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ロシアやソ連のあれこれ

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ロシアやソ連の飲み物や食べ物、音楽や映像、場所や習慣、その他何でも、喜怒哀楽を刺激されたあれこれを紹介しちゃいます
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記事一覧

ロシア正教のパスハではイースターエッグでタンパク質を摂取しよう

昨日5月5日は日本では「こどもの日」でしたが、ロシアでは正教の復活大祭(ロシア語でПасхаパスハ)が今年はちょうど5月5日にあたったのだそうです。 パスハとはざっくり何ぞやパスハについてざっくり調べたり、これまでに習ったことを基にまとめてみました。 ・イイスス・ハリストス(イエス・キリスト)の復活を祝うロシア正教会の最も重要な宗教的行事 ・西方教会のイースターと同じく、毎年異なる日に祝われる移動祝日。基本的に「春分の日の後の最初の満月の次の日曜日」に祝われる ・パス

寒いモスクワでのほっこり子育て経験

いつものnote記事では子供たちとの日常を書いてたりなんかしてますが、縁あってロシアでの子育てを経験することが出来たクロサワ一家・・・ロシアでの日常生活や旅行中の奮闘ぶりを語り出したら日が暮れてから夜が明けてしまいそうです(私が語るというより妻が、でしょうか笑)が、今日は子連れモスクワ生活で有り難かったことについて書いてみました。 無論これがロシア各地で全部そうだと一般化することは出来ませんが、日本やヨーロッパと結構違うな、と感じた点の一部を紹介させて頂きます。 ①メトロ

ドストエフスキーの思ひ出

・・・こんなタイトルを書くとまるで私がロシア文学専攻だったとか思われそうですが、そのようなことは全くなく、ドストエフスキーなんぞはズブの素人であることをご了承願います(こう書くと「クロサワ、じゃあお前は何のプロなんだよ!?」と攻め込まれそうですが笑) そんな素人の私に、仮にドストエフスキーの思ひ出めいたものがあるとすれば、大学1年の夏休みのことでしょうか。当時は「ロシア語を選んだのなら、ドストエフスキーぐらいは読んでおかなくちゃならないな」なんて、これまた素人感丸出しで意気

ロシアと言えばウォッカ、ウォッカと言えばロシア?

皆さんはウォッカというお酒をご存じですか? モスコミュールやスクリュードライバー等、何かで割った状態で飲んだことのある方は多いかもしれませんが、ロシア風にストレートのショットグラスで愛飲されている方はひょっとしたらそれほど多くないかもしれませんよね。 ウォッカとは何ぞや 例によってChatGPTに教えてもらいました。 これまでの小生の理解は、ウォッカといえばジャガイモから作られた蒸留酒で無味無臭、アルコール度数はきっかり40%と決まっており、39%でも41%でもない、

中央アジアの優しいうどん ラグマンの地位を向上させたい(その1)

皆様は、蕎麦派ですか?うどん派ですか? 私は以前は蕎麦派でしたが、最近うどんもいいなあ、と思うようになってきました。一口にうどんといっても全国津々浦々で様々なうどんがあるのでしょうが、本日は中央アジアのうどん・ラグマンについて思いを馳せてみましょう。(冒頭の写真:タシュケントで食したラグマン) ラグマン(Лагман)とはなんぞや 恒例になりつつあるChatGPTに聞いてみたくなりましたので、今回は3の法則を用いて聞いてみました。 私は若かりし頃からロシア・中央アジア

世にも不思議な猫のサーカス

「猫ふんじゃった」から思い出す いつかの記事で猫だのノミだのカツレツだの書いていて、ふと思い出しました・・・ モスクワには、世にも不思議な猫のサーカスがあるのです・・・その名も「ククラチョフ猫劇場」・・・!(冒頭の写真:ククラチョフ劇場の舞台) ククラチョフ一家が1990年にオープンさせた常設の劇場です。公演の様子がわかる動画が劇場のYoutubeチャンネルにあったので下記にて紹介させて頂きます。 ロシア人民芸術家で芸術監督のユーリー・ククラチョフさんが劇場の顔です

~イクラ事変~イクラから勝手に見出した人生の教訓

年が明けたと思ったら「あっ」という間に1月も終わりですが、皆様お元気にお過ごしのことと存じます。1月は決算月だったので忙しくて記事が投稿出来ずにいましたが、今日はイクラについて書いてみました。 イクラ=実はロシア語なのです 皆様、イクラってご存じですよね?そうです、あのお寿司の軍艦に乗って出てくる、赤くてプチプチしたドラゴンボールみたいな食べ物です。ご存じの方もいらっしゃると思いますが、イクラ(икра)という言葉は実はロシア語で「魚の卵」という意味なのです。 我々日本

たまにはソ連ロックを聴いてみるのもいいもんさ

皆様、少々遅くなりましたが本年もどうぞ宜しくお願い致します。私は新年9日(火)が仕事始めだったのですが、長い様であっという間の1週間でした・・ 年末年始はお陰様でいつもよりゆっくり出来ましたので、自分が過去に聴いていたロシア・ソ連音楽を聴きなおしてみたり、当時のことを思い出したりなんかしていました。色々思い出したものの中で本日はКино(キノー:ロシア語で「映画」の意)というバンドの曲を紹介したいと思います。 キノーをざっくり紹介しようとした場合、 1982年結成のソ連

たまにはソ連の映画音楽を聴いてみるのもいいもんさ

1月は決算月だったので非常に忙しい月でございましたが、私も含めたサラリーマン諸氏は2月も事業計画だなんだで引き続きお忙しい月を過ごされることでしょうね・・・がんばれ、世間のサラリーマン!なんて言ってみたくもなります(笑) さて、ソ連の傑作映画に「モスクワは涙を信じない」"Москва слезам не верит"という、アカデミー国際長編映画賞というのを受賞した作品があります。私も学生時代の授業や駆け出しサラリーマンの頃に何度か(何度も?)観たことがあるのですが、本日は