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時空を超える

少しだけ空の色が濃くなったエルサレム。商店のガヤガヤとした喧騒、ワンピースのようなアラブ服を着たおじさまたち、スカーフをまとった女性たち、旧市街外の芝生に寝転がる子供達、いつも通りの光景だった。

ダマスカスゲートから旧市街に入る。階段の両サイドにイスラエル兵、そして入り口にもイスラエル兵。着いてすぐのチラ見から実際に近づくと改めてイスラエル兵が増えたことを実感する。どう見ても見た目がアジア人のわたしにはにこやか。しかし、アラブ人にとっては・・・・
ここに1時間も座っていればアラブ人が2、3人は尋問とボティチェックを受けるだろう。ただアラブ人ってだけで。

門を入って左そして右、すると空が見える。道の真ん中には野菜やハーブを売りに来ている人たちが商品を並べている。左右が人の通るところ、そしてその横に路面店。そこをすぎると目の前にファラフェル屋さんがある。ここまでは変わらないのだが、このファラフェル屋さんの前がイスラエル兵ポイント。ヘブライ語で何を話しているかわからないが、きっとファラフェル美味しそう!この匂いお腹空くよねー!だと思っている。とりあえず”今”は何も起きていないから。

何度ここに訪れても飽きがこない。この石畳は何千年前のもの?この壁はイエスキリストが触った?十字軍の落書き。今ココにいるわたし。21世紀。現在のイスラエルが建国されて69年・・・・

中に進んでいこう。

+++訪れてくれるみなさまへ+++

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