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地方の社会問題が浮き彫りに。秋田での訪問販売を通じて感じた洋服選びの新提案

今日は、美郷町サンアールとアルコンが共同で企画した春の催事について、お話ししたいと思います。
このイベントは地域の皆さまの熱い支援のおかげで大成功を収めましたが、その背景には、私たちが直面している社会課題も隠れていました。

イベントの準備と実施イベントの準備は1か月前から始まりました。

チラシを配布し、地域の皆さまにイベントへの参加を呼びかけました。多くのお客様が友人や家族を誘い、一緒にイベントに足を運んでくださいました。この地域では、特に高齢の女性が洋服を選ぶ場所が限られているため、私たちが提供したアパレルショッピング体験は、新鮮で喜ばれる機会となりました。


社会課題の実感

イベント中、洋服に対して物珍しそうに群がる高齢の女性の姿を目の当たりにし、秋田県において高齢女性向けの洋服を見る場がいかに減っているかを痛感しました。
この現状は、私たち地方で活動するアパレル業界の人間として将来を危惧し、解決策を見出さなければならない問題だと感じています。

実際に足を運んでくださった女性にお話を聞くと「この辺りに洋服屋さんが無い(すでに廃業した)あってもイオンなどの量販店で洋服がお隣さんと同じになってしまう」と言うのです。
女性というのはいつの時代もおしゃれを楽しみたいもので、更に人とは違うものを手に入れたいようです。

地域交流の場としての成功

お客様が友人や家族と共に楽しむ姿を見て、イベントが地域の方々の交流の場として機能したことは大変喜ばしい成果でした。
会場は明るい笑顔と活気で満ち溢れ、皆さまにとって記憶に残る楽しい時間となりました。


洋服陳列の様子


おばあさん達の1日

この日、1番喜んで下さったご婦人方のグループの1日の流れをご紹介いたします。

朝、弊社の催事でご友人方と洋服を見せ合いながらのファッションショーを行い、満足した所で温泉へ。

昼、食堂にて食事会(我々もご同席させていただきました)

午後、休憩室で談笑し、再び洋服や雑貨、お菓子などを見に来て下さいました。

高齢化社会で私が出来ることは

友人と集まりショッピングや会話を楽しみ、温泉で癒される。

この一連の流れは高齢者にとって社会的孤立を防ぎ、健康増進させ、新しいものを見る事でのワクワクを与ている事に気づきました。

この取り組みは弊社にしか出来ない事で、弊社が果たすべき使命と感じました。
これから日本、とりわけ地方では更に高齢化が進み様々な社会問題が発生する事でしょう。

弊社は高齢者に寄り添う形で地域に貢献していければと強く感じさせられた催事でした。

終わりに

この春、美郷町サンアールとアルコンで開催された特別な時間を皆さまと共に創り上げることができ、非常に嬉しく思っています。
今回企画したイベントが、高齢女性が直面する洋服選びの問題に光を当て、地域全体で解決策を模索するきっかけとなれば幸いです。



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