ウサギたちを描きました。
このウサギの柄、ズボンを履いているみたいでかわいいな〜と思っています。

絵を描く時にいつも単体で描くことが多くポーズも特に意味を持たせることはなくて、メッセージ性とかエンターテイメント性が弱くそこを何とか変えていきたいと思っていました。
なので今回は２羽の関係性、シーンを意識して描いてみました。

と言ってもそこまで厳密に設定しているわけではありません。
大きいウサギが持っているニンジンを小さいウサギが欲しがっているシーンです。
何となく思いつき描き始めました。

最初から細かい設定をするのは難しいので、とりあえずシンプルでいいから付け加えてやってみる、というスタンスで色んなことに取り組んでいます。
人物とか背景とかポーズとか。

何かいいアイディア浮かばないかな〜と思いながらウサギを色々描いてました。

ウサギのことが大好き、と言うわけではないのですがシンプルで描きやすいからかそこそこの頻度で描いている気がします。

色々描いていくうちに真ん中下のニンジンを持っているうさぎとそれを食べようとしているウサギを思いつきました。
初期は大きいウサギが持っているニンジンが欲しいとアピールするのではなく、許可なく勝手に食べる、というイメージでした。

勝手に食べるのはやめて、欲しいとアピールするか迷っているようなポーズにしました。
大きいウサギも小さいウサギの存在に気づいています。

ただ立っているだけだといつもの棒立ちパターンになると思ったので両手を上げて欲しいアピールをしているポーズにしました。
ニンジン欲しいアピールだけでなく小さいウサギの性格を表すポーズにもなったのではないかと思います。

こうやって並べて振り返ると小さいウサギの心の成長を見ているようにも感じました。

ポーズは決まったので形の細部を修正しました。

股下の長さが２羽とも同じで大きいウサギが短足に見えると思ったので大きいウサギの足をちょっと長くしました。
大きいウサギの後頭部をより丸くしたり、腕を太くしたり伸ばしたりしました。

最近気になっている彩度の低さを調整するべく背景と人参をちょっと鮮やかにして完成です。

ポーズについて改めて考えてみた

今回は複数＋ポーズを意識して描いてみました。

この2羽の関係性ややりとりを見て改めて考えてみると

・幼少期は年上の持っているものに興味を持つ
・他人が持っているものに価値を感じ欲しくなる
・持っているものに関係なく大きいウサギの気を引きたいのかもしれない

など色んなイメージが浮かびました。
最初は小さいウサギがニンジンが欲しくてアピールしている、というイメージだけでしたがもう少し考えを進めてみると全く違った意味が見えてくると感じました。

そしてどちらかと言うと小さいウサギに感情移入している割合が多いと感じました。
そうなると上に挙げた『他人が持っているものに価値を感じ欲しくなる』という思いを表したかったのかもしれないと感じました。
そして自分のことをまだまだ小さい存在だと思っているのかも。
全部に意味を持たせ繋げる必要はないのですが自分の描いたものでありながらそんな考察結果になりました。
答えを欲しがる性格なのでそう言うことにしたいだけかもしれません。

僕は魅力的な絵が描けるようになりたいと思って日々絵を描いていますが何を表現したいのか、描きたいジャンルは何なのかいまだによくわかっていません。
描いたものについてよく考えることで自分が探しているものが何なのか、その手がかりが掴めるかもしれないと感じました。

ポーズはまだあまり意味のないものになっていますが少しずつ関係性や物語を絵に込めていきたいと思っています。

動物イラストの制作受付中です。
動物のイラストが欲しいな〜と思っている方、ぜひご検討ください🙇↓