ユリシーズを読む|010.男も泣くよ|2021.03.19.
こんにちは。
会社員が隙間時間に『ユリシーズ』という小説を読む、というどこかで聞いたことがあるような記事を書いています。
*『ユリシーズ』とは、ジェイムス・ジョイスという作家による20世紀を代表するとんでもない小説です。
*でもまだ、『ユリシーズ』の前に読んでおくべきというギリシア神話『オデュッセイア』とやらに挑んでいるところです…。
今日のオデュッセイア
父、オデュッセウスを探す旅に出ているテレマコスくん。
今、いるのはまだスパルテ(スパルタ)です。
テレマコスくんは、ここにきてついに父が生きているかもしれない情報を手に入れます。スパルタの王メネラオスがいうには、かつてプロテウスという神が「オデュッセウスが、とある島にある仙女カリュプソの屋敷に無理に引き止められられているところをみた」と語ったという。プロテウスという神は、そこでオデュッセウスが大粒の涙を流しているところをみたらしい。
ギリシア神話では、いわゆる「男は泣くな」的な美学はみられません。そういう美学はどこでうまれたのでしょうね。古代ギリシアでは英雄たちがむしろけっこう泣く。
そもそも「男は泣くな」というようなのはどこから出てきたんでしょうね。と思ってネットを探してたら、『男性権力の神話 《男性差別》の可視化と撤廃のための学問』という本を発見する。おー、読んでみたい。
男性であることでの差別ということは、もっとよく考えてみるべきだと思う。
男性が、男性差別を自覚する、ということは、女性にとっての女性差別の自覚がどういうものであったか、というのを男性が理解するうえで重要だと思う。
女性が、男性差別を自覚する、ということは、男性にとっての女性差別がどういうように感じられているのか、というのを女性が理解するうえでも重要だと思う。
結果、歩み寄りができるのでは、と思う。大事なのは、男女感での共感だろう。
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