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インスタグラマーの見つけ方:自社サービスのPRに最適なインフルエンサーを選ぶためのガイド

サービスをより多くの人に届けたいが、どんな投稿をしているインスタグラマーにPRを依頼すればいいのかわからない。
色んなインスタグラマーに声をかけたがほとんど断られてしまう。
そもそもいきなりインスタグラマーにDMを送ってもいいのか不安だ。

こんな疑問や不安を持っている方にこそ、この記事を読んでいただきたいです。


インスタグラムは、ブランドの認知度を高めたり、新しい顧客を引きつけたりするための効果的なプラットフォームです。ただし、自社サービスをPRするインスタグラマーを見つけるためには、戦略的なアプローチが必要です。
本記事では、自社のブランディングに合ったインスタグラマーを選ぶ方法と、PR依頼に応えてもらうためのコツを解説します。

1. インスタグラマーの選び方

インスタグラマーを選ぶ際には、以下のポイントを考慮しましょう。

1.1 ターゲットと一致しているか?

もし20代から30代の働きながら妊活をしている方をターゲットにするようなサービスをあなたが提供している場合、声をかけるべきは当然ターゲットをフォロワーに多く持つインスタグラマーです。

自社のターゲットオーディエンスとインスタグラマーのフォロワー層が一致していることが重要です。インスタグラマーのプロフィールや投稿内容、フォロワーの反応を調査し、年齢、性別、地域などの属性が自社のターゲットと合っているかを確認する必要があります。

1.2 フォロワーが多いだけではダメ?!

アクティブでないフォロワーや購入したフォロワーが多い場合、最近投稿をしていないインスタグラマーもPR効果は期待できないでしょう。

投稿数が多すぎるインスタグラマーの場合には、
1投稿あたりの影響力は期待できない可能性が高いです。
投稿ごとの「いいね」やコメントの数を確認し、フォロワーとのインタラクションが活発かどうかを見極めることが重要です。
中でもコメント数は熱心なフォロワーがいることを意味するため、とりわけ重要となります。

理想的には直近の2、30件の平均いいね数や平均コメント数をもとにスコアリングすることが大切です。
たまたまバズっただけの投稿などが平均化されて本質的な投稿のクオリティがわかるからです。

実際に私が調査する際は、下記の数式によるスコアリングを直近30投稿で行い、その平均値をエンゲージメント力として採用しています。

(いいね数+(コメント数×2))/ フォロワー数

1.3 ブランドの一部として紹介できるか?

インスタグラマーの価値観やスタイルが自社のブランドイメージと合っているかを確認しましょう。
過去の投稿を見て、ブランドに対する忠実さや、他の企業とのコラボ状況をチェックしましょう。

1.4 ブランド規模と一貫性があるか?

依頼の内容や予算などの規模は、PR依頼をしたいインフルエンサーのフォロワー数などの規模と見合っているでしょうか。

予算数万円の零細サービスのPR依頼を、数百万フォロワーのインスタグラマーにしても、まず断られてしまうでしょう。
DMへの返信すらこないかもしれません。

フォロワー数は少ないが、コメント数やいいね数はフォロワー数と比較すると多いインスタグラマーの場合、予算で期待した以上のリーサ力をもたらしてくれることが多くあります。
また、このように実績やフォロワー数が少ないインスタグラマーの場合は、
依頼に応えてくれることも多く、長期的に友好な関係をきづきやすいでしょう。

1.5 リスクがないか?

# 子育て # ベビー服  でPR依頼すべきインスタグラマーのリスト(2024/5/14調査)

この写真は私が分析した際のリストですが、赤く色付けされているものはリスクが懸念されるインスタグラマーです。
(※インスタグラマーの良し悪しの評価や中傷の意図はございません。)

例えば以下に該当する特徴がある場合には、PR依頼をする際には多少なりともリスクが伴うため、飛び抜けたメリットや期待値がない限りは避けることが無難でしょう。

  • 投稿数がかなり少ない

  • フォロワー数とフォロー数がほぼ同じ

  • 最新の投稿から2週間以上が経過している

  • 平均コメント数がかなり少ない

私の調査手法などはこちらの記事から確認できます。

2. PR依頼に応えてもらうコツ

非常に大切な内容です。最適なインスタグラマーを見つけ、ぜひPRをしてもらいたいと思っても、断られたらあなたは何も得られません。
次の点を考慮することで、依頼の承諾を獲得できる可能性が増します。

2.1 コピペで依頼するのは言語道断

インスタグラマーへの依頼メールは、個別にパーソナライズしましょう。
相手の名前や、なぜあなたに依頼したいのかを具体的に述べることで興味を引きましょう。

2.2 明確なオファーをする

依頼の内容を明確にし、インスタグラマーが何を提供するか、またそれに対してどのような報酬を用意しているかをはっきりと伝えます。
金銭的な報酬や商品、サービスの提供など、具体的なオファーを示しましょう。

2.3 依頼内容をガチガチにしない

インスタグラマーには、クリエイティビティを発揮できる余地を残しておくことが大切です。
あまりにも詳細な指示を出すと、インスタグラマーの個性が失われる可能性があります。
縛りすぎると、発信内容はインスタグラマーのものではなく、あなたのものになってしまいます。

2.4 沢山の声掛けをする

これは依頼を成功させるうえで最も重要な観点かもしれません。
他の観点を丁寧に実施し、予算も豊富に設けたとしても依頼は100%に答えてもらえることはありません。
あらゆる工夫を凝らし承諾率が10%に到達したとして、5人しか声をかけなければ依頼は成立しないでしょう。

10人、20人程度にしか声をかけない場合、唯一承諾してくださったインスタグラマーの都合にあわせ、PR内容や予算、納期などを調整しなければなりません。

50人、100人、数百人と声をかけることで、最終的にPRを依頼するインスタグラマーを期待通りに選定できる状態になります。

3. インスタグラマーを見つける方法

インスタグラマーを見つけるためには、
以下のようなリソースを活用しましょう。

3.1 プラットフォームから探す

専用のプラットフォームを利用することで、特定の条件に合ったインスタグラマーを効率的に見つけることができます。フォロワー数、エンゲージメント率、ジャンルなど、様々なフィルターでインスタグラマーを検索できます。

ただし、これらのプラットフォームは事前に収集用意された情報がならんでいるだけのため依頼したインスタグラマーがすでに投稿をやめてしまっている場合や既に専属契約をしていてPR募集を打ち切っている場合などが多々あります。

プラットフォームを利用する場合には、最新の情報が乗っているのか、
その場で最新の情報を取得・分析してくれるのかどうかに着目しましょう

3.2 口コミや紹介に頼る

他の企業や業界関係者からの口コミやリファラルも、信頼できるインスタグラマーを見つける手段です。
信頼性は高いですが、この方法はすでにインスタグラマーとの関係値があることが前提となるため難しいでしょう。

3.3 有識者に調査を依頼する

手前味噌で大変恐縮ですが、私のようなインフルエンサーへの手伝いや調査を専門している人に依頼する方法は大変効果的です。

最新の情報を調べてくれる上、個々の事情に応じた条件指定や実績をもとにしたスコアリングでのリストアップをしてくれるからです。

また、母数も多く集めてくれる場合が多いため依頼を成立させるための条件を兼ね揃えています。

ただし品質と信頼性などの価値が高く結果へのコミットが期待できるものの、予算が高くデメリットとなるケースがあります。

結論

自社サービスのPRに適したインスタグラマーを選ぶためには、ターゲットオーディエンスの一致やコンテンツのジャンル、エンゲージメント率などを考慮し、ブランドとの相性を確認することが重要です。
インスタグラマー選定の際には、インスタグラマーの情報鮮度に注意し、いまも投稿を続けているのか、PR依頼が可能なのかなどをチェックしましょう。

また、実際に依頼に応えてもらうためには、パーソナライズされたアプローチや明確なオファー、そして多くのインスタグラマーに声をかけることが何より重要です。

これらのポイントを押さえ、効果的なインスタグラマーとのコラボレーションを実現しましょう。


記事を読んでいただきありがとうございます。

私は普段、インスタグラマーの助手として、様々な分析やアカウントの運用代行をする活動しています。
リーチ力があるが、フォロワー数が少ないインフルエンサーなどのリストアップなども日々実施ております。

あなたのサービスを訴求できるインスタグラマーもリストアップ可能です。
リストアップしてほしい!という方は下記noteをご覧ください。


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