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『HSPかるた』の『こ』〜定時制高校に行ったから大学目指しました~



昼はフルタイムの仕事、夜は定時制高校に通っていました。



わが家は母子家庭で養育費ももらえず、母は父親の借金を返済しながら子供3人を育てている…


なのに!

兄2人は何も迷わず頑張らず、高い学費の高校に4年間行きました!

お昼の定時制なので4年間でした。年間学費100万円ほど…

100万円×4年間、が2人…(;'∀')ゾゾ~ッ
(数十年後に兄が2人とも発達障害/自閉症スペクトラムと分かりますが…)


「お兄ちゃんたち信じられへん!」


とプンプンしていた私。

しかし、かく言う私も小・中とまっったく勉強をしていませんでした。


けど成績もそこまで悪くないし、親に金銭の負担はかけたくない。

すべり止めの私立は受けずに公立1本受験でいけるだろうと余裕ぶっこいていました。


落ちました。。。


え~!受験失敗です!担任もビックリ!(゚Д゚;)



吹奏楽部の部長や学級委員、生徒会のお手伝い係などをしていて先生方にも顔が広かった私。

教頭先生も心配して家に来てくれました。


先生方にススメられて2次募集している私立の高校も受験してみましたが、倍率がスゴ過ぎて普通にまた落ちました。。。



とゆーことで夜間定時制高校に行くことになったのです。


行く前は

「定時制高校はヤンキーだらけで、誰も授業を聞いてなくて教室の後ろでたまっていて…」

なんて話を聞いたりしてめっちゃ怖かったんですが、私はベビーブーム世代で、

行ってみると“受験に失敗した普通の子”、がたくさんいました。


クラスの半分は年上で、ヤンキーのフレイバーがするクラスメイトもいましたが、基本みんな優しかったです。

そして色々な人がいるクラスはとても刺激的で面白かったです。


でも色々な人がいる分、色々な理由で学校を辞める人も多く、卒業する頃には半分になっていたと思います。


さて、私が定時制高校に行って良かった点。


とにかく勉強が分かるようになった!



『基礎数学』
という授業があったんですが、中学の頃の私は理数系がチンプンカンプンで、苦手意識しかなかったんです。

でも『基礎数学』は中1レベルからゆっくりおさらいしていく感じで、あ~そういうことか!と、今までやらず嫌いだった数学が、絡まった糸がほどけるようにスラスラ分かるようになったんです!


1つ分かりだすと自信やヤル気が出てくるもんで、他の教科もぐんぐん理解していきました。


さらにさらに、自分で運動オンチと思っていましたが、何故か苦手だった体育も出来る出来る⤴

私、定時制で、

“何でも出来るキャラ”にレベルアップしたんです!



人間の思い込みや自信ってスゴイですね!


しかも私は最初から勉強が出来たのではなく、分からないところからすごく分かるところまでいったので、

友達に勉強を教えるのがめちゃくちゃ上手かった

です!何が分からないのかがすごく分かるから!
(でもHSPさんの記事を見ていると教えるのが得意な人は多いみたいです)


お昼にフルタイム正社員として働いた私は、夜は学生だけど半分社会人。

せっかく勉強が楽しくなってきたのに“卒業”が近づいてきて


ヤダヤダ!もっと学校に通って勉強したいやい!

ってなったんですねぇ。


定時制に行ってなかったら絶対そんなこと思わなかったと思います。


そして美術の先生の一言もあり、美術の短大を目指し、無事合格することが出来たんです。

定時制からお昼の大学に行くパターンは珍しかったらしく(その学校では初めてかも?)、私の大学合格は学校中の先生から祝福されました。



このあとの美術短大時代は私の人生の中でも『宝物』のような時間になりましたし、今も関係が続いているかけがえのない仲間とたくさん出会えました。


大学2年になる時に200万あると聞かされていた私の貯金が母の恋人に使われてなくなった!と知り、慌てて奨学金を申し込んで、その後社会人になってから奨学金も自分で返した話、とかあるんですが、、、


今日はここまでにしておきます。
ありがとうございました。٩(๑′∀ ‵๑)۶•*¨*•.¸¸♪


🌱こちらの投稿も定時制時代の話です☟( ´∀`)

☟(*´Д`*)こちらは美大時代のしびれる話🌱

#創作大賞2023

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