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手持ちのリソースでとにかくやってみることが成功への近道

情報を仕入れて企画に落とし込んで提案する(アウトプットする)

仕事ってこの繰り返しだと思う。そして「まずうまくいかない」ことをわかっておくことも大切です。手持ちのリソースを使ってとりあえず動いてみるのですが、ほぼうまくいきません。ですがたまにポテンヒットが出る。ここにチャンスがあります。

前職にいるときに考えた企画。日の目を見るチャンスがなくホコリをかぶりかけていましたが、独立した今は提案できる面が広がったことと、そもそも汎用性を高めた企画にしていたことが功を奏しました。企業への協賛営業。かなりの確度でスポンサーしていただけると思います。

うまくいかないからそこで萎えてしまうのではなく、一旦寝かせておいてしかるべきタイミングで再登板させる。あたらしい情報を得てあたらしい企画を提案することも大事ですが、そもそもトライできずにいた過去の企画は、うまくいくのかいかないのかがまだ分かっていません。だったらどんどん提案する。シンプルな話です。

メンバーに疑似体験させる

これも大事にしていること。マネジメントの立場でメンバーを指導することの本質は、疑似体験(成功体験)をさせることです。過去のインプットを生かして、成功確度の高い企画をつくり、その企画にメンバーを参加させます。細かい作業を任せて企画を動かしていると、そして結果につながるとあたかも自分が何かを成し遂げたような錯覚に陥ります

そう。錯覚であり妄想であり、思い込みです。だけどこれが根拠なき自信につながり「次はこんなことやってみては?」という思考が生まれてきます。成功体験によって行動が促進されることはよくあること。

プラセボ」とは「私が喜ばせよう」という意味のラテン語であり、近年になるまでほとんどすべての薬はプラセボでした。暗示の力によって病が治るのは、世話をしてくれる人に対する信頼や確信があるからだと言われています。

エンドルフィンなど脳内麻薬をはじめとするホルモンや神経伝達物質を放出させて、激しい苦痛を遮断するだけではなく高揚感をもたらすという理屈は、錯覚や思い込みによる根拠なき自信と同じです。

自分一人で考えて企画して失敗を繰り返してようやく到達する成功体験。できなくはないですがさすがに時間がかかりすぎます。ショートカットを提示することもマネジメントの大事な役割。いち早く錯覚を与えて自信をつけさせて、お尻を叩かなくても行動がドリブンされていけば、つないでいた手を離してもいいでしょう。

備忘として。

久保大輔





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