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ペットの防災について

今回はペットの防災についてお話ししたいと思います

私は毎年横浜市の公園でペットの防災マナー教室を行っています
(次回は3月3日三ツ沢公園です)

岸根公園マナー教室にて

お正月にも地震がありましたので
改めて防災について書こうと思います

いざという時のために まずはハウストレーニング!

パネルを使ってざっと説明します
こちらは横浜市のものです
各自治体によって違いますのでお住まいの自治体でご確認ください

こちらもぜひご覧ください
https://www.city.yokohama.lg.jp/kurashi/sumai-kurashi/pet-dobutsu/aigo/saigai-taisaku/disaster.files/0012_20220930.pdf

在宅避難
同行避難
同伴避難
ご存知の方も多いと思いますが、これらの違いを改めて説明します

「在宅避難」は自宅で過ごすこと
「同行避難」は災害発生時にペットを同行し
避難場所 まで安全に避難することをいいます
ですが、一緒の場所へは行けません

「同伴避難」は飼い主とペットが一緒に同じ場所で避難生活を送ること
同じ施設内で避難生活が送れますが
必ずしも、同室とは限らないそうです

やはり、匂いや排泄、アレルギーや吠えの関係で
一緒に過ごす事は難しいと考えられます

では一緒に避難したペット達はどうやって過ごすのでしょうか?

この様に外に作られた簡易小屋にゲージをマンションの様に並べて
飼い主さんがここに行く形でお世話をするのだと思います
(大きな子やクレートが苦手な子はリードで係留と予想します)

今回の地震でもペットが避難所生活の癒しと
なったという話しも聞きますが、稀なお話しだと思います
実際にその飼い主さんも少し離れた場所にいたそうです

家に置いて人だけ避難してはいけないだけで
実は、同伴可能(一緒に過ごせる)という施設はとても限られています
各自治体が用意している避難所ではほぼ無いと
思っていただいてよいと思います

※一緒に過ごせるのは企業や一般の方の善意でご用意いただく
施設がほとんどだと思います

日頃からの備え

⚫︎ペットのいる場所へ家具が倒れてこないか見直しましょう
⚫︎迷子札をつけておきましょう
※マイクロチップも大切ですがマイクロチップは読み取る機械が必要なので
迷子札の方がすぐ役に立ちます!
⚫︎ハウストレーニングやしつけを行いましょう
⚫︎近くの避難所はどこか確認しておきましょう
⚫︎ご近所さん、お友達、親や親戚に
もしもの時お世話になれる様話をしておきましょう

「お互い助け合おうね!」その言葉だけで安心しますよね^^

実は避妊去勢手術も大事!
こちらは非常用持ち出し袋見本

次は持ち物です
持ち物はこんな感じです

過去の震災の話をお伝えすると
フードは用意していたが「食器を忘れた方」が多かったそうです
お水を飲んだりご飯を食べたり必要ですね!

精神的に食欲が落ちる子が多いみたいなので
匂いの強いもの(ウェットフード)も用意されると良いと思います
(水分も取れますしね!) 
お腹を壊す子も多いのでビオフェルミンなどのお薬も
用意されると良いかもしれません(人にもよし!)
※容量はかかりつけのお医者さんに聞いておくことをお勧めします

お水が必要になりますがK9のフードは
軽くて臭いも強く食い付きも良いです(4倍はすごいですよね!)

フードやお薬は常に多めに用意します
最近は無駄にしない為にも
ローリングストックと言うみたいですね!

今回もペットフードは届くのに時間がかかりました
最低でも5日は用意が必要と言われています

特定のメーカーしか食べられない!という子も多いと思います
(アレルギーの子は除く)
少し違うものも食べられるよう今からチャレンジしてみても
良いかもしれません

この他にも迷子になった時のために
ポスターや写真を用意すると良いそうです

今日、私用で区役所行ったらこんなカードがありました!
これだけ情報がまとめられると良いですね!

これは実際に聞いたお話しですが
迷子の子と再会する時に同じ犬種が何頭もいてうちの子はどこ?と
迷われた飼い主さんがいらっしゃったようです(特に純血種)
動揺しているので仕方がないと思いますが
間違えてしまっては大変!!!我が子の特徴を写真で確認できる様に
撮っておくことをおすすめしますもちろん、迷子札大事!!!

さてさて、ここまで色々お話ししてきましたが
ビビりさんはどうしましょう?」

私のブログを読んでくださっている方は
保護犬やビビり犬の飼い主さんが多いと思います

皆さんはどうなさいますか?

私の考えですが
やはり、『在宅避難または車で一緒に過ごす』でしょうか?
我が家は犬猫合計6匹!
全員連れて歩いて避難所へは行けません

我が家にもビビりさんがいますから歩いて行く事は
(怖がって歩かないくなる可能性大)難しいと考えます
ハウスも脱走する可能性大です
うーちゃんはクレートが苦手で(トレーニングは諦めずにしています)
たぶん、こじ開けて逃げます(泣)

なので3.11の震災経験後
引っ越し先を在宅避難が出来る物件優先で考えて選んできました
(3.11の時はペット可という事でボロボロのお家に住んでいたので。。。)

あと車中泊も視野に入れて
車に毛布とアルミシートを入れています

ダイソーで購入!

備蓄を用意するのはもちろんですが
震災が起きたら『私ならどうする?』という視点で備えておきましょう!

そして、もう一つ

『大切なのは情報です』

避難所生活だと人付き合いがあり情報が入ってくると思いますが
在宅避難や車中泊は情報が入ってきません 

『ここで同伴避難出来ますよ!』とか
『ペットフードここにありますよ!』とか
『預かってくれるシェルターがあります!』とか
テレビでは流れてこない情報があります
それはどこで知れば良いのでしょうか?

Instagram、X(旧Twitter)FacebookなどのSNSです

投稿しないから、と毛嫌いせず、もしもの時に使いこなせる様
インストールし、今からどういうものなのか
触っておくのも一つの準備だと思っています

困ったことがあれば投稿で
「教えてください」「助けてください」「拡散希望」と
アップすれば必ず誰かの目に止まって助けてくれます
人はとても優しいです
頼りましょう、助け合いましょう!

これが出来るのも普段から触っていないと「どこにどう書き込むのか」
わからないですよね^^
お友達に聞いてまずは触ってみましょう!

しつけやハウストレーニングは他の先生方も沢山アップされていますので
割愛させていただきましたが
もしもに備えてコツコツトレーニングしてください

ハウストレーニングデモンストレーションは
2024年3月3日(日)三ツ沢公園防災マナー教室で
行いますので興味のある方はぜひいらしてください!
(詳しい情報はお日にちが近くなりましたらInstagramでアップします)

今回のお話はInstagramライブでもお話しさせて頂きました

インスタライブアーカイブはこちら↓

https://www.instagram.com/reel/C2SNrlmvxzJ/

最後になりますが
令和6年能登半島地震により犠牲となられた方々に
心よりお悔み申し上げるとともに
被災された皆様ならびにそのご家族
関係者の皆様に対してお見舞い申し上げます 

被災されたみなさまの安全と被災地域の
一日も早い復興をお祈り申し上げます

Refcy with dog
山崎あこ


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