寒がり家族な我が家。

いちばん最初に目を覚ます私の日課は
朝、リビングのエアコンをつけて
父と母が起きるまでに
部屋中の空気をここちよく温めておくこと。

「さむい、さむい」と起きてきたふたりが
部屋に入ると「お、あったかい」と
言っているのが、
密かにちょっと嬉しいから。
そして妙に部屋から出たがらないのが、
ちょっと面白いから。

ただリモコンのボタンを押すだけなんだけれど、
私の大切な役目なのだ。

＊

小学生の頃、
母はよく私の手袋や靴下を
こたつの中に忍ばせて
あたためてくれていた。

出かける直前にそれを身につけると
じんわりとあったかくて
嬉しかった。

私はあたたかい手袋をつけた手を
ぎゅっとグーにして
あたたかさを少しでも逃すまいとしながら
学校へ向かった。

母からの

ちいさな「ぽかぽか」の贈り物。


温度って余計に
心に残る気がする。


雪遊びで手がかじかんだ日。
母は洗面器にお湯をためて
私の手をマッサージしてくれた。

お湯の中でじわあっと手がほぐれて
みるみる動くようになる。
湯から手を引きあげたあとも
指の先までほかほかした。

小さい頃の記憶でも
よく覚えている。

冬の寒さは
あったかい幸せとひとセットにして
まるごと楽しみたい。

寒さが気づかせてくれるあたたかさを
大切に。

今度、老舗のおまんじゅう屋さんの
肉まんを買って帰ろう。
母と父と一緒に
あったかい美味しさを
みんなでハフハフ、味わおう。

＊

お散歩中に拾った秋の葉っぱたちで
紅葉図鑑、作ってみました。

26歳OLのたのしい有給休暇です☺️

（noteに載せると写真の色合いがちょっと落ちちゃうのがかなしい！笑）