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吾輩はカクカクサギである

吾輩はカクカクサギである。
著書はまだない。

中学の頃に「光の翼」というタイトルの小説を書くと宣言し、
すでに30年近くが経っている。

「光の翼」はパトスという少年とノゾミという少女が出合い、
混沌とした世界に光が差すというストーリー。

言ってしまえば、

ボーイミーツガールは世界を救う

二人の出会いが中心の上巻と、二人の成長を描く下巻の二巻構成だ。

ただ先に書いた通り、
あれから30年余りが経っている。
2,3回ほどプロットのデータは消えてしまい、
現在では同じタイトル国と国王と民、そして人と自然の関係を描く、
3巻構成の作品へと姿を変えている。

ただ、根幹にあるのは変わらず、

ボーイミーツガールは世界を救う

だ。

私はそう言う話が大好きなんだ。

でも、
当然のごとく1ページも書いていない。

だって、

カクカクサギだから。


見回してみると、世の中には同族がたくさんいる。

〇〇になろうにも、〇〇ヨムにも、もちろんこのnoteにも。

同族の特徴はプロフィールを見るとすぐに判る。

だって、同族の皆さんは物書きとは別の「顔」をお持ちなのだ。

いえ、物書きとしての顔しかない物書きなどいないのですが、
カクカクサギの人は必ずと言っていいほど、その別の顔がとても忙しい

例えば、多忙な仕事をされている。
例えば、出産直後で子育てに追われている。
例えば、ボランティア活動に励まれている。

などなど。

得てして物書きとしてよりも、
そのもう一つの顔の方が他人に必要とされているのだ。


否。。。


そうなるように自ら仕向けているのではないですか?

「今」は書かないのだと言えれば、
「理由」があって書けないのだと言えれば、
「自由な時間」がなくって仕上がらないのだと言えるのであれば、
「それはカクカクサギではない!」
と自分を納得させられるかもしれない。

だから、無意識に物書き以外の自分を忙しくしてしまい、
しかも他人から見て納得のいく理由にしたいがために、
必要以上にを入れてしまう。

なので人より多く仕事をして会社で出世していたり、
とても教育熱心だったり、
多くの方から人望が厚かったりする。

いません?
あなたの近くにも?
書く書く言っているのに「本業」とやらがとっても忙しそうで、
なかなか筆が進まない人


でもね、
私も含めて、彼らはわかっているんです。

心の奥の方で燻っている何かがあるのを。

どんなにを読んでも、

どんなに映画を見ても、

どんなにゲームをプレイしても満たされない自分がいることを。

そう、一度でも物書きの道を歩み始めた人は
絶対に他人の作品では満たされない。

だからいつか、カクカクサギから足を洗わないといけないのだ。

そうしないと私もあなたも救われない


もし、あなたにカクカクサギの自覚があるなら、
一度周りを見渡してみてください。

その仕事、本当にあなたがやるべきことですか?
実はそろそろ後進を育てて仕事を譲るタイミングだったりしません?
子供は本当に四六時中あなたを必要としていますか?
もしかしたら自分で考えてやりたいことがあるかも知れません。
少しだけ一人でやらせてあげて見ては?
そのボランティア、あなただけがやるべきことですか?
本当はみんながやらなきゃいけないことなのでは?

もちろん、今はその時ではないかも知れません。
会社が潰れては生活できないし、子供のことは取り返しがつかないかも。
ボランティアだって困る人がいるかも知れません。

でも今この瞬間から、
物書きとしての次の一歩を私と一緒に進んでみませんか?

だって、その書く書く詐欺の被害者は、

他でもない、あなた自身なのですから・・・。


※この記事は私の個人的な独断と偏見で書かれております。
プログラマーとしての本業をしっかりとこなしつつ、
コンスタンスに作品を仕上げられている方もいらっしゃいます。
なので一概に本業がある人が全員にカクカクサギとは言えません。
ただ、その方もそうですが、
その本業を決して書かないことの言い訳にはしないのです。

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眠れない夜に