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目から入る情報処理力

私はADHDのグレーと診断され、心療内科に通っている
その心療内科で、WAIS-IVを受けることができた
もちろん、任意である
心理士につきっきりで観てもらえるので、本当に有難い執り行いである

結果、自分の得意なことがわかった
目から入る情報を処理すること
記憶をすること

相対して、耳から入る情報は全くと言っていいほど苦手である
さっき聞いたことを記憶すらもできないし、聞き間違えることが多い
言ってもダメ・指示してもダメ、という人がたまあにいたりするけど、自分もこの人類なのだなあと感じる

それはさておき今回は、この目から入る情報を処理する能力に長けていること、改めて身に染みるほど痛感したのでnoteにしてみる


指示は書き出しして欲しい!

仕事などの指示、紙に書き出すよりも口頭で伝えた方が効率がいいということは、私もよく分かっている
手短く正確に、相手に伝える手段のひとつだ

前職の事務でも処理をするために、仲間やお客さんから電話で受け答えすることが多かった
特に仲間からの伝達は、リストアップして欲しいほど2~3点とお願いが重なることが毎日あった
あまりにも指示が多すぎるので、電話よりリストアップで欲しいですと懇願することもあった

聞きながらを書き出すと、ひとつくらいは抜けることがあった

というこの話は、心理士さんに自分を見てもらうことより前にあった出来事だ

現職での指示書

今の仕事では、パートとして短時間で働いている
主な仕事は正社員のサポートをすることだ

正社員は紙で指示書をもらっている
その指示書を見て、業務をしていく
もちろん、サポートにつく私もその指示書を見ていい
見かたさえ分かってしまえば、サポートがぐんぐんと進み、正社員は指示書の通りになっているかチェックすることだけに専念できる

やることは同じだけど、正社員によってはやり方に個性があり、わずかに違いがあったりする
指示書を見てもらうタイプ、内容を口頭で伝えるタイプなど様々だ

内容を口頭で伝えてもらうタイプだと、どうしてもサポートの途中で「何がなんて言ってたっけ?」となってしまう
口頭で伝えられただけでは、次の動作に移るときに忘れてしまう
聞いたことを忘れ、分からなくなったことも聞いて、聞いて、聞いて、回路が絡まっていく
あはれなり、ワーキングメモリ・・・

指示書を見てもらうタイプだと、「アレがコレでああなったな」「こういう時はコレをしよう」と頭の中で考えがスッとまとまり、次の動作に移っても忘れることなくサポートができる
聞いた時と同じように忘れてしまっても、また指示書を見ればいい
分からないことだけを聞くので、混乱が少ない

耳で聞くと目で見る、ここまで差がつく自分に恐ろしささえ感じる

脳みその動きかたイメージ

聞いたときは、粘着の悪い付箋を何枚も使っているイメージだ
聞いたことを書いた付箋は、めちゃくちゃ粘着が悪く、貼ったとしてもすぐに剥がれてしまう
ぺらり、ぺらりと地面に落ちていくのだ

見たときは、スマホのスクリーンショット機能を活用しているイメージだ
一度頭から離れてもアルバムを開けば残っている

こんなイメージだ

ワーキングメモリが低いけど、記憶することが得意なのは何故か

ワーキングメモリとは

何か作業を行う際に必要な記憶であり、その記憶をもとに思考したり、展開することで次の作業が進んでいくというのが前提

りたりこ発達ナビ

この記憶をもとに思考したり展開することが苦手なのだと思う
同じ短期記憶の概念でも、一時的な単純暗記はワーキングメモリとは違うみたい

それに人の顔や名前・よく聞いている音楽の歌詞は目で見て覚えるので、あまり忘れることがない

名前は聞くことのほうが多いけど、顔を目でみてセットにして覚えている
こういう器用なことはできるんだな

自分でも不思議だなと思う

へんなの

とりあえず、聞いて理解できる人類はすごい
でも、目で見て覚えて忘れない私もすごい

人それぞれなんだ

あわせて読みたい?

WAIS-IVを受けたときのnoteまとめ
途中経過と結果発表の感想をnoteをまとめているんだ

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