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「まだ」に抗いたい

タイトルに結論を書いてしまいました。
私がひねくれ者であまのじゃくだからこその感覚かもしれませんが、そう思っています。

宣伝として広告などに使われる、欲求を煽ったり企図を実現させたりするための「まだ」に対して、抵抗感があるんです。


最近見かけたのは、交通系ICカード「PASMO(パスモ)」の中吊り広告。
私は、上京してからずっとカード型のPASMOを使っていて、もう定期の期限などの文字が見えなくなっています。しかしそれでも特に不便に感じることも無く、一貫して使っている次第です。

最近、世界的な半導体不足の影響で、PASMOに限らずICカードの新規発行を中止している旨の案内をよく見かけます。
交通系だったら、駅にポスターが貼ってあったり、電光掲示板に文字が流れていたり。
だから切実な問題なんでしょう。

中吊り広告で見かけたものは、
「まだICカードをお使いの皆様」
のような文言でした。
(冒頭の「まだ」のインパクトが強かったのと、その一度しか見かけてないから後半の文章は正直なところ記憶が曖昧)


私はiPhoneユーザーなのでApple Payについて調べましたが、Androidも「モバイルPASMO」として対応しているようですね。
チャージや定期券の購入を、駅の券売機などを利用せずにどこでも出来るのは確かに便利。

そういったユーザー側のメリットだけじゃなく、提供する側も切り替えに応じてICカードを返却してもらえれば有り難い、なんていう思惑もあったりするのかな。

しかし便利だからと言ってApple Payにしてしまったら、Apple Watchを使うつもりが無い以上、外出時に必ずスマホを持たないといけない。
もともと手帳型スマホケースを使ってそこにPASMOを入れていましたが、デジタルデトックスを意識し始めた頃に「これだとスマホを持たないと電車乗れないや」と気付いて、PASMOをお財布に移動させた経緯もあります。

なので、メリットがあるとしても「スマホを持たずに外出する」という自由と引き換えに出来るほどかと問われたら、私にとってはノーです。
(書いてみて思ったけど「まだ」への反発は、今回だけはそういう背景も影響してそうですね)


宣伝として使われる「まだ」を見かけたら、言った側の目的や、その後に続けたい言葉を想像してみるのも面白いかも。

いずれにせよ「まだ」も、それ以外の言葉でも。
誘導のように使われる言い回しに対しては、安直に乗らずに立ち止まれる自分でありたいものです。

お読みいただき、ありがとうございました。
今日も良い日になりますように。


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