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血は争えないなと思った話


私の母はランニング中毒です。
以前はそんな母の性質が理解できなかったのですが、最近私もその気持ちが少し分かるようになってしまいました。



母は陸上部出身

学生時代は陸上部で、相当走り込んでいたようです。
母の実家に行くと今でも賞状が飾ってあったりするので、それを見ると当時の実力と相当走ったんだろということが想像できます。。

学生時代に「走る」という習慣が完全に身についてしまい、当たり前のことになったようで、走れない日が何日が続くと体調が悪くなるみたいです。
そのため、旅行なんかで遠出するときも大抵はランニングができるように備えて出かけます。

おそらく隙を見つけては走りまくっていると思います。
走っていることを悪いと思っているのか、走っていることはあまり周りに公表していません。
ちなみにマラソン大会で優勝したとしても公表しません。

なぜ公表しないかというと、田舎特有の「目立ってはダメ!」みたいな精神が強く根ざしているような気がします。
もしくは、ランニングをしている時間は「遊んでいる時間」ということで引け目を感じているのかもしれません。


私には走ることは向いていないと思っていた


母だけでなく、父も陸上部出身で長距離走者でした。
私が幼い頃は両親ともによく走っていた記憶があります。

そのせいなのか分かりませんが、走ることについてはやらなければならない使命のように感じていました。
この感覚について特別に思ったことはありませんでしたが、少数派かもしれませんね。

この使命感によって、何年かに一度マラソン大会に出ていました。
でも5キロや10キロの短距離です。

練習をしていても大会に出ても、うわべの爽快感は何となく得られるけど、ほとんどは苦しいばかりで終わっていました。
そのためいつも走ることはいつも習慣になりませんでした。

youtunbeで筋トレを始める


筋トレを始めたきっかけは、フォトウェディングの撮影のためでした。

旦那さんと結婚して、フォトウェディングの撮影をすることにしました。
一生に一度のことになるはずだから、少しはスッキリした状態で撮影ができたら良いなと思い、気軽にできるyoutubeの動画を観ながら筋トレを始めました。

「youtubeを観ながら家で筋トレをする」
HSP気質のある私には、人の目を気にしなくて良いこのスタイルがバッチリとハマったようで、フォトウェディングの撮影が終わった後も筋トレをする習慣がつきました。

体重にはあまり変化がありませんでしたが、見た目がスッキリしたのと、少しずつ筋トレの強度を上げていけることがなんとも気持ちよかったです。
筋肉がついたおかげで、以前より疲れにくくなったように思います。


この流れで、ランニングも少しトレーニングに取り入れて見たのですが、すぐに歩いてしまって何だか集中力が続きません。
もちろん、筋肉がついたおかげで以前より走りやすくなりました。

諏訪湖マラソンに出てみたいと思い始める


例の使命感により、住んでいる土地のマラソン大会には出なければ人生を損してしまうんじゃないかという考えから、諏訪湖マラソンに出ることを考え始めます。


でも、外を走っても集中力が続かずにすぐに歩いてしまうのでトレーニングになりません。
また、坂道ばかりの土地柄も初心者ランナーには少し辛いものがあります。

そこで私には強制的に走れるトレッドミル(ランニングマシン)が良いのではないかと思い、近所にある市営のトレーニングルームに通い始めました。
なんと1回100円で利用できます!

この選択が大正解でした。

走るのめっちゃ気持ち良い!!!


トレッドミルの強制力は素晴らしく私の需要にマッチしました。
回数を重ねるたびに爽快感が増していきます。

市営のトレーニングルームなので、1回にトレッドミルを利用できる時間は30分だけです。

諏訪湖マラソンはハーフマラソンです。
ハーフマラソンの女性の平均タイムは2時間21分19秒。
つまり時速10キロで走れるようになったら平均タイムかそれより早くゴールできます。
そのため、30分のトレッドミルの時間でまずは時速10キロで走れるようになろうと思いました。

春になって暖かくなったら外で走る練習を始めようと思ったので、それまでに時速10キロペースで走れるようになろうと思いました。

今は通い始めて1ヶ月くらいですが、もうすでに10キロの速度で走れるようになってしまいました!
やっぱり私にはサラブレットの血が流れていたのかもしれません。

そんな感じで順調なランニング生活を送っていますが、何よりのモチベーションは爽快感です。

筋トレもそこそこ爽快感がありましたが、トレッドミルの強制力と少しだけある人目のおかげで、苦しくなっても飽きてきても私を走らせてくれます。
強制力がある分、家で1人で筋トレをしているときよりも身体が変化するのが早い気がします。

そうして走っていると、15分を超えたあたりからすごい爽快感が押し寄せてきます。
冬は寒くて体も気持ちも縮こまりがちですが、そんな気持ちを一気に解放してくれます。
ネガティブな気持ちもスッと消え去ります。

母はこの爽快感を知っているから走り続けていることがわかりました。
やっと理解しました。

日常生活の中で大きな爽快感を味わえる時間はなかなか無いですよね。


お正月の帰省にはランニングシューズを持って帰ろうと思っている


お正月は旦那さんの実家がある大阪に帰省する予定です。
大阪は私の暮らす長野よりも暖かいしランニングできる公園もあるので、この機会を逃すのはもったいない気がしてきたので、荷物は増えるけどランニングシューズも持って大阪に帰ろうと思っています。


大阪でもあの爽快感を感じたいと思いました。
そう思ってから、母と同じことをしていることに気がつきました。

母の気持ちが今はよく理解できます。
血は争えませんね。


諏訪湖マラソンは毎年10月に開催されます。
まだしばらく時間があるので、このモチベーションがそれまで続きますように!





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