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病気よ、君とは長い付き合いになりそうだな

半年ほど前に双極性障害Ⅱ型と診断された。
(その前はしばらくうつ状態と言われていた)

「双極性障害」と検索すると
大体、寛解はあるが完治はしない。
長く付き合っていくものだというような説明がされている。

完治はしない、というワードをパッと見て
今このことに自分が向き合う自信はないと思い
双極性障害のことをまじめに調べたり本を読んだりすることを避けている。

完治はしない???
付き合っていくもの???

わたしそんなことに合意してないんだけど、一方的にある日病気がのこのことやってきて、それがずーっとこれから付き纏うんだよ♪みたいな感じで言われても、は???と思っていた。

もちろん身体的なものでも精神的なものでもなりたくて病気を患っている人はいないだろうし、みんな合意なんてないのは当然なのだが何だか無性にムカついてしまう。

だが、最近はそもそも病気がある日突然自分のもとにあったわけではなくずっと自分の考えや性格の一部だったのかもしれないな...と思うようになってきた。

ただ、これもじわじわと時間をかけて思えるようになったことで

もともとは、
双極性障害はひとつの性質です☆とか、
病気ではなく背が高いとか低いみたいに特徴にすぎない☆
みたいな文や考えを目にすると、はぁ??何綺麗事言ってんの?と思っていた。

ただ、先日父親と色々と話していたときに
身体的な障害を持った人に障害があるのではなく社会の側が障害を作っているにすぎないことと同じように、
精神疾患を患っている人は今の社会での働き方に順応できなかったかもしれないがそもそも社会が求めていることに問題があって、それに適応できないから病気や障害という概念が生まれるが
そもそもの障壁を作っているのは世間なのでは、という考えにふたりで話すうちにたどり着いてそれがとても腑に落ちた。

勿論病気や障害の程度によってはそんな生優しい考えではすまない場合もあるので全員にそれが当てはまるとは全く思わないが

2年以上前に初めてうつを患い、
元の自分に戻らなきゃという呪縛から
今の自分を受け入れようとする自分(言葉では受け入れようと言っていたが実際に受け入れるのにはかなり時間がかかった)
そしてやっと少しずつその自分と向き合えている自分が今はいる気がする。

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