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Welcome to 河合研究室!!【前編】

こんにちは!河合研究室へようこそ!!
今回は信号処理や情報数学などの科目を担当する、河合 伸悟先生のご紹介です!

【自己紹介】
愛知県に生まれ、大学は東京、会社に入ってからは神奈川県、千葉県、埼玉県で過ごしてきました。また、海外留学をきっかけにアメリカ東海岸で1年半ほど住んだ経験があります。
趣味はSCUBAダイビング、旅行などです。海の近くの職場に勤務したことをきっかけにダイビングを始め、タンク本数は4桁に。まだ見たことのない生物を観察したり、行ったことのない土地を訪れたりと、未知のモノ・コトを体験するのが好きです。

【研究分野(職業分野)について教えてください!】
大学時代は物理学を専攻した後、就職してからは通信会社で光通信の研究を行いました。光通信とは、光の信号を光ファイバというガラスの伝送路を用いて伝搬させることにより、大量の情報を長距離にわたって送る技術です。その通信容量は過去40年で実に6桁以上も増大してきました。このような進歩は類い稀であり、世の中で最も発展してきた技術の1つです。光エレクトロニクスやデジタル信号処理など、様々な要素技術がその発展を支えています。
その中でも私は、海底ケーブルに適用するための長距離光伝送技術、光の波長を変えて複数の光信号を伝送する際に、パワーが弱くなった光信号を増幅するための光増幅器、所望の波長の光信号を取り出す/送り込むことのできる光伝送装置、光ネットワークの自動運用に向けた状態推定技術、などを研究してきました。私の研究では主に、基礎的な理論計算、伝送実験、シミュレーションといった手法を用います。これらの経験を基に光伝送装置の実用化開発、グループ会社での技術営業、光技術の国際標準化にも携わりました。

最近では、技術経営やシステム工学の分野にも興味を持ち、技術イノベーションの背景にあるダイナミクス、情報通信技術を様々な産業に応用した社会システムデザインなどの研究をしています。

【その分野を目指そうと思ったきっかけは何ですか?】
子供の頃から自然科学に興味があり、SF映画やアニメなどをよく見ていましたし、よく近所に昆虫採集に行きました。新しいアイデアや未知の現象に出会うとワクワクしたことを憶えています。と同時に、その現象の背景にはどのような仕組みがあるのか、なぜ世界はそのようになっているのかを解き明かしたいと思うようになりました。そのような興味から、大学では物理学を専攻しました。
加えて、新しい技術を生み出すことにより、人々のライフスタイルや社会そのものを変えていきたいというモチベーションも持っていました。当時の私は情報通信技術に大きな可能性を感じたので、通信会社に研究職として就職し、光通信の研究開発に携わりました。その後、技術経営系の海外大学院に留学しました。システム工学を用いて社会的・技術的課題を分析する方法、デザイン思考を活用した製品開発、製品開発におけるリスク分析、技術戦略や経営戦略の理論、組織/文化横断的なチームワーキング・リーダーシップなどを修得することができました。

こうした経験や学びが私の中で重要なパーツとなり、現在の研究活動につながっています。

前編はここまでです!!
次回、後編もお楽しみに~♪