全世界株式はおすすめしない?投資をする際の注意点
近年、日本でも投資が身近になりつつあるなかで"米国株式"や"全世界株式"
は、数ある投資信託の中でも人気の商品になります。(表1)
今回は、全世界株式について解説していきます。
1.結論
2.全世界株式は全世界に”均等に”分散されていない
本当にたった1本で全世界の株式に分散投資できるのでしょうか。
eMAXIS Slim 全世界株式(オール・カントリー)の目論見書から
対象国の構成割合を見てみましょう。(表2)
蓋を開けてみると、なんと・・・
"約6割"はアメリカが占めているのです。
(たった1本で分散投資できると思って全世界株式に投資したのに、、
これじゃ全然分散投資になってないじゃん!!)
果たして、これは分散と言えるのでしょうか、、??
私は、分散とは言えないと思います。
(アメリカへの依存が高すぎる。)
3.全世界株・米国株を両方持つことは分散になる?
前項でも記載したとおり全世界株式では、アメリカの比率が約60%であったのに対し、米国株・全世界株を両方投資することにより、約80%に約20%も
増えます。アメリカに過剰に投資をしているポートフォリオとなります。
以上のことから
全世界株式・米国株式を両方持つことは"NG"です。
4.つみたてNISAで買うならどっち?
前項で述べたように、両方保有しても分散にはなりません。
では、全世界株式と米国株式はどちらに投資すべきなのでしょうか。
私が投資初心者におすすめしたいのは、全世界株式です。
米国株式のみに投資してしまうと、結局アメリカへの一国集中投資に
なってしまい、アメリカ経済が低迷してしまった場合に、ダメージが非常に大きいです。
投資初心者にとっては、より安全でリスクの低い
全世界株をおすすめします。
5.まとめ
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