今回は、こちらの記事の後編の内容の紹介です。
否応なく変革が求められている状況ですから、この変革できるリーダーは組織にとっては必要不可欠な存在だと思います。
これまでにない人材不足。
これまでにない技術革新。
少なくとも今までにない働き方や現場業務の工夫や改善がなければこれからの難局は乗り越えられないと思います。
これ、介護現場の改善をする上で最も大切な事を指摘されているように思いました。
現場でのプロセス評価は本当に必要なんですけど、介護現場では結果・・・特にミスや事故というネガティブな結果でしか評価されていないと思いますので、こういう視点でしっかり現場を見て評価していく仕組みや、そういう視点で現場をみるリーダーが必要だと思いますし、そうするにもまずは会社全体がそういう仕組みにならなければならないので、こういう視点をもった経営者が増えていかないと変わらないんだろうなぁ、と思いました。
強いチームを作る前提がこうだとすると、介護現場の現状で考えるとかなり難しいように感じました。
業務と業務外の区別なくリーダーとメンバーのコミュニケーションを密にする・・・たしかに感情の問題は避けて通れませんが、その感情がまず壁になってそもそものコミュニケーションが難しかったりします。
理念や目標の不一致が大きな原因だとは思うのですが・・・。
これは現場リーダーというよりもっと上の層のリーダーの話でしょうね。
ただ、このくらいリーダーがコミュニケーションをとる事に対して努力をする、というのは必要と思いました。
結構ミーティングや面談を密にされている経営者やリーダーの方は多くて、そういう事が苦も無くできる人たちなんだろうなぁ・・・なんて思ってましたけど、これだけ優秀な経営者でも面談後はフラフラになる、それだけ大変な事を取り組まれているんだ、という事を知れて本当に良かったです。
とにかく伝え続ける努力が大事、というのは本当に同意です。
これも上に立つ立場になれば否応なく腹をくくらされる事ですよね。
これが言えるようになればようやくリーダー、という感じ。
こういう仕組みも大切ですし重要だと思いました。
まぁ、いまの介護の現場には合いそうにありませんけど。
リーダーは特に自己研鑽は求められます。
教育と人事異動のセット運用は、いろいろな可能性がある一方で、リーダーの成り手が更に限定される状況になりそうですね。
そのあたり、全国規模の大企業ならではの施策だなぁ、と思いました。
厳しい状況や課題を楽しめる、とういう気質もリーダーには必要と思います。
ファミチキのCMは大好きでした。
いま、SNSでこういう事がどんどん発信されて、企業イメージや介護の仕事のイメージアップにつながっていますよね。
中の人が本当に楽しんでいるSNSの発信は、本当に面白いし刺激にもなります。
このポイントはこれからどんどん加速していくのではないかと思います。
これだけ個人にフォーカスされつつある時代の中で、役職が人を育てる、というのはやはり古い考え方かのかもしれません。
僕も最近まではそう信じていましたが、記事でもあるように、その壁を乗り越えられる人は限られたりしていますので、本人の覚悟やタイミングが適切でなければ、役職につけても難しいと思いますし、役職が人を育てるという側面はあったとしても、そこに胡坐をかいて育成や指導を行わない現実を長く見てきた結果、育てる気がない状態で役職につけても誰も幸せになれないと感じています。
やはり、得意な部分や長所を伸ばして育てる事が大切な視点だなぁと思いました。
三方よしに合理性、これだけの経営者の方が参考になったという内容を知る事ができるだけで大いに勉強になります。
僕も一番刺激的だったのが、みんなが生き生き働ける環境をつくっただけ・・・という言葉です。
これ、介護業界に今必要な事だと思いました。