今紫

京都出身・在住。獅子座♌ 『令和氣淑』https://xaverius1208.exb…

今紫

京都出身・在住。獅子座♌ 『令和氣淑』https://xaverius1208.exblog.jp/

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  • ドラマ解説・感想

    今まで視聴したテレビドラマの解説、感想記事をまとめました。

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    今まで視聴した連続テレビ小説の解説、感想の記事をまとめました。

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はじめまして

はじめまして、今紫と申します。 『続・令和氣淑』はexciteブログで開いている『令和氣淑』 のサブブログです。ここでは作品(小説、テレビドラマ、演劇、映画等)の解説、感想を主に綴ろうと考えています。 よろしくお願い申し上げます。 ※ 2023年9. 23 修正

    • 不適切にもほどがある

      2024年冬ドラマで『不適切にもほどがある』を観ました。宮藤官九郎作品を観たのは『いだてん』と幕末を舞台とした単発ドラマ以来です。 解説 1986年(昭和61年)東京、中学校の教師・小川市郎は生徒への体罰を辞さない熱血ぶりを見せていましたが家庭では娘・純子の非行に頭を抱えていました。 ある日、市郎は学校の帰り、バスに乗って居眠りします。目覚めたら不思議な光景を目の当たりにします。 それは2024年(令和6年)の東京でした。彼は38年後の世界(未来)にタイムスリップし混

      • 大奥 2024

        昨年のよしながふみの同名漫画を原作とした男女逆転『大奥』が終了して間もなく2024年1月、フジテレビで連続ドラマとしては20年ぶりの『大奥 Ooku』が放送されました。しかも『大奥 season2』と同じ江戸時代中期・徳川家治治世期が舞台で今回は史実通り女性の「大奥」です。 主人公は今まで取り上げることがなかった御台所・五十宮倫子女王(いそのみや・ともこじょおう )です。多くの時代劇で脇役に過ぎなかった江戸幕府10代将軍・徳川家治(とくがわ・いえはる)が中心人物として登場し、

        • 続・令和氣淑 一周年

          本日は『続・令和氣淑』をご覧くださりありがとうございます。 昨日、弊noteでの活動を開始して1年となりました。読者の皆様に見守られ執筆を続けることができました。 これからもよろしくお願い申し上げます。 2024年4月2日 今紫

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          ブギウギを見終えて

          2024年3月29日、連続テレビ小説『ブギウギ』が最終回を迎えました。福来スズ子(趣里)が歌手引退コンサートを開き、大勢のファンに惜しまれながら歌手生活に別れを告げました。言うまでもなくモデルとなった笠置シヅ子は歌手引退後、鼻歌一つしないほど俳優に専念し1985年逝去まで貫きました。 笠置シヅ子の生涯を半年間、毎週月曜日から金曜日の15分間で ― 一部省略されるも ― 凝縮し放送するのは並大抵ではありません。俳優、脚本、演出、音楽、制作、そして視聴者と合わせてドラマは成立

          ブギウギを見終えて

          日本アニメ界2つの巨星墜つ

          日本の漫画・アニメ界2つの巨星が墜ちました。 一人は漫画家・鳥山明で2024年3月1日、急性硬膜下血腫で死去しました。享年68。 鳥山明は1957年名古屋市出生・清須市在住で『Dr.スランプ』『ドラゴンボール』『ドラゴンクエスト』をはじめ数多くの漫画、キャラクターデザインを手掛け、日本のみならず世界中のファンを掴み鳥山独自の世界観を示しました。 私は鳥山明の作品で好きなのは『Dr.スランプ』と『アップルポップ』です。『アップルポップ』は『ひらけ!ポンキッキ』(1973年

          日本アニメ界2つの巨星墜つ

          吉原炎上

          今回紹介するのは明治の吉原遊廓を描いた映画『吉原炎上』です。 「男が通う極楽道、女が売られる地獄道」 『吉原炎上』ナレーションより この作品は画家・斎藤真一が養祖母が吉原の花魁として過ごした半生と1911年(明治43年)4月に発生した吉原火災に基づいて執筆した絵画付き小説を原作に1987年、五社英雄監督、東映京都撮影所で制作・上映され、主演の名取裕子をはじめ二宮さよ子、藤真利子、西川峰子(現・仁支川峰子)、かたせ梨乃ら有名女優が吉原遊女を演じて話題になり、特に当時の資料を

          吉原炎上

          光る君へ

          大河ドラマ『光る君へ』が始まって3ヶ月が経ちました。主人公・紫式部(まひろ)と藤原道長のプラトニックラブを描き出します。 戦国、幕末が多い大河ドラマで平安時代(平氏政権期は除く)が舞台になるのは『風と雲と虹と』(1977年)以来です。 紫式部を演じるのは吉高由里子で日本文学史上の最高傑作『源氏物語』を執筆した女性作家をどのように表現するのか見ものです。 藤原道長は柄本佑が演じ、藤原家の3男に生まれながら皇后を2人輩出する最高権力者になる役柄を務めます。 脚本は『ふたり

          光る君へ

          宮廷女官チャングムの誓い

          2003年、空前のヒットを飛ばすドラマが韓国で放送されました。『宮廷女官チャングムの誓い』(原題「大長今 대장금 」)です。 主演はイ・ヨンエで宮廷女官から王の主治医に登り詰めるチャングムを演じ2003年MBC演技大賞を受賞し他の部門も総なめした伝説の時代劇で数多くの宮廷料理が登場し2004年、日本で初放送され韓国料理が大流行しました。 主人公のチャングム(大長今)は朝鮮王朝時代中期、第11代王・中宗治世期に実在した女性医師で当時MBC(韓国文化放送)に所属していたイ・ビ

          宮廷女官チャングムの誓い

          ブルボンの封印

          今回は17世紀フランスとイングランドを舞台にした藤本ひとみの歴史小説『ブルボンの封印』を紹介・解説します。 解説 『ブルボンの封印』は1992年、小説家・藤本ひとみが執筆発表し新潮社で発行されました。小説は絶対王政を確立したフランス国王ルイ14世と鉄仮面伝説を題材に藤本ひとみの解釈で執筆され、ジャージー島の貴族に育てられた青年ジェームズと生まれて間もなく肩に入墨を刻まれ薬屋に引き取られて育てられた娘マリエールが自らの出生の秘密を解き明かそうと探し出し、衝撃的な真実に辿り着

          ブルボンの封印

          ブギウギ前半を振り返る 2

          前回の続き 『ブギウギ』は歌、ダンスが満載です! 音楽は服部良一の孫・服部隆之が担当し祖父の歌曲をアレンジし、オリジナルの歌曲も登場しました。 作中の舞台演出は荻田浩二、音楽は甲斐正人で宝塚歌劇団、OSK日本歌劇団で活躍しています。 初回は「東京ブギウギ」で福来スズ子〈笠置シズ子〉が軽快に歌い踊るところから始まり、幼少時に遡り花田鈴子が「恋はやさし野辺の花よ」を浴場で歌い、USK〈OSK日本歌劇団〉の事務所でも歌い、幼い頃の思い出の歌として記憶に残ります。 スズ子がUS

          ブギウギ前半を振り返る 2

          原作と改変作品を考察 −芦原妃名子の訃報に接して

          日本テレビ系列ドラマ『セクシー田中さん』の原作者で漫画家・芦原妃名子が2024年1月29日、栃木県日光市で亡くなりました。芦原妃名子は自分の作品が改変され日本テレビに訴えたもの聞き入れてもらえず苦悩の末、自らの命を絶ちました。 亡くなる前日、芦原は自身のSNSに作品が改変された経緯を綴りその苦痛を訴えました。 しかし投稿は削除し芦原は帰らぬ人となりました。 私は芦原妃名子の作品と当該ドラマを見たことがないので詳しい感想を述べることはできません 私は過去、原作と改変作品

          原作と改変作品を考察 −芦原妃名子の訃報に接して

          ブギウギ前半を振り返る

          『ブギウギ』が佳境に入り、福来スズ子〈笠置シズ子〉(趣里)が村山愛助〈吉本穎石〉(水上恒司)との生涯の愛が最高潮に達しようとします。史実も同じです。 ※ 〈〉はモデルとなった人物、組織を指します 2023年10月から始まった『ブギウギ』は少女編、USK〈OSK日本歌劇団〉編、梅丸楽劇団〈松竹楽劇団〉編、戦中期慰問編を経て戦後の後半に入りました。 今回は前半を振り返ります。 大正時代、大阪・福島の銭湯「はな湯」の娘・花田鈴子は歌が好きで常連客を楽しませます。父・梅吉(柳

          ブギウギ前半を振り返る

          花子とアン

          2024年NHK大河ドラマ『光る君へ』が始まりました。紫式部(970年? - 1019年?)を演じるのは吉高由里子です。吉高由里子は十年前の2014年、連続テレビ小説で『赤毛のアン(原題:Anne of Green Gables 緑屋根のアン)』シリーズの翻訳家・村岡花子(1893年 - 1968年)を演じました。 『光る君へ』放送記念として村岡花子を主人公にした『花子とアン』を紹介・解説、感想します。 解説 〈〉はモデルとなった人物、組織を表します 『花子とアン』は

          花子とアン

          2024年のあいさつ

          寒中お見舞い申し上げます。 本年なら新年のあいさつをするべきですが 元日に能登半島地震、2日に羽田空港航空機衝突事故、3日に山手線無差別刺傷事件、4日に北九州市・魚町銀天街大火災、と正月とは思えない出来事が相次いで発生し心から祝える状態ではありません。 能登半島地震、航空機衝突事故で亡くなられた方々へのお悔やみ、ご遺族、避難生活を送られている方々、復旧、救助・救護、及び支援活動に携わる方々へのお見舞い、心より申し上げます。 これを本年のあいさつとさせていただきます。

          2024年のあいさつ

          本年最期のあいさつ

          本日は『続・令和氣淑』をご覧いただきありがとうございます。 本年の記事公開・更新は本日が最後です。 2023年4月1日、弊ブログ『令和氣淑』のサブブログとして各分類の作品の紹介・解説・感想を中心に始めました。拙文ですが弊ブログをご覧いただいている読者の方々のおかげで続くことができました。 2024年1月4日に再開します。 来年もよろしくお願い申し上げます。 本日は誠にありがとうございました。

          本年最期のあいさつ