない。首まわり、肩などよくほぐしてから行う。倒れても言いように、周りのものをどけて、出来たら広い部屋で。

ぼくにとって頭立の難しさは、頭と体が逆転してしまうと、自分の体がどうなってるかわからなくなってしまうのだ。逆さまの空間。まるで盲目になり、混乱しているかのようだ。いつものアーサナなら体の感覚を捉えて、視野から外れている腕や足、手の位置までわかったりするのだが。
だから、一気に足まであげずゆっくりゆっくり自分で自分を確認できるペースで骨盤を持ち上げていかねばならない。最初のうちはバランスを全くとれず、はたから見たら、でんぐり返しの練習をしているかのように見えたに違いない。長い長い道のり。

このポーズが出来たらまた、自分の世界が広がっていく。瞑想も深まっていく。

今日もこれからチャレンジします!!

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