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逆アングル

僕はブルースギタリストの個性的な右手の弾き方をよく観察しますが中でも代表的なものを紹介します。

それは逆アングルです。
黒人ギタリストに多く見られる弾き方ですが当の本人達はそれが伝統なので仕方がありません。
今相模原市のガソリンスタンドに併設されたドトールコーヒーで記事を書いていますが、写真を撮って見ていきましょう。
まずピック弾きの普通のフォーム↓

危険な言葉、普通。

逆アングルを見てみます↓

全く違う音色になります。

それではサムピックではどうなるでしょうか↓

普通アングル。

サムピックの逆アングル↓

弾きづらそうです。
ここはドトールです。

マジックスリムやエディテイラー等の右手はこのサムピック逆アングルと言えます。
とてもリラックスした感じで親指を振り下ろしますので、トツトツとしたシンプルなフレーズになります。
今っぽく誇張された極端なダイナミクスは抑えられ味わいが出て説得力が生まれます。
サムピックをつけずアップピッキングも噛ませるルーリーベルもリラックスした逆アングルです。

ちなみにバディガイはこんな感じに持ち、クネクネと手首を揺らしながら弾きます。非常に危険な香りの漂う構え方で大好きです。

バディアングル。

さらに余談ですがマジックサムは指弾きの逆アングルです。メジャーリーグのバッターの個性溢れるバッティングフォーム同様、自由で夢のようなかっこいい弾き方です。

"通常"
交差の仕方がマジックサムなので、
マジックサムアングルと呼びます。


以上になりますが、さらに細かく観察すると黒人特有の親指の反り方やその強さ、ダウンピッキングにもサウンドの鍵が隠されていると思います。
そんなことを考察したところで何なんだという話しでしたが、楽しいのでいつかまた気が向いたら書きたいと思います。