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この残虐な光景を見てもなお

毎日アルジャジーラの中継を見ていると、病院からの映像の音声にはその人の声が聞き取れないくらいの爆風や爆発の音が入っている。
そしてSNSでは一般市民やアーティストたちも歩いて避難する様子をポストしている。その脇には転がる犠牲者の体が見えたりもする。
たくさんの双方のフェイクニュースがあることももちろん認識しているが、これだけの多くの犠牲者が出ているという事実、生きるか死ぬかを水や食料などライフラインをイス ラ エルがコントロールしているという事実、国連さえも同国にお伺いを立てないと支援物資を入れられないという事実、この地球の多くの人が今目の当たりにしている。まさにライブストリーミング中なのだ。
しかしながら、状況は全くよくならない。良くならないどころか悪化している。なぜ?

ここに書きたい情報や感情がたくさんある。でもどうして私は躊躇しているのだろう?
センサーシップ
これを感じている。
SNSでもただの風景(それでもパレスチナ の)をポストするとインプレッションは1000以上。同じような風景写真にコメント、例えば即時停戦を求めます、やCEASEFIRE NOW、などイスラエルを直接的な言葉で批判はしていないが停戦を求めたり、パレスチナに寄り添うような言葉、またガザの人たちを心配し思う言葉などが入るとインプレッションは100を下回る。

多くの海外に住むアーティストの友人たちがPalestine, Israelと記載しないようになった。暗号とまではいかないがAIが判断しにくい工夫をしている。多くの人たちがセンサーシップに気がついている。そしてそのせいで逮捕をされないように気を配っている。

私たちは自由であるように見えて、全く自由ではない。

思っている以上にロビイストたちは活躍している。もはや暗躍ではない。

他者が自由でない限り、私たちも自由ではない。

改めて実感した。私が公安に目をつけられるのはいつだろうか?もしかしたらもう目をつけられているかもしれない。こんな無名の私でも。影響力もないインフルエンサーでもない私でも。それは一人ひとりの行動が合わさると大きな力、うねりとなることを知っているからだ。

こんな残虐な映像をライブストリーミングで配信されていながら、各国のリーダーが命を見捨てる理由はわかりきっている。
日本だってそうだ。外務大臣はハマスはテロだが、イスラエルが今していることは何であるか検証できていないという。これだけ情報があっても。

色々書けないがこれが表現の不自由である。日本にもある。これだけの残虐なことが起きないと不自由があることにも気がつかないなんて。


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