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「1917 命をかけた伝令」 驚異のワンカットよりも驚愕の事実

「驚異のワンカット撮影」というキャッチコピーで、劇場でのCMが始まったときからずっと気になっておりました。

「ワンカットで撮ったんじゃおもしろくなるわけないじゃん」
「確か凄いけど普通にカット割りしたほうが良かったんじゃないの?」
そんな感想を持つに違いないと思って映画館に行きましたが、いやぁ凄かったです。信じられない映像の連続。
2時間短かったなぁ、あっという間でした。みなさん書いてますけど観るなら映画館がいいです、出来ればIMAX。


以下ネタバレあります

ワンカットでこれだけのシーンを撮っていて、スタッフが全く映り込んでないとかエキストラがまったく変なことやってないとか、相当なリハーサルをやったんだろうと推測出来るのですが、いやそれにしても凄すぎます。
 VFXだとは分かるんですけど、飛行機が突っ込んでくるシーンとか、川のシーンとか、滝のシーンとか、爆破のシーンとか、本当に意味が分からなく
て「こんなのワンカットで絶対に出来るはずがない!」と思っちゃいました。無理です。絶対に無理です。
役者だけだったら出来ると思います。むしろカット割られるよりも、ずっと役に入れてたほうが持久力という問題を除けば、やりやすいとさえ思います。
しかーし!撮影・録音はじめ諸々のスタッフワークは無理です。こんなの絶対に無理です。


家に帰ってどうやってるんだか調べましたら。
あっさりと撮影監督のインタビューが出てきまして
「撮影日数は62日ととても短いものだったよ」
って言ってます・・・ん?

「大体、全てを15から40テイクやったよ」
1テイクじゃないってどゆこと?40テイクって普通の映画よりもそうとう多く撮り直してるじゃん。

「もっとも長いテイクは9分ほど」
最も長くて9分?・・・短い!そんな程度の長まわしいくらでもあるよ

・・・って
ワンカットじゃないんかーい!



公式サイトにも書いてありました。
【全編を通してワンカットに見える映像】

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そりゃそうだ、あんなのワンカットで撮れるわきゃないです。純粋すぎました。汚れのない心過ぎました。こっちが悪かったです。

ということでVFX技術ってもの凄い事になっとるのですね、ということが再認識出来る映画でございました。
「ワンカットじゃないのに、本当にワンカットで撮ったかのように観えるー!」って目線で観ても充分に凄い映画です。
最後にもう一回だけ失礼します。

ワンカットじゃないんかーい!!!!!!



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