人生初の夏休みのない8月と隊員の休日

例年なら、5月くらいから計画を立てて8月は約2週間ほど休みをもらって旅行に出かけていたけれど、ざんねんながら今年はそんなことはなく8月を向かえた。

夏休みのない8月なんていうのは毎日が夏休みだった無職時代を除けば人生初のことで、ちょっと戸惑っている。日本って有給消化がすくないだなんだと言われていたけれど、祝日は他の国より多くてなんだかんだで、(少なくともぼくは)よく休んでいたように思う。

セントビンセントはここまで半年で、片手で数えるほどしか祝日はなかった。年間でも10日もないと思う。

教育系で学校に入っている隊員なら、6月中旬くらいから9月まで2カ月半ほど休みだったりするんだけれど、視覚障害者協会に入っているぼくは当然そんなものなくて、結構しんどい。いや、なんだかんだで土日も仕事のこと考えているから普通にしんどい。めちゃめちゃくちゃしんどい。最近の週末は仕事のこと考えるか寝るかしかできていない気がする。

やりたいことはいっぱいあるんだけれど、読書とかPythonとかRとか…。脳のCPUの大部分が仕事のことに割かれていて、頭使う系のことが満足にできていない。由々しき事態だ。

ぼく日本にいたときは、オンオフの切り替えなんてないタイプ、できないタイプだったし休日にも仕事の勉強ばかりだったからなんだかんだで仕事人間なんだろうなと思っていたけれど、そんなことはないみたい。少なくとも仕事人間じゃないから、無理やりでも急速は必要。心からっぽにするまとまった時間がぼくにも必要っぽい。

そう思いつめないために、リフレッシュのために、任国外旅行という制度ががあるわけだけど、ぼくは11月くらいまで取らない。ちょっとハリケーンを警戒し過ぎて8月に予定入れなかった。9月~10月がハリケーンは本命っぽい。失敗した。

そんなわけで、脳みそ使う系のやりたいことはあるけれど、精神状態上どうもやる気にならないからどうしたものか、そうだ他の隊員は、特に時間を持て余した教員系の人たちはいったい何をやっているんだとセントルシアにいたころに聞いたことがある。

セントルシアでパソコン隊員をしていた人は、去年の8月、甲子園の試合を全試合観たと答えた。なるほどなと思った。脳みそ使わないし、ながら観できる。(ああいうコンテンツは通常、日本国外からだとネット中継は観れないんだけれど、VPNを使えばそれが可能になるわけで…。つ〇ば大学の学術用途の無料で使えるのがあるので知らない人、興味ある人はググって。)

Aさんは、知らぬ間にYouTuber ウォッチャーになっていて、やたらと無駄に詳しくてびっくりした。(「ピースの角度は30度、どーも、ゆきりぬです」も知っていた)ぼくはYouTubeにそこまで興味ないから無理だ。

以前は、ビーチでシュノーケリングをよくしていたけれど、はっきり言って結構飽きてる。とくに大物が狙えるわけでもなく、レアものもいないこの海域では、毎度同じものを眺めるという代わり映えのしない水中風景が広がっているに過ぎず、サプライズも驚きもないのだ。

そんなわけで、ぼくは最近やたらとマンガを買っていて、月2万円くらいは注ぎ込んでいると思う。毎月カードの請求がそれくらいだから。

でもなんだろうな、おもしろいけど、そんなに刺激がない。期待値が高すぎたからなのかどうかはわからないけれど、思ってたほどじゃない。

この現状を打開できればと思って、先日帰国した隊員からウクレレを譲り受けたけど、まだぜんぜん触っていない。

こういうのって最初の24時間以内にファーストタッチを済ませないと、手遅れだと思うんだけど、それができてないんだからたぶんぼく触れることはないと思う。せっかく譲り受けたのに悲しい。ベッドのすぐ横にたてかけてあるのに触る気が起きない。触りたくないわけじゃないけれど、なにか暗示がかかっているように触れる気にならない。

余暇の優先順位というかやる気は、読書→語学→Python→筋トレ→Netflix→…略…→ウクレレってなってるから取り組むまでが遠い。

なにか楽しいことを探さないと、暇じゃないけど暇すぎて干からびて死んでしまいそうだ。

ほんとは何も考えずにゲームとかしたいんだけど、今の精神状態でゲームしてもその時は楽しくても終わった後に虚しくなりそうだからなあ。

自分の精神衛生のためにも早めに任国外旅行が必要だなぁ。


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