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地球ライフを満喫する遊び方

先日、アニメ『グリッドマンユニバース』という映画を観まして、めちゃくちゃ大満足だったんすね。今年見た中で今のところ2番目に面白かったアニメでした。で、1年前に『四畳半タイムマシンブルース』という映画から『自由』とは何かについて紐解いていったものがだいぶ好評だったので、今回は『グリッドマン』から学ぶ『地球の遊び方』です。
考察要素も多めですが、ネタバレもちょっと入ってるかもなので注意です!
アニメに興味のない方は“もくじ”から、「地球の楽しみ方」までとんでください。

退屈から救いに来ました。ぜひ読んでください。


あらすじ


まずグリッドマンは、1990年代に円谷プロの特撮ものとしてウルトラマン系列で放映された『電光超人グリッドマン』をアニメ化して2018年にすごい人気が出た『SSSS.GRIDMAN』っていうアニメです。ちなみに、『電光超人グリッドマン』のキャッチコピーは「君の熱い思いが、ヒーローを呼んだ。」らしいです。

プラスで同年2018年に、アナザーストーリーな感じでやっていたアニメの『SSSS.DYNAZENON』の方が個人的にはストーリー含めて好きかもです。で、その2つを合体した激アツ映画が2023年公開のアニメ映画『GRIDMAN UNIVERSE』ですね。この3つ見てウォー!ってなります笑。

グリッドマンのアニメの方は、神に立ち向かい、神を救う物語。
ダイナゼノンは、上辺だけの自由と後悔しまくりな過去に立ち向かい、自分たちを変える物語。
グリッドマンの映画は、視聴者全員のやってほしいことを全部やってさらにそれを上回ってくれる大満足胸熱作品で、好きな女の子に告白するために宇宙を救う物語。戦闘シーンが特に好きなわけでもないけど、音楽流すタイミングが素晴らしすぎるんですね。

ジャンルは特撮らしさはもちろん、恋愛要素もうまく絡み合っていて結構幅広い世代で男女関係なく楽しんでみられます。見る決心をつけるまでがなかなか大変ですけど。

感想は「普通」というのが最高に褒め言葉という不思議で稀有な作品です。


地球の楽しみ方


まず地球を楽しむために、この世界をバーチャル空間だと思ってもらった方がわかりやすいと思うので、それを念頭に置いといていただきたい。

グリッドマンの世界は、神が箱庭の世界に君臨して自ら創り出した怪獣で箱庭を何度も壊しては治して、気に入らないものは無くして理想の世界を維持している。

これは、僕ら3次元の人間が2次元の世界を沢山作ったり、VRを作ったりしてるのとちょっと似てるんですね。私たちは神で結局次元的に考えると神にもなり得るという。

マトリックスの世界観がこの場合、的を射ているって、感じていただけますかね?

あの映画を見ると、この世の理解する事が不可能な、宇宙のことや神様のことは自分たちの次元では理解する事が難しいんじゃないかっていう都市伝説的な考え方もわかる気もしますよね。だからといって、この世の真理に近づこうとすることはロマンもあって必要ですけど。

そして今の前提を踏まえると、『SSSS.DYNAZENON』に出てくる敵側のシズムっていう人が

そうやって、人は自身で理を作るよね。

自分で自分を縛っておきながら、自由を求める。他人に流されながら他人を流す。鬱陶しくないのかな。

って言ってて。さも、VRじゃなくてなにかが意図的にこの世界を作っていてもいなくても、人間には自由がないかのように。

でも、前回の「自由とは何か」でも明言した通り、未来の見えない、わくわするような状況こそが人間にとっての一番の自由だと僕は思っています。

そして最終話では、

怪獣の力さえあれば時間や空間、生きることや死ぬことからも解放される。
もう少しで無常の自由に辿り着けたのに後悔はないの?

と。ちょっと今の人類が仮想現実に求めているものと似たことも言っている。

それに対して主人公が、

俺にはまだわからない。
これから嬉しいこととか、苦しいこととかを繰り返して、生きていきたいから。

俺は自由を失うんじゃないよ。かけがえのない不自由をこれから手に入れていくんだ。

そんな考えがあったか。。

まあでも、今の自分が自由でも不自由でも、地球で楽しむには目的をもって、楽しく生きることが1番なんじゃないかと思います。ある一面では自由で、ある一面ではかけがえのない不自由。それがコツなんじゃないでしょうか。

また、映画では

この世の終わりか…

そうなる前に告白しといた方がいいかもしれないけどそもそも六花に彼氏いたらその時点でこの世の終わりだよな…

そう、終わりなんです。目的を失ったら何もかもがどうでもよくなっちゃう。それこそ世界の終わり。だからこそ、かけがえのない不自由も愛して、地球を遊び尽くす事が大切なんですね。

自由も不自由もひっくるめて、人生賭けて楽しめる目的を見つけよう。



感想


とにかくキャラクターの良いアニメです、今年4度目のロスをするくらいに。(1度目は『けいおん!』、2度目は『ゆるキャン△』、3度目は『ダンジョンに出会いを求めるのは間違っているだろうか』)。実にオタク的だ。。。

この映画観て深い事考えるシリーズは、インタビュー記事を書くのと同じくらい楽しいので続けていきたい!

マジ良かった。

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