林鉄朗 / TETSURO HAYASHI

Beside Japan Ltd Marketing Director / スポティ…

林鉄朗 / TETSURO HAYASHI

Beside Japan Ltd Marketing Director / スポティノーバ株式会社代表取締役。ロンドンと東京を拠点としたスポーツビジネスコンサルタント。ロンドン芸術大学連合 Central St. Martins イノベーション経営修士課程修了。

マガジン

  • 文化とビジネスの不穏な関係にちゃちゃ(!)を入れる

    • 178本

    文化をどう定義するかはさまざまですが、基本的に人が生きるための工夫です。そうなんですが、なんか本末転倒みたいな話って多いのです。例えば、はっきり言うかどうかは別にして「ビジネスのための文化」とでも言いたげな論が目につきます。それ、いいの?という文章を書いていきます。

  • 英国アート・デザインスクール留学_関連記事まとめ

    英国ロンドン芸術大学セントラル・セントマーチンズ イノベーションマネジメント修士(MA)に関連する記事のまとめ。

  • デザイン・ソーシャルイノベーションとスポーツの交差点

    「スポーツを活用したソーシャルイノベーション」をテーマに、思考や事例をキュレーションしたマガジンです。

    • 文化とビジネスの不穏な関係にちゃちゃ(!)を入れる

      • 178本
    • 英国アート・デザインスクール留学_関連記事まとめ

    • デザイン・ソーシャルイノベーションとスポーツの交差点

最近の記事

グローバルに企業価値を高める「持続的な事業開発・社会価値創造」に必要なヒントを探しに ──欧州スポーツエグゼクティブツアーを実施します

はじめまして。ロンドンを拠点にするブティックスポーツエージェンシーBESIDE JAPANの林と申します。この度、日本企業がグローバルに企業価値を高めるために必要な「持続的な事業開発・社会価値創造」のヒントを探るプログラム「欧州スポーツエグゼクティブツアー」を企画することになりました。このプログラムを一言で表すと、「欧州スポーツ界とのコラボレーションを通じた日本企業のイノベーションデザインプログラム」です。日本企業のリソース・アセットと欧州スポーツ界のリソース・アセットを掛け

    • UEFA(欧州サッカー連盟)がロンドンで仕掛ける新たなイノベーションエコシステム

      先週、欧州サッカー連盟(以下、UEFA)が「Champions Innovate」という取り組みを発表しました。個人的に、サッカー連盟として革新的な問題解決の方向性を示し、非常に面白いソリューション・アーキテクチャであると感じました。このnoteでは、新たなイノベーションエコシステムという切り口で、要点を下記にまとめてみたいと思います。 Champions Innovateとは何か「Champions Innovate」とは、2024年にチャンピオンズリーグ(以下、CL)決

      • クリエイティブ・コンフィデンスが育まれた2年間-人生を豊かにする留学-

        前回のnoteに続き、今回は英国アート・デザインスクール留学が「どのような意義をもつのか」について書きたいと思います。正直、この問いの答えはまだまだ自身の内で発酵させている最中で結論的なものはないのですが、現時点(発酵過程)の考えをアウトプットしておきたいと思います。 シンプルにお伝えすると、私にとって留学は人生を豊かにする機会でした。そして、これまで「クリエイティビティ」とは遠く距離のあるビジネスパーソンであった私にクリエイティブ・コンフィデンス(自身の創造性に対する自信

        • ロンドン芸術大学イノベーションマネジメント修士コースとデザイン人材資質類型との相関

          2022年7月にロンドン芸術大学セントラル・セントマーチンズイノベーションマネジメント修士(MAIM)を修了しました。2020年秋からの留学生活は、新型コロナウイルスに翻弄され続けた2年間。思い描いていたキャンパスライフとは異なるものでしたが…(苦笑)、カオスな環境下でも無事に学びを修了することができて今はホッとしています。 一つの区切りとなるこのタイミングで、2年にわたる英国デザイン・アートスクール留学で「何を学んだのか」、この留学が「どのような意義をもつのか」、そして「

        グローバルに企業価値を高める「持続的な事業開発・社会価値創造」に必要なヒントを探しに ──欧州スポーツエグゼクティブツアーを実施します

        マガジン

        • 文化とビジネスの不穏な関係にちゃちゃ(!)を入れる
          安西洋之(ビジネス+文化のデザイナー) 他
        • 英国アート・デザインスクール留学_関連記事まとめ
          林鉄朗 / TETSURO HAYASHI
        • デザイン・ソーシャルイノベーションとスポーツの交差点
          林鉄朗 / TETSURO HAYASHI

        記事

          イノベーションとスポーツの交差点を探して(イタリア/ミラノの経験を振り返る)

          ビジネスイノベーション・ソーシャルイノベーションへスポーツをいかに活用できるのか、大学院の研究テーマとして考えるこの領域を探求すべくロンドンよりミラノへ飛んだ。 現地在住のビジネスデザイナー安西さんにコーディネート頂いた今回の旅は、研究テーマを掘り下げるヒント、多くのインスピレーションを得ることができた濃密な時間となった。このnoteでは、イタリアでの経験を振り返りつつ、芸術大学でInnovation Managementを学ぶ人間の視点から見たイノベーションとスポーツの交

          イノベーションとスポーツの交差点を探して(イタリア/ミラノの経験を振り返る)

          英国のクリエイティブ産業政策とセントマーチンズで学ぶ意味(YEAR1振り返り)

          大学院のYEAR1が終了しました。2020年9月から2021年6月までのコロナ禍真っ只中の留学生活。端的に表現すれば、心身ともに大いに揺さぶられたカオスな1年。ただでさえ、ロンドンという多様性に満ちた都市で、芸術大学という(これまでの人生の延長線上には描きづらい)環境に身を置き、イノベーションマネジメントという新たな学問領域の扉を開来きました。その上に、Covid-19やBrixitという社会的コンテクストが加わりました。英国政府の方針や大学院のレギュレーションは目まぐるしく

          英国のクリエイティブ産業政策とセントマーチンズで学ぶ意味(YEAR1振り返り)

          コロナ禍における英国デザインスクールでの学び(Autumn Term振り返り)

          Autumn Termが終了しました。深刻なコロナ禍の英国、国/大学院/レジデンスそれぞれのシステムで目まぐるしくレギュレーションが変わる非常にカオスな環境でした。授業はオンラインをベースに、一部オフラインを取り入れるハイブリッド形での運営。大学院・教授・学生が試行錯誤をしながら、新たな学びをプロトタイプした2ヶ月でした。束の間のTerm間休暇に、Autumn Termを振り返っておきたいと思います。 ●どのように学んだのか?冒頭に述べたように、Autumn Termはオン

          コロナ禍における英国デザインスクールでの学び(Autumn Term振り返り)

          日本サッカー協会で働いた私が、海外デザインスクールでイノベーションを学ぶ理由

          ロンドンへ降り立ち1週間が経ちました。欧州でも本格的な第二波の到来が連日ニュースで報じられていますが、ここ英国も同様。新型コロナウイルス感染拡大を受けた警戒レベルが引き上げられ、市中では一定の緊張感ある空気が流れています。奇しくも、このような困難を極める時期に新たなチャレンジへ踏み出すことになりましたが、記憶新たなうちにその想いを綴れればと思います。 1.どこで学ぶのか?(Where)2020年10月より、英国/ロンドン芸術大学(UAL)のカレッジのひとつ、セントラル・セン

          日本サッカー協会で働いた私が、海外デザインスクールでイノベーションを学ぶ理由

          サッカーを通じて社会価値を創造する事業デザイン(1)

          日本サッカー協会に在籍していた2017年、JFA Youth Development Programme(JYD)という普及・育成領域における新事業のビジョンづくりを行いました。その名も「JYD未来デザインラボ」。 従来の「広告露出価値」、重要性が叫ばれて久しい「アクティベーション」を通じた企業の課題解決、という枠組みをさらに拡張し「サッカーを通じた社会課題解決型の事業・マーケティングモデルづくり」を狙った野心的な取り組み。このプロジェクトパートナーが、共創型戦略デザインフ

          サッカーを通じて社会価値を創造する事業デザイン(1)

          スポーツをつかう(Utilize)という視点

          「する」「みる」「ささえる」。スポーツに関わる人間であれば一度は耳にしたことがある、スポーツ産業を取り巻く要素を表すフレーズ。今回のnoteは、ここにスポーツを「つかう」という視点をテーマに記したいと思います。 上記画像で示したシステムは、Sports ecoSystem Enabler Framework(以下、SSEF)というものです。これは、KEIO SDM SPORTS X Leaders Program 0期のプログラムを通じて参加者と教員でディスカッションを重ね

          スポーツをつかう(Utilize)という視点

          今、スポーツ界に求められている人材とは?

          先日、KEIO SDM SPORTS X Leaders Program(以下、SXLP) の2019報告会に参加してきました。これは、2018年度より始まった慶應SDMが提供する人材育成プログラムで、今年度が2年目になります(私は、2018年度<通称0期>の卒業生)。 プログラム参加者は、ライツホルダー(競技団体・連盟・組織委員会・リーグ)・企業(オリパラスポンサーやノンスポンサー)・アスリート(現役NCAA選手・元日本代表)、さらには建築家・起業家など、推薦・公募で集ま

          今、スポーツ界に求められている人材とは?

          課題解決とスポーツがコアである理由(2)

          前回は、私のコアを構成する要素(Being)の「課題解決」に関して記しました。今回はもう一つの要素がなぜ「スポーツ」なのかをお伝えできればと思います。 ・私のコアを構成する要素は、「課題解決」と「スポーツ」 ・「課題解決」の理由は、幼少期に置かれていた環境が起因 ・「スポーツ」の理由は、アメフト選手時代のとある家族との出会いが起因(←今回はココ) ■「スポーツ」の理由 幼少期から26歳まで、部活・体育会さらには社会人スポーツでも選手を続けてきた私ですが、スポーツの本質的な

          課題解決とスポーツがコアである理由(2)

          課題解決とスポーツがコアである理由(1)

          以前、私のキャリア(Doing)に関してご紹介しましたが、今回は私のコアを構成する要素(Being)に関して記したいと思います。 ・ 私のコアを構成する要素は、「課題解決」と「スポーツ」 ・「課題解決」の理由は、幼少期に置かれていた環境が起因 ・「スポーツ」の理由は、アメフト選手時代のとある家族との出会いが起因 「課題解決」と「スポーツ」の2つは、それぞれ起因となる原体験があります。その原体験を起点に時間をかけ自身のコアとして熟成してきた感覚を持っています。そして気がつけ

          課題解決とスポーツがコアである理由(1)

          スポーツとビジネスとソーシャルの交差点

          スポーツとビジネスとソーシャルの交差点