わたしがパレスチナ料理に拘りたい理由
友達でエルサレムで一緒にイベントをしているシェフIzzのインタビューがアップロードされた。
どのシーンも恋しくて懐かしくていてもたってもいられない映像。
エルサレムもラマッラーもセルビスの中もバスの中もチェックポイントも分離壁もスークも何もかもわたしの胸を打つ。(でもチェックポイントも分離壁も早くなくなればいい!と思っていることは記しておきたい)
中東料理でもアラブ料理でもなく、なぜ”パレスチナ料理”なのか?
パレスチナってどんどん小さくなってるんですよねー。気候変動?地殻変動?いいえ、占領です、入植で、です。
土地は奪えてもアイデンティティは奪えない!
食文化ってアイデンティティの最たるものじゃないですか?
スイスに長く住む日本人のお友達が言ってた。
長いことヨーロッパに住んでもうメンタリティーもかなりスイス人に近くなったと思うの。日本にたまに行ってもアジャストできないし。家でも和食なんてほとんど食べないし。でもね、すっごく疲れた日はやっぱりお味噌汁飲みたくなるのよ。驚いちゃうでしょ?
パレスチナの土地が奪われて命が軽んぜられて政治的にも色々あって、でもパレスチナが存在していること、パレスチナ人がいること、それはなかったことにできない。
だからわたしは
パレスチナという存在のありようをお料理で証明したくなったの!
もう80歳になる友達のおばあちゃん。足が悪いからいつもわたしを頼ってくれる。肩貸してって。階段を登る時も坂道を歩く時も病院に行く時も。
おばあちゃんと一緒に食べたお料理、彼女が子供の時からずっと好きだったお料理、イスラエルが建国される前から食べているお料理。
フムスもファラフェルもサラダアラビーだって奪えない。
ザータルだってタヒーニだってパレスチナ人のアイデンティティを形成するものなんだから。
パレスチナの存在を舌で感じて五感で感じて、体感して欲しくて始めたパレスチナを食べるイベント”キャッチパレスチナ”
今日も明日もパレスチナ料理を作り続ける。
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パレスチナ料理が食べたい人はお気軽にオファーくださいね。
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