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何もない=何もできない、わけではない

自分には何の能力も無くて、惨めで情けなくて悔しいと思うことが、昔の私にはよくありました。

誰かと自分を比べて落ち込んだり、悪いことが立て続けに起きたり、そうして落ち込むことが、現代社会ではとても多いと私は思います。

今の世の中はSNSが普及して便利になった一方で、誰かと自分を比較して落ち込むことが多い気がします。私の周りにも、そういう人がいます。

今日は、そんな人にどうしても言いたいことがあります。
何もないってことは、何もできないってことと、同じじゃないですよ。

今日はそんな「何もない≠何もできない」というお話をしたいと思います。



''何もない''という言葉に隠れる枕詞

そもそも、''何もない''とはどういう状態なのか。
というところから、考えていきたいと思います。

私は、この''何もない''には、枕詞が人それぞれあると思っています。

「能力が」何もない
「スキルが」
何もない
「才能が」
何もない

その他にも運動神経や容姿、お金などがあるでしょうか。

人によると思いますが、
要は''何もない''とは、何かしらの「特別なものがない」状態を指すことが多い気がします。





''何もない''。本当に、「なにも」ないですか?

では、自分には''何もない''と言う方。
本当に、「なにも」ないですか??



どういうことかというと、
確かに、あなたには何もないかもしれない。

でも、その「何もない」って、
持っているもの全てがゼロというわけではないですよね


かくいう私にも、何もありません。
特別な容姿とか、能力とか、頭脳とか、
スポーツができるわけではないし、お金を持っているわけでもありません。

でも、ゼロじゃないです。

✓普通に生きていける程度の容姿
✓中の下くらいの仕事の能力
✓筆算くらいはできる頭脳
✓ランニングを習慣化できる程度の運動能力
✓飢え死にしない程度の稼ぎ

くらいのもんです。

''何もない''わけではないですね。
これは、''少ししかない''という言葉の方が適切です。

上記に示した私の特徴すべてに当てはまらないとしても、
今Noteを閲覧できているあなたにも、当てはまる項目くらいはあるはず。




つまり、
何もないってことは、何もできないってことと、同じじゃないですよ。





何もないと言うことは自己防衛に繋がる


そんなの、表現の問題だろ!!
と思う方もいるかもしれません。
 

その通りです。
でも、その表現をしているのは自分自身です。


昔の私もそうでした。


では、なぜ自分のことを''何もない''と表現してしまうのか。


それは、





自分には何もないと言うことで、責任を持たなくてよくなるから。


ここで言う「責任」とは、

✓人間関係
✓夢や目標
✓自分の人生
                                                    etc.

などです。



自分には何もないと言えば、
何もできなかった自分を正当化できます。

自分や周囲の人間の人生に何か不具合が起きた時に、
いやいや、自分は何もないから仕方なかったんだよ、と言い訳できます。

少ししかないことを、何もないと表現することで、
自分は何もしなくていいと思い込むことができます。
 



自分には''何もない''と言う人は、
何もなければ責任を持たなくてもいいから、
自分をそう表現して自己防衛しているだけなんです。




ここで気が付いた方もいるかもしれませんが、
この''何もない''という言葉




誰もが真っ先に付ける枕詞は、「自分には」
です。

「自分には」何もない。



本当は、
誰も、あなたのことを何もない人間だなんて思っていません。
思い込もうとしているのはあなた自身です。




あるかないか、ではなく「できることを探す」


そんなこと言っても、私には本当に何もないんです、、、
と思う方もいるかもしれません。

そんな方には、いい考え方があります。



あるorなし

ではなく、

できることに着目しましょう。



先ほども述べましたが、私には何もありません。

ですが、



たとえば、人に優しくすることくらいは、私にもできます。



これって、何か特別な能力なんて、いらないですよね。
あなたにもきっと、できるはずです。




だって、あるかないかではなく、
できるかどうかですから。




そして、私の人生経験上、
あなたが羨む「特別なもの」を持っている人ほど
案外、人に優しくすることを怠る人間は多いものです。


あなたには特別なものはないかもしれませんが、
人に優しくするだけで、
特別なものを持っている人間と同じか、それ以上の価値があります。



そんなちっぽけなことでいいんです。

特別なことなんてしなくていいんです。

それができるだけで、あなたには価値があります。大丈夫です。




だから胸を張って、人に優しくしてみてください。
誰かと自分を比べて、日々のあれこれを、頑張りすぎなくてもいいんです。




もちろん、頑張っているなら、それはそれで素晴らしいことです。
特別なものを得ようと努力する姿は、何よりも尊いです。



だから、明日からは、誰かに優しくして、
そんな努力をしている自分を、自分で褒めてあげてください。



そうすれば、あなたの''何もない''という言葉には、いつか、


「できないことは」何もない。


という枕詞が付いているはずです。




以上、何もない=何もできない、わけではない。というお話でした。

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