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東北の5月旅 山形編

先日アップした下の秋田編の続きで、今回は 東北の5月旅 山形編をお伝えします。


1.牛窓川、丸池様、玉簾の滝  

鳥海ブルーラインは秋田側と山形側のルートがあって、鉾立展望台から南に下ると山形県となります。

下った先の山形側からも、下の写真のように鳥海山がきれいに見えました。
こちらの南麓の方が残雪が多い気がします。

鳥海山南麓

牛窓川、丸池様

鳥海山の麓に伏流水が湧き出る牛窓川と丸池様があるとのことで行ってみました。
下の2枚は牛窓川の上流。林の中の川面に映った陰影がきれいでした。

杉林の中を清流が流れる。
川底や両岸のいたるところに湧水が見られる。
牛窓川上流

下の2つの動画は、上の林を抜けた下流の様子です。

この下の動画は、たまたま流れてきた木の葉をずっとスマホで追いかけてみました。水がきれいで足を浸けたくなります。

この牛窓川の近くに丸池様があって、ここは湖底から水が湧き出していて、更に牛窓川に比べ水深があるので池全体がブルーに見えます。

丸池様

玉簾の滝

この丸池様から車で30分くらいのところに玉簾の滝(山形県随一の高さ63m)があって、名前が素敵なので行ってみました。

崖が柱状節理でできていて、そのため直瀑になっている。
これも鳥海山が火山である証拠、と言えますね。
滝の前にあった赤味の草を撮ってみました。
ヤグルマソウと思われます。

この滝の、滝らしい姿も素敵ですが、駐車場から滝までの500m位の道すがら、植物園などで見る野草が普通に生えているのに驚きました。

エンレイソウ
ニリンソウ

ここでは玉簾の滝を取り上げましたが、地図をみるとこの辺りには多くの滝や湧水池などがあります。
鳥海山の雪解け水の恩恵は大したものです。


2.酒田市 山居倉庫

鳥海山に関わる山地から海の方に移動して、酒田市の山居倉庫に向かいます。

庄内米の積み出しのための昔の倉庫ですが、その機能美がそのまま写真映えとなっています。

この写真では分かりませんが、調湿される構造になっています。
倉庫の裏側のケヤキ並木、新緑が美しい。
倉庫の温度が上がらないよう、夏の日差しを遮るそうです。
紅葉の頃もまた美しいに違いない。


3.庄内平野の夕焼け

翌日は羽黒山に行くので、海際からまた山際に移動し、「眺望の湯 観音湯」で日帰り入浴しました。

その温泉宿は西側に開けていて、最上川と庄内平野が見渡せる高台にあり、またその日は晴れで夕焼けが期待されました。
そこで、その時間に戻って撮ったのが下の写真です。

切り絵っぽいですね。
田植え直後の水面が自ら発光しているかのようです。
左側の大きな川が最上川です。

このあと、近くの道の駅「 しょうない」で車中泊しました。


4.羽黒山

翌朝、羽黒山に向かって出発です。
この羽黒山は、1400年からの歴史があって、昔から信仰のお山として知られています。詳しくは出羽三山神社のhpをご覧ください。

三神合祭殿(さんじんごうさいでん)
茅葺屋根の質感が猫の毛並みのようです。
茅葺屋根の厚みが尋常でない。
羽黒山の麓、随神門(入口)近くの五重塔
600年前に再建されたそうですが、
バランスの良いきれいな塔です。
五重塔から山頂の三神合祭殿まで続く石段

この石段や手付かずの森、重厚な神殿が、古くからの信仰のお山という雰囲気を醸し出していました。

出羽三山のもう一つの月山への道は、この日(5月12日)はまだ除雪できてないとのことで、行くことができませんでした。


5.銀山温泉

この後は東に移動して、銀山温泉に行ってみました。
銀山温泉は、朝ドラ「おしん」のロケで有名になったそうですが、温泉街自体の雰囲気が良いのは間違いないです。

両側に続く木造三階建ては圧巻
画面左のガラス戸の旅館は古勢起屋別館
右側奥の旅館、能登屋旅館
左手前の旅館、古山閣

個性的な建物ばかりで、見ているだけでも楽しめます。

道端で見た見たイワヤツデ、初めて見ました。
中国、朝鮮半島からの帰化植物らしい


6.山寺(立石寺)

このあと南に下って、芭蕉の句で有名な山寺(立石寺)に向かいました。

hpにもあるとおり、このお寺は岩山の斜面を穿って造られていて、まさに山を登るという言葉がぴったりでした。

岩の浸食(雲形浸食)を利用したお堂(三重小塔)
雲形侵食と呼ばれる窪みが山寺のあちらこちらで見られます。
山寺を俯瞰
左の赤い建物が納経堂
右上の舞台のようなのが五大堂
五大堂から街並みや山寺の奥の院が眺められる
人気のいない山寺ではセミの声のみが聞こえたのでしょう。
観光客がいないときの静けさが想像できます。
線香花火のような咲き方をするシャク
山寺にお似合いのシャガの花

このあとは、月山方面に移動して、道の駅「 にしかわ」で車中泊しました。
翌日はいよいよ最終日、新潟港から敦賀行きフェリー(15:30出航)に乗船します。



ここまでご覧頂いて有難うございました。
この後の新潟までの様子は3月21日にアップしましたのでご覧ください。


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