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名興文庫の“売上の波”発言による寄付金額予測、また何故注目を集めたのかという発端の話



寄付についての始まりと疑義

 寄付が始まり、47日過ぎただろうか。
 いまだに波が続いているのだろう、寄付の手続きを終わらせたという話は入ってこない。 

 ここでは、まず寄付について名興文庫公式とも呼べる相談役が何を言っていたか。
 また、なぜ寄付の経過を注視されることになったかを書く。
 まずは発言から見ていこう。

 相手が先につついてきたとでも言うかのようだが、他の記事にも書いた通り先につついたのは名興文庫相談役の方である。

 ちなみに瘴気領域氏は、何故ここまで執着されたかはわからぬまま、きちんと振込証明をしている。

 何度でも書くが、いち個人が自分の資産を県へ寄付するのと、企業が自社の製品を介して出資を募り売上金を寄付へ回すのとは、性質が違うといって良いと私は考える。

 そして寄付の期限などに疑義を呈されたのは、名興文庫相談役が、他者の個人的な寄付に非常に粘着質にしつこく絡んだことが発端である。
 氏の言説を借りるならば、「名興文庫相談役 堅洲斗支夜氏が何を言おうが、いち個人の寄付は普通に振り込まれるものである。そもそも前回の寄付を普通に行い振り込み完了の画像も普通に上げた瘴気領域氏は、2回目も当然するであろうし、かなり筋の通った人物」である。

 確かにそうである。
 いち個人が被災地へと、今ある資産の中から精一杯送った善意をそうそう邪推するものではない
 全面的に同意したい。

 瘴気領域氏は直接氏や名興文庫代表に寄付について問い合わせたようだが、返答は確認されていない。

また、このようなリプにも無反応である。


 なお、代表の尼宮乙桜氏に文庫の活動として瘴気領域氏へ寄付の証明要求を行ったのかと問い合わせをしたが、反応はなかったようだ。

 寄付商品を購入してくれるかも知れない不特定多数からの質問や疑問に、何も答えないのは何故だろうか?
 答えたつもりかも知れないが、どうとでも中身を変更できる物言いを丸腰で信用しろというのは、いささか情報をどういった部分で信頼するか、といった視点がないように思えてならない。
 特にスタートアップで知財侵害を奥付変更と誤魔化すかのような物言いをしてしまっている以上、期限を区切ったり逆に通年寄付商品にするなどの明確な指針を明文化していない商品は、購入するには危うい。

出版事業者になったらしい

 書いている途中で、このようなポストを見つけた。
 どうやらいつの間にか事業者となっていたらしい。

 事業者とは、

「事業者」とは、個人事業者(事業を行う個人)と法人をいいます。

国税庁 https://www.nta.go.jp/taxes/shiraberu/taxanswer/shohi/6109.htm#:~:text=「事業者」とは、,と法人をいいます%E3%80%82&text=個人事業者の場合、例えば、小売業や卸売,事業者になります%E3%80%82

ということだ。
 名興文庫は会社のようなもの、と言ってもいいだろう。

批評売上の波及び売上額予想

 まずは、売れ行きについての発言をまとめる。

 このポストから、批評がだいたいこの辺りまでは売れていたことが推察できる。
 とある場所でも、

某掲示板 書き込みより

2月19日付で、いいねが8ほどあったことが確認されている。

 ちなみに「いいね」とはcodocのコンテンツを購入した人のみ推せるいいねボタンのことである。

名興文庫 公式HPより

 その「いいね」は既に数字が増えなくなって久しい。

 上記のように、購入した人のポストは確かに存在するので購入者が0であるということは無いだろう。
 しかし現在8で止まったままである以上、外野には売上の波が来ていると判断するには表への情報露出がない状態だ。
 だかもしかしたら、見えはしないが件数は増えているのかもしれない。

 それでは、どれくらい増えているだろうか?
 推測から計算してみようと思う。
 19日までにかかった日数と外部にわかる部数である8という数字、これを使えば最低限どれだけ売れたかの予測は立つだろう。

 1月26〜19日までの日数は、26日を含めると25日間である。
 その間に売れた8部という数字、その数字で日数を割ると、おおよそ3日に1部ほど売れたという計算になるだろうか。
 今は3月12日である、今日を含めると47日間。
 同じだけの波があったと仮定すると、おおよそ15部ほど。
 金額にして、22万5千円ほどである。

 codocはシステムを利用した際に手数料を15%程引かれ、一回の売上金引き出しに300円ほどかかるというので、225000×0.85-300=190950。
 19万とんで950円ほどが寄付できる計算になるだろう。

 「売上の波が収まれば寄付をする」とのことなので、クリーンな明細を楽しみに続報を待とうと考えている。

codocにおける締日と決済と売上の波の実際(4/14追記)

 新しい情報が出てきた。

 まず言いたいのが、事業体というならばとうに年度は切り替わった
 門外漢ゆえ詳しくはないが、大企業ならば情報をまとめる等で時間を要することもあるだろう。
 しかし、この物言いから我々が予想する売上の波というほど売れていない事が見てとれる。
 だのに年度で締めているはずの事柄がいまだにまとめられないとは、どういうことだろう。

 少ない部数、販売システムは他社の間借りである以上そこまで煩雑な事務処理が必要なものだろうか?
 個人的な予測で、codocというのはある種の楽天ラクマやメルカリのようなもの、と捉えている。
 codocが間に入り決済処理等を担い、例えばX上でたまに目にする個人間売買での商品や金銭の持ち逃げを、防いでいるのだろう。
 メルカリなどでは、購入の際の金銭は一旦メルカリが預かり、商品が届き品を検品し問題がなければ評価と同時に販売者へと金銭が支払われる仕組みだ。
 codocも決済と同時に購入テキストのURLなどへのアクセスが可能になるのではないかと考えている。

 このシステムでいうと、販売者と購入者間での決済は購入ボタンを押した際に選択した支払い方法で既に決定している。
 商品も、既に預けたページがあるとすれば購入者へと届かないという事態は起こり得ないだろう。
 codocが預かっている体にはなるが、売上金だとて販売者のものと確定した数字が購入決済と同時に表示されるはずである。
 そこに決済がどうの締日がどうのは介在しない。

 さて、ならばなぜ決済が締日が、と言っているのかと考えると名興が一応の出版社を標榜しているからだろうと思う。
 もしも事業体というならば、なるほど内部での処理はあるだろう。
 ひと月ごとに締めがあり、また取引先があればそれに付随した事務仕事は発生する。
 しかしである。
 批評は寄付商品として手数料以外は全て寄付をすると明記されている。
 金銭はcodocに支払われ済である。
 係る仕入れなども考えうる限り無い商品である。
 売上金を引き出し、赤十字へと送金する。
 その間に介在する締日とは、2ヶ月も3ヶ月も放って置かれるのが世の企業には当たり前なのだろうか?

 何はともあれ。
 そこまで細かな明細はなくとも…と考えていたが、それ以上にキッチリする気があるとのことだからして、大変喜ばしい事象なのは確かだ。
 この寄付商品について、いつを締日にし、経費を差し引きとも書いていない商品の一体何について名興文庫が決済をし、codocへ振込依頼をいつかけ、またその振込依頼によっていつ入金があり、その売上金から何の手数料を差し引き、赤十字へと振込完了したのか、といった明細を楽しみに待ちたいと考えている。

 因みに、codocは売上金の振込期限が90日だそうだ。
 売上金が消滅するわけではないが、依頼方法が変わるらしい。

 1月26日販売スタートの寄付商品であるからして、その期日は4月26日と考えるのが妥当だろう。
 入金にかかる日数が『最短で1営業日、最大で30営業日のお時間を頂戴します。』とのことだから、26日に振込依頼をかけて最短で27日、最長で5月26日あたりと言ったところか。
 赤十字への振込は1日あれば可能である。
 5月末には何らか終わっていることを、期待したい。

 なお、「売上の波が落ち着き次第寄付する」と言っていた以上、3月末に報告がなかったのだから2月末までまだ波は続いていたと考えるのが、一般的な感覚である。
 特に良質な人生を謳う出版社であるからして、そこの長が発した言葉は誇張や虚飾に塗れてなどいないだろうと考える。
 また、4月末に報告がなければ、3月末まで波が続いていたと考えてよいだろう。
 前項にて3日に1部、と書いた。
 ひと月で10部売れていると考えて15000円×10部×0.85=127500円。
 2ヶ月なら255000円、3ヶ月なら382500円である。
 いまだ厳しい生活に身を置く方々もいらっしゃる、続報で少しでも福祉が受けられたり、もしくは詐欺に引っ掛かってしまい返金をアテにできないない気の毒な方が出てこなければ幸いだ。


一般的には不名誉だろう、注目を集めはじめたコトの発端

 Xにて、とある書籍作家が筆をおりそうな時に瘴気領域氏等の発言に勇気づけられたとのポストが、流れていた。

 また、相談役はしばしば自分達が先にやられているという発言をしていたようだが、小説家になろうで小説を書いている人々に、一体何をやられたというのか。
 そこについて、発言しているポストを探してきたので以下に参照する。

 断定しているが、私の体感とはちょっと違う。
 これは個人の体験の域を出ないが、ライトノベルが一般小説と違い、漫画小説?だかアニメ小説?などと揶揄われ、時に一般小説より下に見られていたのが先ではないだろうか。
 漫画よりかはまだ小説の体裁であるとして、親などに購入をぎりぎり許容された例もあるのではと個人的には思っている。
 現に氏も下記エルデンリングに関するポストにおいて、ラノベ作家へ敬意を持たず毀損するかのような発言をしている。

 また今は漫画などと同じサブカルチャーとして、ラノベもその地位は確立しつつあるように感じるが、一般小説(一般文芸とも呼ぶだろうか)>ラノベだった時代はあるだろうと推察する。

 そもそも、web小説にはいまだに自由な気風はある。
 小説家になろうに限らずアルファポリス、ステキブンゲイ、ハーメルン等々、色々なプラットフォームが用意されている。
 その中で言うと、確かに「なろう系」に分類される小説の種類は貶されてきた歴史があるようだ。
 古典のライトノベル命名以前からの小説群と比較され、「なろう系」はいまだに蔑称として使う人も見受けられる。

 しかし、漫画やアニメ、時にサブカルの一般的な知識を基幹に、共通認識としてweb小説の書き手にとって書きやすく、原作として様々メディア展開しやすい様相に落とし込んだなろう系という発明は、様々な様式を貪欲に吸収し、今や蔑称としての単語とは毛色が少し変わってきている。

 いまだに蔑称ならば、シャングリラ・フロンティアが日曜の夕方5時にアニメ化という事もなかっただろう。

 そのなろう発の小説群を指してあれこれ言っているのは、個人ならば自由だが、その文庫の名を冠したSNSでは不適切とも言えるのではないだろうか。

 また、その発言の数々は未だにインターネットに残っているので、「自分は何も周りにしていない被害者」とはもう言えない状態だろうというのは私の感想である。

 その一例を、以下に置いておく。
どうにもこのような発言をちょくちょくしていたようで、まとめなども存在していた。

 自身わかっているのかわかっていないのか、ライトノベルを指して「酒(小説)と言ったらストゼロ(ラノベ)っていう貧乏くさい生き方」と言ってしまっている。

 なお、ライトノベルとは本来10代に向けて児童小説と一般小説との間をつなぐ小説として出発したものであり、その中でもパッケージングの形式をライトノベル命名者は意識して言葉を発明したそうだ。

 そのライトノベルは今や忙しい現代の大人達にも、その存在感を発している。

 ちなみにweb小説の成り立ちや遍歴といった情報は色々な方が書き残しているので、読みたい方は検索をかけてみると今とはまた表情の違うネットのことを知ることができるだろう。私も一つここにリンクを入れておくので参考になれば幸いだ。


論拠を論ありきの、根拠無しで固めてしまう危うさ

 名興文庫相談役は、過去こんな発言をしている。


 これについては明確にデマである。
 エルデンリングというゲームにおいても風評被害となるだろうからここに訂正し、正確な情報を引用及びリンクとして置いておく。

――マーティン氏の参加が決まってから、オープンなフィールドの採用を決めたのでしょうか?

宮崎いえ。そういうことではありません。マーティン氏の参加が決まる前から、ぼんやりとした構想はありました。彼の参加は、それを具体化して進めていく、強力な後押しになってくれた、というのが正しいですね。

――どのような経緯でマーティン氏が参加することになったのでしょうか。

宮崎まず、もともと私がマーティン氏の小説のファンだったんです。『ゲーム・オブ・スローンズ』の原作である『氷と炎の歌』はもちろんのこと、『フィーヴァードリーム(Fevre Dream)』や 『タフの方舟(Tuf Voyaging)』シリーズ、『ワイルドカード(Wild Cards)』シリーズなどですね。で、そのことを弊社取締役の中島(中島英一氏)が覚えていてくれて、ダメもとでマーティン氏にアプローチしてくれた

https://www.famitsu.com/news/202106/14223605.html

 インタビューによると、元々ディレクターの宮崎氏がマーティン氏のファンであり、それを覚えていた取締役の中島氏が気を利かせて声をかけ、コラボが実現したようである。
 日本人に書ける人間がいなかったからというのは、全くの筋違いである。

 信用や信頼といったことは、常日頃からの言葉やその情報があっているのか間違っているのか。
 またその間違いを何のために行なっているか、うっかり思い違ってしまったのかそれとも何か意図があってしているのか。
 その辺りで決まると個人的には考える。

 私はフロム・ソフトウェアという会社、及びゲームのことは知らなかったが、知らない私でも知ることができた。
 上記はそんな情報である。
 その会社及びゲームのファンである氏が、入手しにくかった情報でも何でもない。

 ラノベ作家を下げるために、自分の好きな作品を巻き込んでまで発言するのは、その作品にとっても不名誉ではないだろうか。

 ウェブ小説の雰囲気(ものすごい人数の集合であるので、個々人にどうにかできる雰囲気ではない。それは大人気となったベストセラー小説をベストセラーである時代に、社会的に抹殺し出版されなかった事にしようとするに等しい行為である)に対しての氏の発言でもある通り、どうにも「結論を先として事実を時に無視し組み立てた内容」で話してしまう傾向があるようだ。

 もちろん、個人がそれをするならば仕方がない面もある。
 しかし、氏は出版社という会社の相談役という役職を常日頃からその名に冠し、全てのことを発言しているし行っている。

 責任ある立場で、正誤の違う情報をばら撒いて良しとするには、既に状況が違っているのではないかと、私は考える。

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