視野を狭めない方法
落ち着いて考えることができる本当のタイミングは、その状況にない時にあると思っています。
例えば、仕事で焦ってミスをしてしまった際に「一度落ち着きます。」とか「冷静になるために一度顔洗って深呼吸します。」とか耳にすることがあります。でもその状況になってしまってからでは落ち着くことは不可能なのではないかと思います。
なのでこのような発言は、つまるところ落ち着かせる行動ではなく「自分に言い聞かせている」んだと思います。
だからといってこの状況でどうすれば落ち着けるかの解を持ち合わせていないので、今後も私はこの言葉たちを使うと思います。
そんな本日は、その状況になる前に自分の思考を整理しておくと自分の視野が狭まっていることにも気づけるのではないか。
そんなお話です。
・バイアスがかかりづらい状況を作る
バイアスは自分ではバイアスにかかっていることになかなか気づくことができない危険な代物です。
バイアスにかかればかかるほど、視野が狭くなり、狭くなることによって選択肢も少なくなります。
このバイアスという代物もバイアスにかかってしまってからでは手遅れなので、少しでもバイアスにかかりづらい状況を作ることが重要になると思います。
その方法は以下2点だと思っています
・いろんな意見を取り入れる体づくり
・フラットな状態の時に考える
意見を取り入れること。これは言うまでもないですよね。
どれだけ自信のあることでも、意見を取り入れる姿勢は必要です。
それはどんな人に対してもです。
自分の地位だったり年齢を一回クリアにして考えてみて、部下でも年下でも、意見を取り入れてから判断することは何歳になっても必要不可欠な能力だと思います。
それができない人をもしかすると老害というのかもしれませんね。
重要なのは2点目です。
と言うのも、意見を取り入れる行為は他人に依存してしまいます。
意見を取り入れた先に反対意見の人が存在しないと成立しないのです。
だからこそフラットな状態の時に、どれだけ思考を整理しておくかでバイアスに向き合えると思います。
・視野の狭まりを自覚する方法
バイアスがかかってしまってからでは自身の視野が狭まっていることに気づくことは困難です。
それと同じように、その状況になってからでは視野が狭くなっていることに気づきづらいのだと思います。
どちらもやはり、フラットな状況の時にどれだけ思考を整理しておくか。ここが問題になってくると思います。
要は、バイアスにかかる前であり、その状況になる前です。
最近友人と自分の子供が生まれたらどう育てるべきか。と言う話になりました。いろいろ話し合った結果「実際に子供が生まれないとなんとも言えないよね。」ととてもしょうもない結論に落ち着いてしまったのですが、悪くないなとも思いました。
それ自体を自覚することは割と重要なことだからです。
もっと言うと、実際に子供が生まれた時を想定できていて、視野が狭まることを理解できていると思えたからです。
ここでいう、フラットな状態とは、子供が生まれる前の状態の今であることになります。
この状態の時、子供が生まれる前の状態の時にどう育てるべきかを考えておくと、実際に子供が生まれてからと比較することができ、視野の狭まりを理解できると思っています。
子供が何かスポーツをしたいと発言したときに、どのくらい干渉するのか。今の回答と実際に愛おしい子供が生まれた時の回答には乖離があると思います。
想定外の事態が起こることなんて必ずあると思いますが、フラットなときにどれだけ想像できるか。
フラットな時の回答と視野が狭まった時の回答を頭の中で整理できると選択肢の幅も大きく変わると思います。
・予想の幅を常に広げていく
フラットな状態の時に、思考を整理しておくことが重要だと記述しました。
要は、その時のために、その時にどうなるかを予想しておくことが重要になります。
なので常に将来を予想する力は必要不可欠で、これは仕事でも同じことが言えると思います。
仕事は将来どんな部署にいるか、何をしているのか明確にわかる人はいないと思いますが、少し先の未来。重要な案件の前とか。緊張する前に思考を整理しておく。これが結構重要になってくるんだと思います。
視野が狭まってから考えるのではなくて、視野が狭まることを前提として、今はこう考える。実際に案件に参画したらどう考えるようになったかとか。こんな事前準備をしておくと、なるべく焦らずに対応できるのではないかと思います。
将来とは言わず、仕事が始まる前の日曜日に今週の予想を立てておいて思考を整理するだけでも十分だと思います。
そして仮に予想が外れてしまってうまく対応できなかったとしても、今後その選択肢が増えるのでとっても良いことだと思います。
予想は自身の経験量によって左右されてしまうのでどんどんアップデートして、予想の解像度を上げていくとプライペートも仕事も視野を狭めることなく、焦ることなく対応できるんだと思います。
拙い言葉なのに長々と読んでいただきありがとうございます。
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ではまた月曜日にお会いしましょう。
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