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草取りしながら思ふ。

今日は草刈りはありませんでしたが、先週から今週にかけて2日に1回は草刈りをしていました。

今週初めの草刈りで鎌による人力での草刈りについて体力の限界を感じ、自動草刈り機をポケットマネーで購入しました。

そんなわけで高く伸びた庭木の枝も落としてほしい等の依頼もあって、張り切って地下足袋やノコギリまで購入して万全の体制で準備を進めていましたが、なんと草刈りも枝落としもキャンセルになるという事態!

まぁ、いつか使う道具なので財産として置いておくのですが、ちょっと寂しい今日この頃です。

さてさて、草刈りをしながら思ったのが、地面の草や土の間にも沢山の生命が必死で生きている、という事です。

草を抜くと必ず何らかの虫が慌てて逃げだしていきます。

彼らにとっては自宅だった環境が、いきなり家も屋根も吹き飛ばされたような感じなんでしょうね、蟻やワラジムシ、げじげじ、クモ、ミミズ、見たことがない虫が逃げていく様を見ていると、なんだか申し訳ない気持ちになってしまいました。

ごめんね、みんなの家を壊してしまって・・・。

出来るだけ小さな命を壊さないように細心の注意を払って草を抜いていきました。

しかし、びっくりしたのがミミズの動きの速さです。

うどんみたいな大きさ・長さのミミズがすごい勢いで手元の草を抜いたあとから出てきて足元へ一瞬でうねうね移動してきた時は背筋が寒くなりました。

そうこうしているうちに、また少し考える事がありました。

草はこうして抜いたりしているけど、庭木や果物、野菜って実は生存競争に人間を利用して勝ち残っているんではないか?

こうして草むしりをするのも、そういう人間が手を加えている植物にとっても利益になるわけですので、もしかして人間って植物にコントロールされてるのか?

・・・なんて考えたりしました。

実際、みかんにしてもバナナにしても、なんとまぁ人間の食べやすいように出来ているのでしょう、と思えるくらい便利な果物ですよね。

人間に食べさせ、気に入ってもらい、大事に育ててもらう事で種を保存し、進化し、外敵から守ってもらいながら生存していく。

植物のしたたかな戦略で人間が生かされている、そんな風に思いました。

太古の昔、地球は二酸化炭素が多く酸素が少なく、当時生息していた生物にとって酸素は猛毒だったと聞きます。

それが植物が光合成をして酸素を作るようになってから現在地球で生きている生物が増えるようになったとか。

・・・植物に生かされているのが人間も含めた生物なのかな。

なんて思うと、じゃあなんで雑草はこうして人間に淘汰されてしまうのだ・・・という疑問も浮かんできてぐるぐるするわけですが、そういう事も想像するような事ってしばらくしてなかったな・・・と思うと、今はいろいろ忙しいですが、心に余裕はあるんだなぁ・・・なんて思ったり。

ただ、やはり炎天下での作業はかなり身体に応えたようで、疲労感がまったく取れない毎日です。

しっかり乗り切りたいですね。
寒暖差が大きいのと湿度が高いので体力が本当にヤバイです。

おかげで走る事ができてませんが、毎日12000歩だけはしっかり歩くようにしています。

みなさんも気候変動でいろいろ大変ですが、無理せず健康に過ごして頂きたいなと思いますし、たまには地面や空を見て物思いにふける事ができるくらいの余裕をもってもらえると良いんじゃないかな、と思ってこの記事を書きました。


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