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飽き性でもいいじゃん!と思い始めた今日この頃。

何をやっても長続きしないんです。

たとえば、写真。
長女が生まれた頃にめちゃくちゃはまって、どこへ行くにも、たった10分程度のお出かけでも、一眼レフカメラを持ち歩いていました。

それがいつしか「カメラ重いし、スマホでええやん!」となり、近頃ではスマホですら、ほぼ写真を撮らなくなってしまいました。嫌いではないんだけどなぁ。どうも気分が乗らないんだよなー。


ほかにも、パンやお菓子作りにはまった時期があって。

特にパン作りはとても楽しくて。シンプルな丸パンから始まり、惣菜パンや菓子パン、ベーグル、フランスパン等々いろいろと挑戦しました。

一時期は食パンにはまったこともあったなぁ。ホームベーカリーを使わず、食パン型を使って、角食を極めようとがんばっていました。家で角食を焼いたことがある人ならわかると思うんだけど、パンの角にきれいなホワイトラインが出たときには、よっしゃー!!って思ったよね。

けれど、パン作りもお菓子作りも、いまはまったくしていません。

理由としては、家族が増えて、食べる量が増えたこと。消費量が多くて、作る量が追いつかなくなったんですね。個人的には、普段の料理よりお菓子やパンを倍量作る方が大変だと感じていて、作っても作っても一瞬で消えてしまうことに、なんだか疲れちゃったのかなー?


とまぁ、言い訳を並べてみたけれど、いきつくところは「飽きた」んでしょうね。飽き性ってなんだか良いイメージがないから、あまり認めたくはないけれど、やっぱ「飽きた」んだと思う。

しかも、トコトン極めたうえで飽きるのではなくて、ある程度できるようになったら、もういいや!って次にいっちゃうので、「私はカメラが得意です!」「パン作りなら自信があります!」って言い切れない。

なんですぐに飽きちゃうんだろ?
なんで私は長続きしないんだろう?

ずーーっとコンプレックスでした。同じことを5年10年とコツコツ続けている人が心底うらやましくて。



パパの誕生日に娘が作った
フルーツタルトとアップルパイ


月日が流れて、娘たちがお菓子作りをするようになりました。やっぱ、血は争えないのかな?熱心に作っている姿を見ると、つい昔の自分を思い出してしまいます。

道具も捨てずに取っておいたので、一通り揃っているしね。数年間、日の目を見ることがなかったシフォンナイフが役に立つ日が来るとは!

※シフォンケーキを型から外すためだけに使うナイフ。パレットナイフに似ているけども、少し曲がっていて細いのが特徴。他に使い道がなくてずっとキッチンの奥で眠っていた代物。


娘がお菓子を作るようになって、気づいたんですけどね。

私自身、はまった時期があったからこそ、このような道具がある。作る過程においても、娘からのちょっとした質問や疑問に答えることができる。

娘「ホイップ泡立ててるんやけど、全然固まらへん」
私「まさか、砂糖入れ忘れてないよな?」
娘「え?ホイップ泡立てるのに、砂糖いるん?」
私「・・・・・・知らんかったん?」

という超初歩的なミスも。

娘「シフォンケーキ、あんまり膨らまへんかったー」
私「乳化剤入りのキャノーラ油使ったら、膨らまへんでー」

というちょっとした豆知識も。

私がパンやお菓子作りをしてこなかったら、わからなかったと思うし、娘にアドバイスしてあげることもできなかった。飽き性だからこそ、あっちやこっちに手を出したことが、役に立つこともあるんだなーって。

前回の記事で、「当たり前すぎて自分では気づいていない強みがあるよー」とか「人は生きているだけで何かを手に入れているよー」って書いたんだけど、まさしくそれだなって思いました。


やっぱり無駄なことなんてないんだよ。何事もね。そう思ったら、飽き性の自分がちょこっと愛おしく思えたのでした。

これからは堂々と飽き性を貫くぜっ!
ではでは、またー。



■この記事は、ことばと広告さんのメンバーシップ『書く部』のお題に沿って、書きました。

#これがわたしのいいところ
#みんなで書く部



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