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会議はなぜ45分がベストなのか?

NewsPicksさんの下記の記事で、ビデオ会議「ZOOM」について解説された記事を読みました。

記事には次のような記載があります。

ZOOMは無料会員でも、1対1(参加者2人)の会議であれば、24時間ミーティングを続けることができる。だが、参加者が3人以上になると、40分で強制退出(中略)この40分という時間は、「理想的な会議の長さは45分」というある研究結果からはじき出したと言われている。

なぜ、45分が理想的な会議の長さなのか?

気になったので調べてみました。

残念ながら、なぜ45分かは突き止められなかったのですが

・45分にしたことで、こんな効果があった

・45分にするための工夫(Appleや日産、その他業績がいい会社

について個人的に参考になったことだけ要約します。

・『超・時短術』の著者であり、働き方改革コンサルタントの越川慎司さんいわく、働き方改革を支援した528社の9割が会議時間の初期設定を60分にしていた

・会議時間の初期設定を45分にすることを提案したところ、平均して開始時間が6分遅れていたのが、時間通りに開始される確率が6倍になった

・(会議が45分で終わるように)事前に準備するようになった

・26社の調査で「多くの会議が時間通りに終わらない」と回答する社員が60%以上もいました。(中略)そんな場面に効果的なのは、100円ショップで売っているタイマーです。開催者は会議の開始時に「終了の10分前」にタイマーをセットして、時間になったら残り時間でアウトプット(目標達成)を確認しながら、次のアクションを決めます。この100円タイマーを11社で導入したところ、9社で「時間通りに会議が終わるようになった」と答えた社員が70%を超えました。

・業績が“上昇”の会社は「意思決定する会議」がもっとも高い。また、「意思決定」「問題解決」「アイデア出し」といった目的の会議で“下降”の会社を顕著に上回る。

• 一方、“下降”の会社は「情報を共有する会議」がもっとも高い。また、「会議等は全くない」では“上昇”の会社を顕著に上回る

・業績が“上昇”している会社は“下降”している会社にくらべて会議の形式も多彩

・業績の傾向別でみると、“上昇”の会社は「テレビ」「Web」「ランチミーティング/パワーランチ」「ブレックファストミーティング」で“下降”を10ポイント以上、上回る。

・業績が“上昇”の会社は他にも「立席」「カフェミーティング」「ディナーミーティング」などを実施している

・会議1回あたりの平均所要時間は68.2分。業績が“下降”している会社は、会議時間が目立って長く、1日あたりの回数も多い(会議1回あたりの
平均所要時間79.5分、1日あたりの平均会議参加回数2.0回)

・「会議の質が企業の業績を左右する」

・会議は45分以内にしましょう。これ以上になると、会議出席者の集中力を失う恐れがあります。

効率的な会議の進め方
・箇条書きで議題を用意する
・議題から話が反れないよう司会を指名しておく
・会議はスタンディングで行う

・Appleの会議はイノベーションの場

・会議の参加者には、議論を戦わせて全員で力を合わせてブレイクスルーを達成することが求められます。

・出来るだけ参加人数を小さくする

・Appleの会議は常に最小限の参加者で開催されます。スティーブ・ジョブズは、会議の参加人数が多くなると様々な意見が交錯し、議論が錯綜するため、よい結論が生まれないと考えていました。

・スティーブ・ジョブズは会議に必要のないメンバーは会議中にも容赦なく退席させていた

・会議に必要なメンバーとは、“関係者”ではなく“当事者”

・スティーブ・ジョブズは(中略)会議ではメンバーの出すアイディアに常に疑問を呈し、メンバーにその場で自分のアイディアの正しさをしっかりと主張することを求めました。

・「みんなが思考する代わりにプレゼンテーションツールを使うのが大嫌いなんだ。」スティーブ・ジョブス

・「みんな、プレゼン資料を作ることで課題に取り組んだ気になってしまうからね。僕は会議でたくさんのスライドを見せられるより、メンバー全員で課題にどっぷり浸かってあらゆる角度から徹底的に議論してほしいんだ。しっかり考え、意見を持っている人にはプレゼンテーションツールなんて必要ないんだよ。」スティーブ・ジョブス

・「V-up」と呼ばれる日産式の会議では、議事録を作りません。(会議に使った模造紙と付箋を写真にとって共有する)

・アイディアは付箋にまとめる

・アイディアは匿名化する(一般的に役職が低い方は思ったことを自由に発言しにくい、そんな忖度が防げる)

今回の情報ソースは末尾にあるサイトですが、様々な参考文献をもとにまとめているサイトも多く、非常に参考になりました。特に株式会社ジェイアール東海エージェンシー ビジネスパーソンの「社内会議」に関する調査AppleやGoogleは会議も違う! 超有名企業の効率化対策5選などが面白かったです。

今回、取り上げませんでしたが、書籍だと、『世界で一番やさしい会議の教科書』がオススメです。同僚のマネジャーに「会議を回すのが面白くなる本」だと教えてもらったのですが、本当に面白くなりました。

マネージャーだけでなく、入社したばかりの方でもすぐ実践できる内容です。本はストーリー形式になっているのですが主人公は入社したばかりの女性。会議のコンサルタントに方法を教えて頂きながら、会社で実践してみて、上司や先輩に認められていく、という内容です。

『世界で一番やさしい会議の教科書』

ご覧になって頂いた皆様の会議が生産的になったら嬉しいです。

最後までお読み頂き、有難うございました。

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<参考にしたサイト>

会議時間を“45分”に変えた3つの効果とは? 働き方改革コンサルが教える「理想の会議」

株式会社ジェイアール東海エージェンシー ビジネスパーソンの「社内会議」に関する調査

効率的な会議の進め方:会議時間を45分以内に収める

AppleやGoogleは会議も違う! 超有名企業の効率化対策5選

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